職場や親への妊娠報告は緊張する!伝えるタイミングとポイント
妊娠は、職場や親など様々な方面に影響を与えます。そのため早めに伝えたいと思いつつ、いつ何をどう伝えればよいのか緊張や不安を感じて躊躇してしまう女性は少なくないようです。今回は、職場や親へ妊娠を報告するタイミングや、それぞれに伝えるときのポイントについてご紹介します。
いつ伝えたらよいかタイミングで悩む
つわりの状態で早めに報告する
妊娠、出産をすることは、少なからず周囲の人に影響を与えます。そのためとくに迷惑や心配をかけてしまったりする職場の人や親には、よいタイミングで伝えるよう気を配りましょう。
妊娠の報告をするタイミングは主に2パターンあります。一つが妊娠10週ごろです。妊娠10週ごろには胎児の心拍数が確認されて流産の危険性がぐっと下がるため、報告しやすくなるようです。
職場の上司に早めに報告をしておくと、つわりがひどくて仕事に行けないときでも休みやすくなります。また親に伝えておけば、つわり中の食事の支度やほかの家事をお願いしやすくなりますよ。
安定期に入ってから報告する女性も
妊娠5カ月ごろは安定期で「安定期に入るまで何があるかわからない」「何かあった場合、人に知られたくない」という心理が働く結果、この時期に報告することが多くなるようです。
あるアンケートで、職場への出産報告の経験を持つママたちに報告時期を聞いたところ、約60%のママが「安定期に入ってから」と答えました。やはり妊娠が安定してから、と考える女性は多いようです。
親や義両親が遠方で暮らしているケースでも、安定期になってから報告をする女性が多いです。「もしものことがあったときに心配をさせたくない」という、親を思う気持ちからこのタイミングを選ぶ傾向がみられます。
状況によって伝える時期は判断しよう
仕事をしている女性は以下の状況によっては早めに報告する必要があります。
・長時間運転や長時間の立ち仕事
・重いものを持つことが多い
・遅くまで残業や夜勤がある
・長期プロジェクトの責任者
・代わりがいない仕事を任されている
妊娠を報告しておけば体調の悪いときに休んだり早退したりしやすくなります。こうした会社のサポートを受けながら働き続けることは、あとに続く後輩の道しるべにもなりますよ。
一方、流産の報告をして親や義両親にがっかりされた経験のある女性は、次の妊娠は伝えづらくなるものです。体調が悪くなければ安定期に入ってからでもよいかもしれませんね。
職場へ妊娠報告するときのポイント
直属の上司に何を伝えるかリスト化する
伝えるときは「会社に迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちで臨みます。伝えるポイントは、以下のとおりです。
・現在の妊娠週数や体調
・出産予定時期
・検診予定などにともなう欠勤希望
・仕事上心配なこと
・出産後の仕事復帰の意思
これらに加えて産休育休や引継ぎの仕方など、気になることをリスト化してしっかりと相談しましょう。
リスト化は手書きがおすすめです。実は「手で書く」ことは脳を活性化させ、思考を整理しやすくなるのだそうです。上司に伝えることをまず箇条書きにして整理していきましょう。
職場に先輩ママがいたら相談してみる
職場の先輩ママが頼りになるのは社風をわかっているからです。妊婦や産休明けのママに対する対応は会社によって違います。
そのため同じ会社で妊娠、出産の経験がある先輩ママの実体験は、何よりも参考になります。先輩ママへ相談できることは妊娠中の過ごし方だけでなく、保育園探しや職場復帰後の過ごし方など多岐にわたりますよ。
またアドバイスだけでなく体調が悪いときにフォローしてもらえたり「お下がりがいる?」などとありがたい申し出を受けたりできるかもしれません。日ごろお世話になっている先輩ママには早めに報告するようにしましょう。
職場で赤ちゃんの話をするときは慎重に
しかし、世の中には妊娠を希望しているのになかなか授からない女性もいます。不妊治療をしていれば精神的苦痛だけでなく、様々な治療やケアなどの肉体的な苦痛も受けているかもしれません。
そうした女性にとって、妊娠した女性の幸せそうな姿は見ていて辛いものです。「妊娠しました!」と前のめりな報告をすることで、傷つく人もいることを忘れないよう心がけてください。
妊娠できた喜びはプライベートな環境でしっかりと味わいましょう。職場では一社会人として常識ある態度を心がけ、冷静に普段と同じ態度で過ごすことが大切です。
親へ妊娠報告するときのポイント
夫と相談して緊張を和らげよう
ただ、親や義両親への報告は、職場への妊娠報告と違って1人ではありませんね。生まれてくる赤ちゃんのパパである夫が、心強い味方になってくれますよ。
両親、義両親への報告のタイミングは、夫と相談して決めましょう。とくに義両親に対しては夫の方が性格をわかっているため、よりよいタイミングを見極められます。
報告の仕方も、直接か電話で話すのかなど、しっかりと話し合うことで緊張を和らげることができます。夫の方も頼られることで「2人の子ども」という意識が強くなるかもしれませんね。