断乳や卒乳をするときの時期や注意点。メリットや先輩ママの方法とは
断乳や卒乳後のおっぱいセルフケア
セルフケアすることの効果
例えば、乳腺炎になるとしこりが痛いこと以外にも、発熱や頭痛、悪寒、関節痛などの症状が出ることもあります。また、乳腺炎にまで至らない場合でも、詰まりによって先ほどの症状が出る場合がありますので、注意しましょう。軽い熱症状でも、小さな子どものお世話を続けるとなると思いのほか大変です。軽く考えると後悔することになりますよ。
また、今後いつか出産するときにも、今回の詰まりを残したままにしておくと母乳の出に影響を与えるといわれています。
断乳、卒乳1~2日目のセルフケア
痛いかもしれませんが、ここは搾乳せずに我慢して2日ほど乗り切りましょう。先ほどご説明したように、おっぱいを冷やすと和らぐ場合もあるようです。それでもどうしても耐えられないという場合は、少しだけ搾ってみましょう。
その場合は、片手でおっぱいを支えて、空いているほうの手で乳輪から乳首に向かって搾るように押さえてください。ただ、搾乳し過ぎるとまた母乳が生産されてしまい、母乳の量が減ってくれないので注意しましょう。
断乳、卒乳3日目以降のセルフケア
1日で搾り切ることはできませんので、4日目以降も搾乳は行いますが、毎日行う必要はないので安心してくださいね。大抵は2~3日に1回ぐらいで大丈夫です。おっぱいの張りを感じたら搾る程度の頻度にしていきましょう。
セルフケア終了の目安は何かという疑問が出てくるかと思います。目安は、搾乳した母乳が透明になったころであり、大体1カ月ぐらいでケア終了するママが多いようです。
先輩ママが実践した断乳や卒乳の方法
おっぱいを隠したり顔を描いたりする
例えば「お風呂に入るときも水着を着用して、とにかくおっぱいを赤ちゃんから隠した」というママもいます。断乳や卒乳中に赤ちゃんがおっぱいを見てしまうと、飲みたくなりますよね。そのため、赤ちゃんがおっぱいを思い出さないように「隠す」ことがポイントのようです。
また「おっぱいに顔を描いた」というママも多くいますよ。「おっぱいはもうお友だちになったから出ないんだよ」といってキャラクターや動物の絵などを描いてみましょう。今まで大好きだったおっぱいを嫌いになってやめるのは寂しいですよね。そのため怖い顔などではなく、子どもの好きな絵を描くとよいですよ。
夜泣きが酷くて夜間の断乳から少しずつ!
そのため「夜泣きが酷いため夜間の断乳を決意した」というママもいます。夜泣きをしたときは授乳をすると落ち着くという子が多いですが、中には泣いておっぱいも受けつけないという子もいるようです。その場合は抱っこやおんぶで寝かしつけをしてみましょう。夜中の断乳をすることで夜まとめて寝るようになり、夜泣きも軽減されることがありますよ。
離乳食をしっかり食べるようなら、そのまま日中も徐々に授乳の回数を減らして授乳完了を目指しましょう。
夜間断乳に失敗しないコツとは?事前準備とスケジュ―ル調整が重要 - teniteo[テニテオ]
離乳食が進むと次にやってくるのがいよいよ断乳の時期です。しかしこれがパパやママには辛いんですよね。母乳やミルクを欲しがって大泣きする赤ちゃんを、ただ見ていることしかできません。「何かしてあげられることはないのかな?」と思うママも多いでしょう。そこで、夜間断乳をうまく成功させるコツを紹介します。
パパと2人で寝てもらう
夜寝る時間になったら寝室にパパと2人で入ってもらい、ママは別の部屋に行きましょう。初めは泣いていた赤ちゃんも、日を追うごとに慣れて、母乳を飲まなくてもパパの寝かしつけで寝られるようになります。慣れるまで、連続で数日間パパが寝かしつけができる日程を考えて行う必要がありますね。
普段から寝かしつけに関わっていないパパの場合、その分大変になります。断乳や卒乳を考え始めたら、パパも寝室に入って一緒に寝かしつけをするなど「パパと寝る練習」をしておくとよいでしょう。
まとめ
授乳は親子のつながりを感じられる大切な時間です。しかし、断乳や卒乳をしたからといってママと赤ちゃんのつながりが希薄になるというものではありません。授乳を卒業して次へのステップに、ママも赤ちゃんも笑顔で進めるとよいですね。