女の子のお食い初めには何が必要?準備と当日の流れをチェックしよう
赤ちゃんが生まれると様々な行事をすることになりますね。お七夜、お宮参り、そしてお食い初めです。すべて初めてのママにとっては、どのように用意すればよいのか分からないことも多いでしょう。そこで今回は、女の子の場合のお食い初めの流れをご紹介します。
お食い初めのお祝いのための準備とは
用意する祝い膳は男女によって色が異なる
用意する食器が漆器の場合は、男の子と女の子で色が異なります。男の子は内側も外側も朱塗りの食器、女の子は内側が朱塗りで外側は黒塗りの食器を用意しましょう。また、食器の文様も男女で違いますよ。しかし、これは基本で地域により男女の食器の色が逆のこともありますので、両親や義父母などに相談する方がよいでしょう。
また、漆器でなくてもかまいません。現在では、離乳食で使うプラスチック食器で代用することもありますし、陶磁器のものを使うこともありますよ。どちらにしても新品を用意しましょう。
準備する料理は、一汁三菜です。赤飯、鯛の尾頭つき、蛤のお吸い物、煮物、香の物です
お食い初めの日は地域や都合に合わせて
また、丈夫な歯が生えてくるようにとの願いを込めて、歯固めの石を用意するのが一般的ですが、地域によっては違うものを用意しなければならないこともあります。大阪、兵庫、四国などではタコ、岩手ではあわび、ほかにも梅干し、木の実、碁石、餅など様々です。
アンケートによるとお食い初めの儀式を行った人の割合は、8割を超えているようです。しかし、お食い初め自体がない地域もありますので、するかしないかも含めてよく相談しましょう。
お祝いする場所や参加者を決めておく
パパとママと赤ちゃんだけなら自宅の方が楽ですが、祖父母や親族まで呼ぶとなれば準備をする側、とくにママにとっては負担になるかもしれません。産後の体が万全ではないのに、料理の準備をしなくてはならないからです。
昔は親族だけでなく友人まで招待して盛大に行われていたようですが、最近では祖父母までを招待する人が多いようです。そのため、家族だけで行うのか、祖父母も招待するのかを早急に決定し、出欠確認をとりましょう。
その上でママの負担や出席者の都合を考えて、お祝いをする場所決めてはいかがでしょうか。
お食い初め当日の流れを知っておこう
女の子は最年長の女性が食べさせる役をする
そのため、食べさせる役は親族の中の最年長の人が「養い親」として務めるのが慣習となっていました。しかし、現在は親族を集めることも少ないため、祖父母が務めることが多いようですね。
女の子のお祝いのときは祖母、男の子のときは祖父が養い親となることが多いですが、近年は家族だけでする人も増えてきているため、女の子のときはママ、男の子のときはパパが食べさせるようになってきています。
食べさせるまねと歯固めの儀式をする
歯固めの石の準備の仕方は、お宮参りのときにいただいた石や氏神様が祀られている神社でお借りする、通販などで購入するなどの方法がありますよ。次に歯固めの儀式のやり方をご紹介しますね。
まず、決まった順番で料理を食べさせる真似を3回繰り返したあと、歯固めの石に箸をちょんと当てます。次に丈夫な歯が生えることを願い、赤ちゃんの唇や歯茎に箸先をちょんちょんと当てます。
歯固めの儀式は、料理を食べさせる真似をしたら赤ちゃんに噛ませる、あるいは唇に直接つけるなど、地域によってやり方に違いがあるようですよ。
赤ちゃんの生活に合わせた時間に行う
自宅で家族のみの開催は赤ちゃんの時間に合わせやすいですが、お客様をご招待したり、外食にしたりすると色々調整が必要になります。その場合は、赤ちゃんの一番機嫌がよさそうな時間帯に行えるようお願いしてみましょう。
一番多いのは、昼間にするというものです。朝ではバタバタしますし、夜では赤ちゃんが眠くなりぐずりやすくなるからですね。儀式の間はご機嫌でいてくれるように、授乳やおむつの確認もしっかりしておきましょう。
ネット上には、生年月日を入れるだけで赤ちゃんの行事がいつになるかを教えてくれるものがあります。それを参考にして、都合の合う日を割り出してみるとよいかもしれませんね。
女の子のお食い初め用の服装は?
袴や着物をイメージした和装
そう考えると和装になりますが、まだ幼いため着物の窮屈さにぐずったり、着物に吐き戻しをされたりしたら大変と思うママもいるでしょう。そんなママに人気があるのが、着物のように見えるけれど赤ちゃんに負担を掛けない袴ロンパースです。
この服は、パッと見は着物と袴を着ているように見えます。ところが、スナップなどで着せることができるため脱ぎ着が簡単ですし、股のところもスナップになっているのでおむつ替えも安心です。
和服風なら足袋が必要と思うママには草履風柄の靴下もありますので、合わせて検討してみましょう。