子どもが話を聞かないので悩む。聞きやすい環境作りとテクニック
子どもが話をきいてくれないことに悩む人は多いものです。今悩んでいる人に、子どもはなぜ話を聞かないのかを知ってもらい、対処法を見つけるためのお手伝いができれば幸いです。具体的な対処法も紹介していますので、参考にしてください。パパやママが変わると、子どもも代わりますよ。
子どもが話を聞いてくれない原因は?
自分を守っている可能性がある
みんなで遊ぶときの順番を守るとか、ほかの子のおもちゃを取らないといったルールを教えるためには、子どもと話をする必要があります。
だから子どもが話を聞いてくれないと、しつこく同じことを話してしまいます。ただ、子どもは話を聞かないことで自分を守っている場合があります。
パパやママの話がうるさくてストレスになっている、またはその話に子どもが納得できない場合、子どもの対抗手段は話を聞かないことです。ストレスの素をシャットアウトすることで自分を守るのです。
子どもが話を聞いてくれないとき、パパやママは話し方などについて、少し反省してみましょう。
話の理解ができていないかも?
具体的に子どもにわかるように話してあげましょう。「夕方5時の鐘が鳴ったら、お家へかえろう」とか「おもちゃはこの引き出しにしまおうね」などと話すと、子どもは実行しやすくなります。
いちいち具体的に言うのは大変と思われるかもしれませんが、結局早く理解してもらえるので、パパやママのストレスも減りますよ。
遊ぶときの順番などは、お友だちの姿を見て学んでもらうという方法もあります。お友だちがしていることならば、子どもも実行しやすいのです。
発達障害や病気との違い
発達障害を持つ子どもには明らかな特徴があります。自分では言葉を発するのに、相手の言葉を理解するのが苦手なことです(詳しくは専門家に相談してください)。
たくさんのことを一度にいわれても、発達障害を持つ子どもは理解できません。一度に一つのことを話し、「〇〇ちゃんは、~~します」のように、子どもの名前を主語にすると理解がしやすくなります。
また騒がしいところで話しかけるのも、話を理解しにくくします。なるべく静かなところで、目を見て話しかけましょう。
このように発達障害を持つ子どもはほかの子と違いがありますが、対応はどんな子どもにも応用できそうですね。
話を聞きやすくする環境作りを心掛ける
まずは自分自身の行動・話し方の見直し
そして、いろいろといいたいことがあっても、いったん我慢して、子どものいい分を吐き出させてから話をしてみましょう。それだけでも子どもは話を受け入れやすくなります。子どもも自分の想いを言葉にする訓練ができますから、一石二鳥ですね。
それに子どもは身近な大人から、人の話を聞く姿勢を学びます。パパやママが話を聞いてあげれば、子どもも話を聞けるようになるはずです。
パパやママが変われば、きっと子どもも変わります。話が聞けるようになりますよ。
聞いてなくても怒ったりしない
例えばもうすぐ夕食で家に帰らないといけないのに、いくら話しても聞いてくれないときは、子どもを怒ってしまうこともあるでしょう。
でも、怒られることは子どもにとって怖いことですし、ストレスになります。ストレスをシャットアウトして、話を聞かなくなる恐れがあります。または怒られることで、萎縮してパパやママに心を閉ざしてしまうかもしれません。
だから話を聞いてないからといって、怒るのは止めましょう。それよりも、子どもが話を聞きたくなるような工夫をするように、心がけてみましょう。
視覚への刺激をへらす
なるべく子どもが話を聞けるように、視覚への刺激を減らすことを心がけてみてはどうでしょうか。大切な話のときに、テレビを消すのは当然ですが、散らかったおもちゃなども子どもの気を散らすのには充分です。おもちゃの数を減らすことなら、すぐにできますね。
視覚への刺激は、部屋の電気をパチっとつけたら、お風呂の時間だという使い方もできます。どうせなら、視覚への刺激を上手に使いたいですね。
子どもが話を聞きたい!と思わすテクニック
子どもの目をみて話す
特に小さな子どもは、いろいろな刺激で気が散りやすいのです。忙しいときほど、目を見て話すのが面倒に感じられるかもしれませんが、一対一で目を見て話すと、小さな子どもにも真剣さが伝わり、話が聞きやすくなります。
今までとは違う態度に子どもは最初、驚くかもしれませんが、諦めずに何度でも目を見て話すことを繰り返してみましょう。きっと子どもは、パパやママの話を聞いてくれるようになります。そして話を聞くのが、習慣になりますよ。