子どもがお片付けできないのはなぜ?工夫して片付けをマスターしよう
子どもは遊んだおもちゃをそのままにしたり、脱いだ洋服を床に散らかしたりしがちですよね。「お片付けしないのはどうして?」「お片付けができる子になるには?」などと疑問に思うママは多いと思います。子どもがお片付けできない原因や、お片付けがすすむ工夫などを紹介します!
子どもがおもちゃの片付けができない理由
おもちゃを片付ける意識がない
「使い終わったら片付ける」習慣を大人は身につけていますね。子どもは片付けをしなければいけないという気持ちを持っていないことも考えられます。
なぜ部屋が散らかるといけないのか、なぜ部屋を片付けなければいけないのかという、片付ける理由や目的がわかっていないのでしょう。
おもちゃが落ちていると、踏んで足をケガをしてしまったり、おもちゃが壊れたりしてしまいます。反対に、きれいな部屋は気持ちがいいと感じますね。
このように、片付ける目的をわかりやすく伝えてみるとよいでしょう。
片付ける場所がわからない
赤ちゃんのころは置き場所を決めて片付けていても、そのうちにものがあふれて置き場所がなくなる場合があります。おもちゃや洋服が増えると、片付けるスペースが足りなくなってきますよね。
そのため子どもが片付けようとしてもスペースがなく、どこに置けばよいかわからないこともあるでしょう。場所がなければ片付けができないですよね。
どこに何を片付けるのかを確認し場所を確保しましょう。どの場所になにを置くかを子どもと相談して、一つ一つに指定席を決めるとわかりやすいですね。
ママがキレイ好きor片付けが苦手
ママがキレイ好きなら、子どももキレイ好きになるのでは?と思ってしまいますね。しかし、キレイ好きなママの子どもは、片付けが苦手な場合もあるのです。
キレイ好きなママはおもちゃが床に広がっていると我慢ができないことが多いでしょう。子どもが片付けをするより早く、ママが片付けをしてしまうことがあります。
すると、子どもは片付ける必要がなくなってしまうのです。
反対に片付けが苦手なママもいますね。ママ自身が自分の持ちものを整理できない人も多いでしょう。
子どもは親を見て育つので、片付けが苦手なママの子どもは、片付けが苦手になってしまうのです。
子どもが片付けをしやすいように工夫しよう
はじめはママと一緒にお片付けをする
子どもはよいお手本があれば、それを真似しようとするものです。ママも参加して一緒に片付けをやってみると、子どもが喜ぶと思いますよ。
「積み木は、このかごに入れようね」などと片付けをリードし、優しく声をかけてみてください。大好きなママが一緒に片付けをすると、片付けに対して楽しい印象を持つことでしょう。
おもちゃを片付ける場所を決めたら、毎回同じところに片付けるようにします。子どもが順序や場所を自然に覚えて、一人で片付けができるようになると思います。
収納場所は子どもにわかりやすく表示する
片付けをしようとする意志はあっても元の場所へ戻さず、置きやすい場所ばかりにとりあえず置いてしまう場合もあるでしょう。気づけば、棚がぐちゃぐちゃになっています。
置き場所を変えないために、置くものを表示したラベルを貼っておくとよいですよ。画用紙やテープにわかりやすく、字や絵を描いておきましょう。
ラベルは子どもと一緒に作ると楽しいですよ。ミニカーを置くスペースには、車の絵を貼っておいてもよいですね。
まだ字が読めない子どもでも、絵を見て片付けができるので便利です。
「片付けなさい」の声かけにもひと工夫を
「片付けなさい」と声をかけても、「後でする!」といわれることもあるでしょう。遊びやテレビに夢中で返事さえもしてくれなかったらイライラしてしまうものです。
そんなときは片付けも遊び感覚でできるような、声かけをしてみてはいかがでしょうか?「何秒で片付けができるかな?」といってみるのも一つの方法です。
片付けが終わったらキレイになった場所を見ながら、「じょうずにできたね!」「ありがとう!」などの声をかけてください。片付けをすると気持ちいいことが伝わるでしょう。
褒められると「またがんばろう」という気持ちになるはずです。
おもちゃが多いときは断捨離をしよう
子どものおもちゃを断捨離するときのコツ
家の中におもちゃがあふれてしまったら、どうすればよいのでしょうか?
子どものおもちゃが収納場所に収まりきらなくなったときを、よい機会と考えて断捨離をする!というママも多いものです。「おもちゃはこのスペースに置けるだけ」と決めておくのも一つの方法ですね。
毎年のお誕生日ごと、または幼稚園や小学校へ通い始める時期に整理するママもいますよ。あまり遊んでいないおもちゃを、これから先も使うかどうかを決めるよいタイミングになりそうですね。