幼児英検にチャレンジしよう!英語の習熟度をはかって前向きな学習を
小学校で英語教育が取り入れられるなど、英語教育の早期化や低年齢化が進んでいますね。英語の習熟度をはかる英検受験者も低年齢化していることはご存知でしょうか。幼児が受験できる英検にはどのようなものがあるのか、幼児期に英検を受験するメリットや注意点についてご紹介します。
幼児期に英検を受験するメリットと注意点
言語習得の黄金期に英語の基礎を学べる
意味が分からなくても、耳にした音をそのまま言葉として獲得するなど、幼児期の子どもは言葉をスムーズに覚えられます。言語習得の黄金期といえますね。
子どもの身の周りで、パパやママが普段話す日本語以外に「英語」に触れる機会があれば、身構えることなく英語もスムーズに覚えられます。聞く力や話す力といった英語の基礎をストレスなく学べる時期といえますね。ただ、幼児期は日本語の読み書きが難しいように、英語の読み書きについても難しい部分がありますよ。
できたという自信がやる気アップにつながる
さらに「できた」という経験を重ねることで、子どもは自信をつけていきます。「できた」ことを喜び、次の「できた」へのやる気のアップにつながっていきます。
幼児期では英検の合否判定ではなく、どのくらいできるかという「達成度」をはかる機会と考えるとよいですよ。「できた」を褒めることで、できることをどんどん増やしたいという気持ちが芽生え、さらに「英語学習を頑張ろう」というやる気アップにつながるとよいですね。
じっとしているのが苦手なら負担になるかも
もともと座って作業をすることが得意な子どもならよいのですが、活動的でじっとしているのが苦手な子どもだと、英検を受験することが負担となる可能性がありますよ。
幼児向けと呼ばれる英検でも、やはり一定時間じっと座っていることが求められます。じっとしているのが苦手な場合は英検を受験することが負担となるだけではなく、英語自体が苦痛なものであると思ってしまうかもしれません。
幼児がチャレンジできる英検の種類3選
レベルが三つに分かれている「英検Jr.」
英検のようにマークシート方式で回答をするのではなく、英検Jr.では聞き取った英語の内容に合ったイラストや音声を選び「〇」をつけていく方式なので、子どもはゲーム感覚で取り組めますよ。
合否判定ではなく正答率で成績が表示されるため、挫折感を味わうことがありません。できたという自信を与え、次のステップに向かって頑張ろうというやる気がアップしていく試験といえます。試験は家庭や教室など、なじみがある環境で受けられますよ。
英検Jr. | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検Jr.のウェブサイトです。日本英語検定協会が運営する英検Jr.は、ペーパー版、オンライン版、英検Jr.学校版の3つのラインアップで、みんなの英語学習をサポート。小学校外国語活動にもご活用いただけます。
生きた英語を評価「JAPEC児童英検」
子どもを対象とした英語検定では歴史が古く、1979年から実施されています。子ども英語教育の専門家によって構成された、ユニークで権威がある児童向け英語検定として支持されている試験です。
試験は東京と大阪にある公開会場のほかに、申し込み団体が定めた会場でも受験ができます。子どもが通っている英語教室で申し込みを行えば、普段通いなれた英語教室で受験することができますね。毎年10月1日から翌年3月31日までの期間に実施されますよ。
JAPEC児童英検とは | JAPECサイト
JAPEC児童英検(全国統一児童英語技能検定試験)は、児童英語教育の専門家によって構成される「検定委員会」で、科学的に設定された「グレード別到達目標」にもとづき、「聞く力」と「話す力」に重点をおいた、リスニングテストとスピーキングテストによって、コミュニケーション能力としての英語技能を客観的に正しく評価しようとするものです。
英語を学んだ証明に「実用英語技能検定」
英語を学んだ証明として活用されており、国際的にも通用する語学資格の一つとなっていますよ。受験対象となるのは小学生や中学生が多いですが、最近では幼児の受験者も増えています。
ですが、英検は幼児でも一般の受験者と一緒に試験に臨む必要があるため、幼い子どもが受験する上ではいくつかのハードルがあります。英語の理解度以外にも、パパやママがいなくても1人で落ち着いていられるかや長時間集中できるかなどを判断し、受験を検討する必要がありますよ。
公益財団法人 日本英語検定協会
公益財団法人 日本英語検定協会の公式ウェブサイトです。当協会が運営する「英検」をはじめ「IELTS」「BULATS」「TEAP」「英ナビ!」などのご紹介や、英語教育の現場で役立つ英検活用事例や協会の活動情報を掲載しています。