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幼児期の学習は将来への基礎。自ら学習する子どもに育てる方法

幼児期の学習は将来への基礎。自ら学習する子どもに育てる方法

小さい頃には文字や数字の覚えが早かったけれど、大きくなったらあまり伸びなかったという話を聞くことがありますよね。子どもが将来に伸びるように育てるにはどうしたらいいのでしょうか?そのために大切なこと、また幼児期の段階ではわかりにくい学習障害についてや子どもへの対処法についてご紹介します。

幼児期の学習で大切なことを知っておこう

ママパパの愛情の安心感が学習の基本

一般的に、脳の神経細胞をつなぐ「シナプス」が多い方が記憶力、理解力などが高いとされます。そして「シナプス」を増やすには、話しかけたり一緒に遊んだり絵本を読み聞かせたりするなど、外部からの刺激が必要ですが、特にその子が興味を持ったものを思いきりさせることが有効です。

たとえば子どもが電車好きなら、一緒に電車を見に行ったり図鑑を見たりするのもよいですね。このように、ママやパパが興味に寄り添い応援してくれる姿勢は子どもの安心感になり、安心できる基地があると学ぼうとする意欲が生まれるのです。

また、忙しい中でも子どもを思いやった生活習慣を続けることも愛情の一つです。生活リズムが整わない子どもは、心身の健康面が心配されるだけでなく意欲も低下しがちなのです。

子どもを褒めて好奇心や意欲を高める

幼児教育において大切な要素は意欲を育てることで、それには努力を褒めることが大切です。ある実験では、テストの成果を褒めた子は、2回目のテストでは失敗を恐れて簡単な問題しか選択せず、努力を褒めた子は、努力することに喜びを感じ次は難しい問題に取り組んだという結果もあります。

たとえば、今まではできなかったおもちゃの片付けができたときは「片付けを頑張って偉かったね!」などと褒められますね。たとえきれいに片付いていなくても最初は目をつぶりましょう。

そして、だんだんときれいに片付けることにチャレンジするというように少しずつステップアップすると、子どもは「自分はできる」という気持ちを失わず意欲を高め、なにごとにも前向きな好奇心を持って臨めるようになるでしょう。

幼児期の運動のできた感が学習につながる

幼児期は、自由な外遊びが大好きな子が多いですよね。その楽しい遊びの中で「けんけんぱができた」「うんていで最後まで渡れた」などと、できることが増えると自己肯定感につながります。

それは楽器や絵などでも同じですが、幼児期には特に体を動かして得られた達成感が自信につながりやすいといわれます。そして自信がその後の学習意欲に結びつくのです。

また子どもがたくさん体を動かす遊びをすると性格や心によい影響を与え、それが人間関係にも積極的になれる素地となります。学校でよい人間関係ができれば学習にも集中して取り組みやすいですよね。

縄跳びで数をかぞえ、シーソーで天秤の理屈を自然と意識するなど、学校の勉強を幼いときに体感することで身近に感じることもあります。

生活習慣を見直して学習意欲を高めよう

朝起きたらおはようのあいさつから

子どもが自ら学習できるようになるには、自分のことを自分でできるように幼い頃から練習することが大切です。たとえば朝起きたら挨拶することはけじめにつながります。

また朝にだらだらすることなく、顔を洗い、着替えるといった一連の流れが習慣になるまで練習しましょう。仕上げはするとしても、だんだんとママの手を借りなくてもできるように練習することは、学習の第一歩です。

生活習慣が身に着くと、のちに自分の身の回りを整頓し環境を整えることにつながります。小学校にあがっても時間割が自分で揃えられず宿題のプリントの管理ができないと、自分で学習ができませんよね。

子どもが自分でやるように促すのは最初は手間がかかるかもしれませんが、小さい頃から少しずつやってみましょう。

幼児期の遊びや運動で学習の基礎力を作る

幼児期に体を使って遊ぶことは、学習の基礎になる以下のような力を身に着けることにつながります。

・認知能力
認知能力とは、知能が高く頭がよいということですが、運動する遊びは脳の多くの領域を使い、素早い動きや判断力、予測力を使うことで脳の運動制御機能や知的機能の発達を促します。

・創造力
遊びを自分たちで作りだしたり、既存の遊びを変化させたりする工夫は創造性を育みます。

・社会性
仲間のルールを守り、ときには忍耐しコミュニケーションを取ることで社会性がつきます。

学校での学習には、先生の話を聞くなどのルールを守り、我慢することや工夫する応用力も必要ですよね。さらに体を使った成功体験により意欲が育てば、積極的に学習に取り組む基礎ができるのです。

幼児期に学習プリントを習慣づけする工夫

小学校になっていきなり勉強が始まると戸惑う子どももいますので、幼児期から学習プリントなどで机に向かう習慣をつけましょう。とはいえ無理すると習慣をつけるつもりが勉強嫌いになることもあるので、以下に無理のない習慣づけの工夫をご紹介します。

・子どもが好きなプリントを一緒に選ぶ
・枚数は子どもと相談する
・少し物足りない量で毎日続ける
・ポイント制にしてご褒美をもらえるなど励みになるものを作る
・できるだけ決まった時間にやる

最初は簡単なものを1ページでよいので毎日続けましょう。ご褒美につられて渋々やっていた子も無理なく続けるうちに、ちょっと難しくても頑張って制覇する喜びを知り、面白くなってくることもあります。

それには努力を褒めることも必要ですね。

学習障害についての基礎知識を持とう

学習障害の特徴は幼児期は見分けにくい

学習障害とは知的な遅れがなく、読む書く計算するなどの一つか複数の能力に困難が生じる発達障害です。以下におもな三つの学習障害をあげます。

・読字障害 似た文字を判別できない。スムーズに読めない。聞くことは理解しやすいことが多い
・書字表出障害 誤字脱字や書き順間違いが多い。文字の大きさがバラバラ。鏡文字などを書く。
・算数障害 簡単な数字や記号、数字の大小が理解できない。

幼児期には鏡文字や書き順間違いがあるものなので、この時期に学習障害を見分けるのは難しいです。ただ学習障害はADHDや自閉症をともなうことが多く、それらを合併した学習障害の可能性としては、文字の読み書きが遅い、手先が不器用、体の使い方がぎこちないなどの特徴があるといわれます。

まずは専門医に相談して早めの対処を

幼児期では判別しにくいとはいえ、わが子が学習障害ではないかと疑問を抱いたら、自分たちだけで悩まずに専門家に相談しましょう。それにはまず地域の保健センターや子育て支援センターに相談した上で専門医に受診するのがよいです。

発達専門の病院は数カ月待ちということも多く、保健センターなど経由での受診を推奨されることがあるからです。それに保健センターでは地域の適切な専門医や病院を教えてくれますし、診断前でも普段の子どもの困りごとや接し方などの相談に乗ってくれます。

心配のある子や育てにくい子どものパパママは悩んでしまうことがあります。保健センターなどの相談機関に早いうちから繋がっていた方が、たとえその後に障害ではないとわかってもなにかと安心です。

学習障害の子どもへの接し方で大切なこと

学習障害の子は読み書きや計算は苦手かもしれませんが、得意なこともあるはずです。その子が楽しくできるものを伸ばすことを考えましょう。そこから学習意欲がわくことがあります。

またほかの子と比較して叱ってしまうことがあるかもしれませんが、たとえ小さなことでもその子が努力して成長したことを褒めましょう。障害があると、パパママは心配して手を貸し過ぎてしまいがちですが、子どもの意思を尊重し、成長に合わせ責任を与えることも必要です。

将来学習するときは苦手克服の努力ばかりではなく適切にICT(情報通信技術)を活用しましょう。たとえば、読み書きが苦手な子は、PCを使って教科書を読み上げたり文字入力したりすることで、勉強への苦手意識をやわらげることができます。

まとめ

たくさんの外遊びをしたりよい生活習慣をつけたりするのは、日々ママパパが子どもを思いやって努力していることですよね。さらにその取り組みが、将来的な子どもの学習姿勢を形成する基礎になることを意識しながら関わると、より効果的かもしれません。

また、プリント学習は毎日決めた時間にやること以外は、無理せずゆっくりと習慣化することがよさそうです。そしてどんな子でも苦手分野があれば得意分野もあるので、ほかと比較せず子どもの努力を褒めて得意分野を伸ばしていけたらよいですね。

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