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初節句のお返しについて知ろう!マナーやおすすめのお返しの品を紹介

初節句のお返しについて知ろう!マナーやおすすめのお返しの品を紹介

お返しの手紙やのしの書き方を紹介

お礼の手紙の書き方の基本を知ろう

お礼の手紙の基本的な書き方をご紹介します。

まず、前文です。頭語である「拝啓」「謹啓」などの書き出しから始まります。このあとに「◯◯の候」「◯◯のみぎり」「◯◯の折」から始まる時候の挨拶が続き、相手方を気遣う文章をいれます。

時候の挨拶は、3月の「早春の候」「水ぬるむ折」、5月の「若葉のみぎり」「万緑の候」など時期に合わせて、選びましょう。

次に主文は、「さて」「このたびは」などから始め、お祝いをいただいたことへの感謝を述べます。

次に末文です。結びの挨拶を書きます。相手方の身体を労わる言葉やこちらへのご協力をお願いしたりします。そして、結語である「敬具」「謹白」で結びます。

最後は、日付、自分と相手の名前などの後付けを書きます。

お礼状の例文を参考にしよう

手紙を書き慣れていないとすぐに文章が浮かばないかもしれませんね。その場合は、各種の贈り物に対するお礼状の例文を参考にしてみることをおすすめします。

手紙の書き方を載せた書籍でもよいですし、ネットで「初節句 お礼状」「お礼状 例文」などで検索すると、さまざまな例文が出てきますので、参考にしてみてください。

また、お礼状を書く場合に気をつけなければならないのは、お祝い金や贈り物へのお礼以外は書かないということです。お礼を伝えるべき手紙で、ついでに別の用件も書くことは失礼となりますので、そのようなことのないように気をつけましょう。

また、手紙の形態としては、はがきより封書の方が丁寧な印象を与えます。

お返しの「のし」の書き方について

のしには水引がありますね。有名なのは「結び切り」「蝶結び」です。ほかにも「あわじ結び(あわび結び)」もあります。あわじ結びは、どのお祝いにも使ってよいと考える人と、結び切りと同じように一度のみであってほしいときに使うものと考える人がいますので、注意が必要です。

今回は初節句ですから、何度でもよいということで「紅白蝶結び」の水引のしを使います。書き方は、表書き上段に「初節句内祝い」、下段には「子どもの名前」のみを書きます。ただし、宅配便で送る場合の差出人は、パパ、ママの名前にします。

また、のしは「内のし」が適当でしょう。初節句の内祝いという性質から、相手のお祝いではなく、あくまで自分たちのお祝いなので、控えめでよいのです。

縁起のよいお返しとは?贈り物の基礎知識

日本で縁起がよいといわれている品物

日本人は縁起を担ぐのが好きですよね。お祝い事には鯛やお赤飯が欠かせないのも、これらが縁起のよい食べ物とされているからです。

初節句のお祝いのお返しとしてなにか贈りたいと思ったとき、できれば縁起のよいものをと思うのも不思議なことではありません。贈る相手が年配の人であれば、なおさら縁起というものを気にすることが多いのではないでしょうか。

贈りやすい縁起物というと、海苔や米、「よろこんぶ」といわれる昆布などがあります。贈り物の定番という印象があるものばかりですね。ほかには鶴や亀といった縁起物をモチーフとしたお菓子などもありがたい感じがします。

箱を開けたとき、見た人が笑顔になるような贈り物を選びたいですね。

紅白ギフトはお祝いのお返しにも最適

日本人であれば紅白の幕を見ただけで、晴れやかな気持ちやおめでたい感じを受け取るのではないでしょうか。赤と白は日本の国旗にも使われていますので、日本的なイメージもあります。また、赤は赤ちゃん、白は死を意味していて、この組み合わせが人生の晴れの舞台にふさわしいと考えられたため、お祝い事で使われるようになりました。

そんな紅白の「赤」を「紅」とするのは、赤という字が「赤裸々」や「赤貧」などの熟語に使われているためだといわれています。贈り物と考えると結婚式の引き出物としても定番の紅白饅頭が思いつきますが、饅頭に限らず干菓子やキャンディーなどのおしゃれな紅白ギフトもありますよ。

ちょっとしたお返しとしても使えるものがあるので探してみましょう。

避けておきたいお返しの品

お祝いにふさわしい物もあれば、避けておきたい品もあるので覚えておきましょう。贈り物の基本は相手の喜ぶ物を選ぶことですが、もしそれが緑茶だったら避けたいものの一つなので気をつける必要がありますよ。

なぜなら、緑茶は香典返しとして使われることが多いため、お祝い事の贈り物のタブーとされているからです。紅茶やコーヒーにはそうしたイメージはないので、飲み物ならこちらを選びましょう。

あまり贈り物としてのイメージはありませんが、櫛(苦、死と読める)やハンカチ(漢字で書くと手巾で「手切れ」と読める)も避けたい物といわれています。ただ、ギフトコーナーや贈り物専用のサイトを見れば、贈り物としてふさわしい物だけがそろっているので、そこから選ぶようにすれば大丈夫です。

定番で人気!喜ばれるお返しの品3選

祖父母におすすめ「名入れフォトフレーム」

名入れフォトフレームには、ガラス製、木製、漆塗りなどがあり、名前のほかに日付や希望のメッセージも入れられます。バリエーションとしては、誕生石をつけられるもの、写真が2面のもの、置時計型のものなどがあります。

どの素材にするかは、贈り先のインテリアや好みなどにもよりますので、少しリサーチしてみましょう。時計つきは、置時計のものになります。いつも見えるところに置いておけば、時間を見るたびに孫の姿が見られるので、おじいちゃん、おばあちゃんにも喜ばれるかもしれませんね。

おしゃれさでいえば、ガラス製かもしれませんが、木製は木のぬくもりを感じられたり、折り畳み式で写真が2枚セットできたりするものもありますので、それも選択肢の一つですね。

親戚におすすめ「名入れカステラ」

出産内祝いを考えたときに一度は見たことがあるパパやママも多いと思いますが、「名入れカステラ」は、初節句の内祝いにも使うことができます。祖父母ならあとにも残るものがよいでしょうが、親戚などは消えものの方が喜ばれるかもしれませんね。

名入れカステラは内祝いでも使えるのですが、出産内祝い用が多く、定型文字が決まっているため、なかなか好みのものを見つけられないかもしれません。

そのなかでも使えそうなのは、「内祝い」と「名前」を入れてくれるもの、希望のメッセージをお願いできるものなどでしょう。また数は少ないですが、鯉のぼりや雛人形のイラストを入れ、初節句に対応したカステラを製造する業者もありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

好みがわからない場合「カタログギフト」

お返しなどを贈ろうとしても、相手先の好みがまったく分からないということも少なくないでしょう。親しい人や身近な人の好みは把握できても、それ以外の人は分からず、一般的なものを贈ることになってしまいがちです。そんなときに便利なのが、カタログギフトです。

カタログギフトのメリットは、好みが分からない方へ不要なものを贈らずにすむことと、相手先も自分の好みのものを選ぶことができることです。

デメリットは、購入期限があることを忘れて放置してしまう、申込用紙などを失くしてしまう、年配の方には分かりづらいことがあげられるでしょう。また、同じ価格帯のカタログに載っている商品がすべて同価格帯のものばかりではないことも知っておきましょう。

まとめ

初節句を迎えるだけでも、色々としなければならないことが多いですね。節句飾りの予算決め、選定・購入・食事会の場所・招待者の決定・料理をどうするかなどです。

それだけでなく、お祝いへのお返しや内祝いの品物の検討など、挙げただけでも、たくさんあることがわかります。

パパとママにとって、大切な子どもの初めての節句なのですから、ママだけ、またはパパだけが頑張る、どちらかに任せるというようなものではありません。共同し、分担して進め、心に残る初節句を迎えましょう。
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