黄昏泣きをしない赤ちゃんはいるの?黄昏泣きの原因と見分け方
赤ちゃんが泣いているのに理由がわからず、抱っこしてもあやしても泣きやまないと途方に暮れているママはいませんか?泣く理由もないはずなのに赤ちゃんが泣いている…もしかするとそれは「黄昏泣き」かもしれません。今回は赤ちゃんの黄昏泣きの特徴や原因、夜泣きとの見分け方を紹介します。
赤ちゃんの黄昏泣きの特徴と原因とは
午後から夕方にかけて起こる黄昏泣き
泣く時間の長さも赤ちゃんによって差があり、1時間程度で泣きやむこともあれば3時間以上泣き続けることもあります。赤ちゃんが毎日3時間以上激しく泣くため、虐待していると勘違いされたママもいるようです。
赤ちゃんの黄昏泣きが始まったときは、近所の人に「理由がわからないけど赤ちゃんが泣く」と話しておくとよいでしょう。
事前に話しておくとトラブルが起こる可能性を減らすことができます。また、周囲の人が赤ちゃんの泣き声を気にしていないことがわかるとママのストレスも軽くなりますよ。
夕方から前触れもなく泣き始めることが多い
直前まで元気だった赤ちゃんが前触れもなく泣き始めることが多いのも特徴です。なにをしても泣きやまず、おむつや熱をチェックしても問題がないというときは黄昏泣きと考えてもよいでしょう。
赤ちゃんが理由もなく決まった時間に泣くことが続くと、「また泣いている」と見過ごしてしまうことがあるかもしれません。しかし、赤ちゃんは体調が悪くて泣くこともあります。
赤ちゃんは急に体調が変わることもあるため、直前まで機嫌がよかったとしても油断は禁物です。泣き出したら必ず赤ちゃんの状態をチェックしてくださいね。
泣きだす原因はまだ解明されていない
しかし、一部の研究では「お腹にたまったガスが原因ではないか」といわれています。マッサージされると泣きやむ赤ちゃんもいるようなので、一度試してくださいね。
日中の疲れやストレスで泣く、日が傾いて暗くなることに不安を感じて泣くという説もあります。抱っこで気持ちを落ち着かせる、お散歩で気持ちをリフレッシュするといった対処法で泣きやむこともありますよ。
また、赤ちゃんが泣く時間がだいたい決まっている場合は、事前に赤ちゃんの好きなおもちゃを与えたり、好きな音を聞かせたりするのもよいでしょう。気持ちを紛れさせることで、泣きだすのを防げるかもしれません。
赤ちゃんの黄昏泣きへの対処方法とは
夕方になると泣く赤ちゃんは全体のうち4割ほど
赤ちゃんがすぐに泣きやんだ場合などは「機嫌が悪かっただけ」と考えられるため、実際は4割よりも多いかもしれません。いずれにせよ赤ちゃんが夕方になると泣きだすのは珍しいことでないようです。
夕方頃、赤ちゃんが理由もなく泣き始めたときはあまり心配しすぎず、「多くの赤ちゃんがとおる道」だと考えましょう。ただし、泣き方が激しくて不安なときは一度病院に相談してもよいですね。
また、赤ちゃんが黄昏泣きをしないからといって「発達が遅れている」というわけではありません。周囲の赤ちゃんと違う部分があると不安を感じるかもしれませんが、心配しないでくださいね。
泣いているのは一時的だと割り切るのも大切
個人差はありますが、赤ちゃんの黄昏泣きは2カ月程度で収まることが多いようです。「このままずっと続くのでは」と不安になるママもいるかもしれませんが、一時的なものなので安心してください。
また、泣き方や泣いている時間の長さもずっと同じというわけではありません。泣き方がピークの時期が過ぎると、泣く回数が減り、泣いている時間も短くなっていきます。
「泣いているのは今の時期だけ」と割り切ってしまいましょう。ママがゆったりと構えていると赤ちゃんに安心感が伝わり、早く泣きやむかもしれません。
昼寝と夕寝の習慣づけで解決する場合も
「眠いなら寝ればいいのに」と感じてしまいますが、生まれて間もない赤ちゃんは眠気がどういう感覚かわかっていません。体がだるいといった不快感として認識しているため、泣いてママに伝えようとします。
赤ちゃんの黄昏泣きも眠気が原因で起こっている可能性があります。赤ちゃんが夕方に泣くことが増えたと感じたら、長めの昼寝や夕寝を生活のなかに取り入れてみましょう。
昼寝は2時間程度とれば午前中の疲れを夕方に持ち越しにくくなり、夕方に眠くなることを防げます。また、夕寝をさせるときは夜の寝かしつけに影響が出ないよう、5~10分程度とし、長くても20分程度にしておくとよいでしょう。