うちの赤ちゃんは立つのが早い?早く立てる赤ちゃんの特徴と注意点
待ちに待った赤ちゃんの立っちの瞬間。ママは我が子の成長を嬉しく思いますね。でも喜んでばかりはいられなくて、赤ちゃんが転ばないように注意しなくてはいけません。つかまり立ちをしはじめるのはだいたい生後7か月頃ですが、それより早い子も。ここでは立っちの早い子の特徴と、気をつける点を考えてみましょう。
赤ちゃんが立つまでの成長過程とは?
赤ちゃんは全身の筋力をつけながら成長する
ぐらぐらした首で抱っこするのも危なっかしかった赤ちゃんが、3カ月もすれば首がすわり、抱っこもしやすくなります。赤ちゃんの成長は早く、5カ月頃には寝がえりをうち、6、7カ月にはお座りもできるようになり、ハイハイをしはじめたかと思えば、いつの間にかつかまり立ちをして、気がつけば立っち。そして生後1年頃になれば歩き出します。
赤ちゃんは体を自由に動かしたくて毎日がんばっています。筋力をつけることが大事な成長の一つであり、動くことにより五感も発達していくのです。
つかまり立ちをするのは生後7か月頃から
つかまり立ちとほぼ並行してハイハイもしますが、赤ちゃんによってハイハイする量にかなり差があります。ハイハイが好きでよくする子と、つかまり立ちの方が好きでハイハイをあまりしない子がいるからです。
赤ちゃんの理想的な成長のしかたは、転倒の危険のあるつかまり立ちを早くするより、安全なハイハイをある程度して筋肉がついてから、つかまり立ちすることだそうです。でも立つのが好きな赤ちゃんは、早くからつかみ立ちしてしまうので、おぼつかない足で立つ赤ちゃんを、ママはヒヤヒヤしながら見守ることになるのですよね。
ひとり立ちをするのは平均で生後10カ月頃
ひとり立ちは、つかまり立ちをしているときに偶然できることもあります。つかまり立ちしながら夢中になっておもちゃで遊んでいたら、気がついたら手が家具から離れて、自分の足だけで立っていたり、ママの声の方に振り向いた瞬間、ひとり立ちしていたり。足の筋肉が発達して、バランス感覚もついてきたら、自然にひとり立ちできるようになるのです。
ひとり立ちにはバランス感覚も必要です。体のわりには大きな頭をしている赤ちゃんは、バランスの取りにくい体型です。少し体の方向を変えただけでもバランスを崩すので、ママは注意して見ていましょうね。
立つのが早い赤ちゃんの特徴とは?
体重が軽い赤ちゃんは早く立つ傾向がある
体重が軽い、重いは、日々の食事の内容や、赤ちゃんの食欲にもよるでしょう。ママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんからの体型の遺伝もあるかもしれません。
体重が軽くても重くても、成長曲線の範囲内なら心配はいりませんし、赤ちゃんはぽっちゃりとしているのが普通ですよね。体が重いから立つのが遅いのだろうかと気にせず、むちむちの手足やしもぶくれのほっぺたが可愛らしい乳児期の育児を楽しんでください。どの赤ちゃんも、自分のペースで成長しながら、徐々に体系が変わっていきますよ。
好奇心旺盛な赤ちゃんは早く立つ傾向がある
床に寝転んだ状態から見える景色と、立った状態から見える景色はまったく違います。立つと物がより立体的に見えますし、遠くまで見渡せますね。好奇心のある子は、それがおもしろくて立ちたがるようです。
好奇心は、もっと知りたいという探究心にも繋がっていきます。「これ何?」「どうして?」となんでも質問する時期もその後やってきますが、うまく探究心を伸ばしてあげることは子どもの将来のためにもなります。赤ちゃんが動き回ったり、子どもの質問攻めにあったり、ママは苦労もしますが、大切に伸ばしてあげたいですね。
早く立つのも個性の一つ!温かく見守って
ハイハイをたくさんしてから立つ子は、筋肉が発達しているので安定感があって、転ぶことが少ないですし、慎重に物事すすめていけるタイプかもしれません。ハイハイをあまりせずに立った子は、尻もちをついたりして苦労も多いですが、それでも負けずに新しい発見をしたいという気力のある子なのかもしれません。
どちらもその子の素晴らしい個性、温かく見守ってあげましょうね。