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幼児期の人間関係作りは大切?子どもの心の育ちと友だちとの関わり方

幼児期の人間関係作りは大切?子どもの心の育ちと友だちとの関わり方

同世代の友だちとのケンカでの育ち

幼児期にする同世代のお友だちとケンカは、将来の人間形成にも影響することです。些細なことからケンカが始まり、言われたくない言葉を言われたり、いじわるされたり、泣かされたり、嫌な気持ちになることでしょう。

3、4歳くらいまでは自分たちで解決することが難しいかもしれませんが、間に先生やママたちが入って、今の自分の気持ちを整理することで、「こうされたら嫌な気持ちになるんだな」と知ることができます。そして徐々に相手に嫌なことをしたり言ったりしないように成長していきます。

5歳くらいになれば、自分たちの力でお互いの気持ちを伝え合い、謝って仲直りするところまで解決できるようになるでしょう。できればお友だちと仲良くしてほしいですが、ケンカから学ぶことも多いのです。

トラブルになったときの親の関わり方とは?

多くのママが、子ども同士のケンカでトラブルになったときの親の関わり方に、悩みを持っているのではないかと思います。子どもの年齢にもよりますが、基本的にはケガをするような事態にならない限り、見守る姿勢でいたいですね。

しかし、ママによってケンカを止めに入るタイミングはまちまちです。ママ同士のトラブルにまで発展しないように、状況次第で臨機応変に対応したほうがよいでしょう。

ケンカの仲裁をした際は、頭ごなしに怒るのではなく、まずはなぜケンカになったのか子どもの言い分を聞きましょう。何かしら子どもなりの理由があるはずです。無理やり「ごめんねって言いなさい!」と叱ってしまうと、「悪くないのに」「ママにわかってもらえない」と思わせてしまうかもしれません。

人間関係の育ちがわかるエピソード3選

ままごとなどのごっこ遊び編

幼児期の子どもは「ごっこ遊び」が大好きですね。何気なく遊んでいるようで、実は記憶力や想像力、表現力などを必要とする遊びです。

【幼稚園でお店屋さんごっこを体験したAちゃんのエピソード】
幼稚園イベントで、年中さんのAちゃんは、お友だち3人と「お魚屋さん」を担当することになりました。普段のAちゃんは、想像力豊かで、自分の世界に入り込んでごっこ遊びを楽しむタイプ。ときどきお友だちがついていけなくなることがあったそうです。

でも、お店屋さんごっこの準備では、持ち前の想像力で率先してアイディアを出し、お友だちと協力してたくさんの種類のお魚を作りました。1人でするのとは違って、仲間と力を合わせながらごっこ遊びを楽しめたようで、ママは成長を感じたそうです。

おもちゃの取り合い編

子ども同士のケンカの理由第1位は「おもちゃの取り合い」でしょう。

【児童館でお友だちとおもちゃの取り合いになったBくんのエピソード】
2歳のBくんはイヤイヤ期の真っ最中。欲しいものは力ずくで手に入れるわがままぶりに、ママは手を焼いていたといいます。ある日、児童館でほかの子が遊んでいたおもちゃを無理やり取ろうとしたBくん。相手の男の子も譲らず、取り合いのケンカが始まりました。

たたかれて泣き出したBくんに、ママが「Bくんが無理やり取ろうとしたからお友だちは怒ったんだね。貸して、言ってみたら?」と優しく伝えると、そっとお友だちに近づいて「貸して!」と言って貸してもらえました。それからBくんは欲しいものがあるときは「貸して」と言えるようになったそうです。

女の子だからこそ?のいざこざ編

4、5歳の女の子は、「嫉妬」や「認められたい」という感情からお友だち同士でトラブルになることもあります。

【習い事が一緒のお友だちと険悪になったCちゃんのエピソード】
スイミングの進級テストの日、お友だちは合格しましたが、Cちゃんは不合格でした。落ち込むCちゃんの前で、お友だちは大喜びし、とうとうCちゃんは泣き出して、お友だちと口を利かなくなりました。

無視される理由がわからないお友だちと険悪な雰囲気になり、見かねたママたちがお互いの気持ちを説明すると、Cちゃんはお友だちに「進級おめでとう」と言い、お友だちはCちゃんに謝りました。Cちゃんは、自分が悔しい気持ちでも、相手の合格を祝福することができて、ママは嬉しくなったそうです。

まとめ

幼児期はまだまだ自分の感情を相手に伝えることがうまくできない時期です。そういった意味では、「ケンカ」などのトラブルは、成長の過程として避けて通れない道だといえそうです。

兄弟やお友だちとは仲よく過ごしてほしいと思う親心もありますが、幼児期のケンカは人格形成に必要不可欠な要素。長い目で見守っていくことが必要になりそうですね。

子どもの教育という観点から、ママとパパ、ママ同士の意見の相違もあるでしょう。大人同士の人間関係でトラブルが起きないようにも注意していきたいですね。
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