赤ちゃんが生まれ上の子が嫉妬?上の子がパパやママにとる困った行為
下の子の誕生によって、上の子が赤ちゃん返りをするという話はよく聞くと思います。赤ちゃん返りへの対応については、2人以上子どもがいるママにとっては気になる問題ですよね。ここでは、上の子の赤ちゃん返りの現われとしての行為と、その対処について、紹介します。
上の子が嫉妬してとる主な行為とは?
夜泣きをするようになって何度も起こされる
今まで独り占めできていたママが、下の子の出産にともない、自分1人のママではなくなってしまいます。いくら上の子優先で過ごしていたとしても、少なからず上の子に我慢をさせてしまうことがあって当然ですよね。
日中はお兄ちゃん、お姉ちゃんとして頑張っていても、実は不安や寂しさを感じており、それが夜泣きという形で現れることがあります。下の子の夜間授乳もあり、ママは大変かもしれませんが、抱きしめてあげるなどのスキンシップを大切にし、安心させてあげられるとよいですね。
それまでできていたことができなくなる
これも、典型的な赤ちゃん返りの一つです。上の子がある程度大きくなっていると、ついついママは下の子にかかりきりになりがちですよね。とはいえ、まだまだママに甘えたい気持ちも残る上の子が、ママに振り向いてもらう手段として、「ママやって!」となってしまうのです。
特に年齢が離れている場合は、赤ちゃん返りはしないだろうと決めつけないようにしましょう。「お姉ちゃん、お兄ちゃんだから」といわずに、たまには思いっきりママに甘えさせてあげられるとよいですね。
赤ちゃんに暴力をふるうようになる
赤ちゃんへの暴力は、ママをとられてしまった嫉妬心や寂しさの表れでもあります。下の子に暴力をふるってしまった場合は、反射的に怒鳴ったり、お仕置きとして叩いたりしないようにしましょう。
「暴力はいけないこと」「叩いたら相手は痛い思いをすること」はしっかりと伝える必要があります。そのうえで、日常生活で上の子へのスキンシップを意識的に増やすなどして、上の子の嫉妬心を和らげてあげましょう。「あなたも昔は赤ちゃんだったんだよ」と伝えることもおすすめですよ。
嫉妬する上の子に親がしてあげられること
パパは家事を手伝いママの時間を作る
頭ではそうわかっていても、実際は頻回授乳やこまめなおむつ替えが必要な赤ちゃんの対応に時間がとられ、うまく上の子のケアができないママも多いと思います。そんなときは、パパに家事や下の子のお世話をお願いして、上の子との時間を作りましょう。
ついつい、家事や赤ちゃんのお世話はママの方が慣れているから、とパパに上の子のケアをお願いしてしまいますが、上の子はママがとられてしまうことに嫉妬していることがあります。あくまでも、ママと上の子の時間を意識的に作るということがポイントです。
ママは上の子を怒らず優しく接してあげる
赤ちゃん返りとして現れる行動は、ママに構って欲しいという気持ちの表われでもあります。もちろん、暴力をふるったときなどはいけないことだといって聞かせる必要はあります。しかし、寂しさから甘えてきたときに怒ってしまっては、逆効果になってしまうかもしれません。
ときには甘えを受け止めて、少し年齢が下の子に接するような気持ちで上の子の気持ちを受け止めてあげましょう。大好きな気持ちを伝えて、ぎゅっと抱きしめてあげることも大切です。
上の子が一人っ子でいられる時間をつくる
1日でも、数時間でも、可能な範囲で構いません。下の子のお世話をパパや家族にお願いして、上の子が行きたい場所にママと2人でお出かけするのです。そのときはなるべく上の子のリクエストに応えてあげられるとよいですね。
そのときに、「いつも下の子のお世話で我慢をさせてしまっているけど、ママはあなたのことが大好きだよ」と伝えてあげるのも効果的ですよ。
上の子の嫉妬と困った行為はいつまで続く?
上の子が嫉妬する時期は1カ月~1年以上
また、嫉妬し始める時期についても、赤ちゃんが生まれてすぐに赤ちゃん返りが始まる子もいれば、少し経ってから赤ちゃん返りが始まる子もいます。最初に赤ちゃん返りがなかったとしても、嫉妬心を抱かずに下の子を受け入れてくれたのかな、と思って上の子のケアをしないでいると、しばらく経ってから突然赤ちゃん返りが始まるかもしれません。
さらには、一度赤ちゃん返りが終わったと思っても、少し経ってから再び赤ちゃん返りがぶり返してしまうこともあります。