乳児の留守番はパパと一緒に!準備したいことやポイントは?
赤ちゃんを連れての外出は、荷物が多かったり時間がかかったりして大変ですよね。ママが1人で買い物や美容室に行くときは、パパが赤ちゃんと一緒に留守番することが多くなります。ここでは、パパが安心して赤ちゃんと留守番ができるように、さまざまな工夫をご紹介します。
初めての留守番、押さえておきたいポイント
短時間でも絶対に1人きりにしない
いつも元気な赤ちゃんでも、乳幼児期は何が起こるか分かりません。ミルクなどを急に吐いたとき、寝たきりの赤ちゃんは吐いたものを喉に詰まらせて窒息する危険性もあります。
また、ベビーベッドに寝かせていても安心ではありません。手足をバタバタさせて体が移動し、ベッドの柵に頭や体が挟まってケガをすることもあります。さまざまな危険から赤ちゃんを守るために、短時間でも1人にしないように気をつけましょう。
まずは2時間程度、短時間から始めよう
パパと赤ちゃんが2人きりですごす時間に慣れるまでは、長くても2時間程度の短時間のお留守番からスタートさせましょう。パパが赤ちゃんとのお留守番に慣れてきた頃に、少しずつ時間を伸ばしていくとよいですよ。
おむつ交換と授乳など、たくさんのことを最初からパパに一気に任せてしまうとパパもプレッシャーになってしまいます。まずは、ママが授乳を終わらせてから次の授乳までの1~2時間の間だけお留守番をお願いするとよいでしょう。
ミルクやおむつ、着替えの準備もしっかりと
友人は、パパに赤ちゃんとのお留守番を頼んだとき、ミルクやおむつ、着替えの準備などをせずにお出かけしてしまったそうです。すると、お出かけしてから30分もしないうちに「おむつはどこにある?」や「服が汚れたけど、何に着替えさせるの?」など、パパからSOSの電話が何回もかかってきたと話してくれました。
ママは毎日赤ちゃんのお世話をしているので当たり前にできることも、パパには難しく感じることがあるので気をつけましょう。
パパが困らないよう留守番準備をしよう
ミルクの温度に注意!完母なら冷凍母乳を
ミルク作りで大切なことは、ミルクとお湯の量を間違えないことも大事ですが、ミルクの温度にも気をつけましょう。ミルクの温度が熱すぎると赤ちゃんの舌や喉が火傷して、大変なことになってしまいます。
また、ミルクの温度が冷たすぎても赤ちゃんはミルクを飲まないことがあります。ミルク作りに慣れるまではママが一緒にミルク作りを手伝ってあげるとよいですよ。完全母乳のママは、搾乳して冷凍母乳を作っておくと安心です。
離乳食は温めて食べられるように用意
赤ちゃんのお世話をしながらの離乳食作りはパパにとってはハードルが高いので、温めるだけでよいように準備してから行きましょう。日頃から離乳食の食べさせ方も、パパが練習しておくと安心ですよ。
離乳食は冷凍保存もできるので、ママがあらかじめ作って冷凍保存する方法もおすすめです。また、最近ではさまざまな種類のレトルトの離乳食も売られているので、ママがいないときに活用するとよいかもしれませんね。
パパが赤ちゃんとのお留守番を楽しめるように、工夫や準備が大切ですね。
使う物の場所は伝えるか、目につく所に置く
パパに赤ちゃんとのお留守番をお願いするときは、おむつやおしり拭き、ガーゼ、着替え、授乳セットなど、使うものの場所をしっかり伝えておきましょう。「どこに何があるか、なかなか覚えられない」というパパには、パパの目につく所に使うものをすべて置いて行くと安心ですよ。
着替えは肌着とベビー服をセットで重ねて準備して行くとよいでしょう。
パパと赤ちゃんが安心して留守番するには?
赤ちゃんの1日を把握、リズムを崩さない
赤ちゃんは個人差はありますが月齢によって、授乳回数や授乳量、お昼寝の回数や時間などが違ってきます。赤ちゃんにも1日の生活リズムがあるので、リズムを崩さずにお世話をすることが大切です。
また、生後5、6カ月をすぎると離乳食もスタートします。離乳食はなるべく決まった時間に与えることが大事なので、何時に離乳食を与えるのか、そのあとの授乳はどうすればよいかなど、細かく聞いておいたほうが安心ですよ。