子どもが幼稚園に行きたくないと号泣!対処法や登園時の上手な別れ方
幼稚園に入園したばかりの4月には、朝ママと別れるときに泣いている子どもをよく見かけますよね。大抵の子は4月中に落ち着きますが、GWや夏休み明けにまた泣いてしまうこともあるようです。子どもが幼稚園に行きたくないと泣いて辛い思いをしているママへ、子どもが号泣する理由や対処法をご紹介します。
幼稚園に行きたくないと号泣する理由は?
ママと離れるのが寂しい
幼稚園の生活に慣れてきて先生やお友だちと一緒に楽しめるようになってきたら、自然とおさまることが多いようです。大抵の子どもは、慣れると寂しいどころか幼稚園が大好きになります。今度はお友だちと離れるのを嫌がるようになって、「家に帰るのが大変」なんてこともありますよ。
また、下の子が生まれると、幼稚園に行きたがらないこともあります。ママに甘えたくなって、離れたくないという気持ちが強くなっているのでしょう。
お友だちとトラブルがあった
お友だちとの単発のトラブルは、仲が悪いのではなく言葉が足りないためにケンカになるため、引きずらずにまた仲よく遊ぶことができます。
成長してグループができてくると、仲間に入れないトラブルが起きる可能性もあります。あまり気にせず「別のお友だちと遊ぼう」とあっさりしていればよいですが、そいういった出来事で傷ついてしまう子どももいるため、幼稚園に行くのが憂うつになることがあるようです。
幼稚園で苦手な時間や行事がある
例えば、遊びの時間に園庭でお友だちに声をかけられないのが辛いと感じたり、座ってお絵描きをしなければいけないのが好きでなかったりなど、その子の気質や性格の問題で幼稚園に行くのを嫌がるかもしれません。
また、幼稚園で苦手なイベントがあるときに、幼稚園に行きたがらなくなる子どももいます。運動会や学芸会、水が苦手な子はプールの日など、特定の予定の日を嫌がって泣くことがあるでしょう。ほかにも、突然行きたくないと言う理由には、「避難訓練が怖かった」「豆まきが怖かった」「昨日の給食が嫌だった」など、前の日に幼稚園で嫌なことがあった可能性がありますよ。
登園を嫌がって号泣する子どもへの対処法
早めに起きて子どもと触れ合う時間を取る
まず、幼稚園の持ちものなどの準備は、できる限り前日に済ませるようにしましょう。朝30分早く起きるだけでも、子どもと一緒にゆとりを持って過ごせそうですよね。
また、朝は家事だけでも忙しく、「早起きしても結局時間がない」ということもあるでしょう。専業主婦のママは家事を幼稚園に子どもを送った後にすると、時間やママの気持ちにも余裕が生まれます。
こうして作った朝の時間に一緒に絵本を読んだり遊んだりなど、親子で楽しい時間を過ごすことで、子どもを幼稚園に行く前の忙しい雰囲気から解放しましょう。
ゆっくり話を聞いて気持ちを受け止める
「大変だったね」「それは嫌だったよね」と共感すると子どもの気持ちが軽くなりますし、ママは子どもがどうして幼稚園に行くのが嫌なのかを知ることができます。次に、どうしたらよいのかを一緒に考えて結論を出し、子どもが前向きになれるようアドバイスしましょう。
幼稚園に行きたくない理由がママと離れたくないのであれば、「ママも本当は離れたくないけれど、少しの間だけ頑張ろうね」など、ママも同じ気持ちだと伝えるのもよいですね。「幼稚園が終わったらすぐに迎えに行くからね」と、子どもが頑張ろうと思える声かけが大切です。
どうしても嫌なときは無理せずにお休みする
しかし、腹痛や頭痛、発熱など、ストレスが体調に出ているときは休ませたほうがよいでしょう。1日休んで様子を見ると、改善されるかもしれません。あまりに頻繁に体調不良になるときは、病院で診察を受けましょう。
また、いじめの場合は、まず先生に相談することが重要です。先生と密に連絡を取りなかなか解決が難しい場合は、子どもの心が病んでしまう前にお休みする判断が必要です。最終手段としては、転園をするという考え方もありますよ。