1歳11カ月の子どもの育児法は?1歳最後の成長を親子で楽しもう
あと1カ月で1歳も終わる1歳11カ月。2歳頃から始まるといわれるイヤイヤ期に不安になったり、きちんと成長しているのかなと心配になったり、いろいろと気になりますよね。1歳最後のこの期間を親子で楽しみながら成長できるようにしたいですね。1歳11カ月の子どもの特徴や育児法についてご紹介します。
目次
- 1歳11カ月の子どもの成長発達を知ろう
- 平均的な身長と体重は?
- 歯が上下8本ずつほど生えそろう時期
- 昼間起きている時間が長くなる子も
- 魔の2歳児の前兆?なんでもやりたい時期
- 「違う」「イヤ」が合言葉に
- まだできないけれど自分でなんでもやりたい
- なにがイヤなのかうまく伝えられない
- 言葉が一気に増えておしゃべり上手に
- 二語文が上手になって会話らしく
- お歌も上手に!ママと一緒に歌いたい
- 言葉の意味も理解するように
- 運動能力が発達して遊びがダイナミックに
- かけ足のスピードもアップ
- ジャングルジムや滑り台など遊具が大好き
- 家の中でも安全に遊べるようにしよう
- 1歳11カ月の子どもの食事で意識すること
- 基本的にはまだ薄味がベスト
- お刺身や生卵はまだ避けたい時期
- フォローアップミルクから少しずつ牛乳へ
- まとめ
1歳11カ月の子どもの成長発達を知ろう
平均的な身長と体重は?
平均値でみると女の子の方が少し小さくなっていますね。あくまでもこの数値は目安です。平均値とかなり差があって気になるママは、母子手帳にある成長曲線の上下の線の中に入っているかをみてみましょう。入っていたら心配しなくて大丈夫ですよ。
1歳11カ月の数字だけでなく、身長や体重が少しずつでも増えているかをみてみましょう。身長が伸びる時期や体重が増える時期は個人によって違いますし、運動量が増える時期には増えないこともありますよ。
歯が上下8本ずつほど生えそろう時期
ただし、個人差がありますので、1歳頃まで生えない子どももいれば、まれに生まれてすぐに生えている子もいます。下の前歯から生え始める子どもが多いようですが、生える順番も個人差があるようですよ。
1歳11カ月は、上の前歯4本、下の前歯4本、その左右に犬歯が1本ずつ、その隣に奥歯が1本ずつ生えて上下8本ずつ、計16本になる頃です。前歯から順に生えていって、上下8本ほど生えそろうと歯の数も多くなりますから、ケアが大事な時期になってきます。
昼間起きている時間が長くなる子も
お昼寝をせずに日中起きている時間が長くなる子どももいることでしょう。子どもが昼寝をしないようになると、子どもの昼寝中に家事や用事をすませていたママは困るかもしれませんが、子どもにとってはよいことです。
日中思いっきり遊んで夜にぐっすり眠ると成長ホルモンも分泌されますから、子どもの成長を助けてくれるのです。こうしてどんどんと成長していくわけですね。
夜早く眠って、朝は早めに起きるように生活のリズムを整える時期としても、よい時期かもしれませんね。
魔の2歳児の前兆?なんでもやりたい時期
「違う」「イヤ」が合言葉に
自分ができ始めて自己主張したいのに、言葉はまだきちんと話せない時期ですから、うまく自分の思いを伝えられずに「違う」「イヤ」というようになるのでしょう。きっと子どもも「わかってほしいのにわかってもらえない」と感じてイライラしてしまいますよね。
ママが子どもに「マンマ食べよう」といっても、ほかにしたいことがあったら「イヤ」といいますし、ママにもっと甘えたくて「イヤ」ということもあるでしょう。合言葉のように「イヤ」という言葉を使い、ママがいったことを否定する言葉が増える時期なのです。
まだできないけれど自分でなんでもやりたい
「自分で」といいながら、できないことでも自分でしようとします。この時期は子どもがしようとしても自分でできずにイライラしますし、ママがしたら怒りますから、ママは待つことが必要です。
ママとしては子どもがやれるまで待ちたいと思っていても、待てないときもあるでしょう。そのようなときは仕方ありませんが、ママが子どもがわからないように手伝うことや、できなくても目をつぶることも必要かもしれません。
子どもが頑張ってできたらほめてくださいね。やる気を認めてあげましょう。
なにがイヤなのかうまく伝えられない
同時にまだまだ手先も不器用ですし、思うように物ごとを進めることができませんし、したくてもできないことも多いのです。言葉で表現するのがうまくなってくる3歳頃には「イヤ」の表現はおさまってくるでしょう。
なんでも自分でしようとして、実際にやってみてできることを増やしていく時期でもありますから、ママも温かく見守ることが大事ですね。ママがイライラしたら子どもに伝わりますから、より一層子どももイライラしてしまうかもしれませんよ。落ち着くまでママも忍耐ですね。
言葉が一気に増えておしゃべり上手に
二語文が上手になって会話らしく
言葉を話し始めた頃は「ブーブー」などと指をさしていっていただけでしょうが、1歳11カ月頃には「ブーブーきた」などと二語文をいえるようになるでしょう。二語文を話すようになれば話の内容もだいぶわかるようになりますよね。
発語も個人差がありますから、この時期に単語しか話さないとしても心配しなくても大丈夫ですよ。ママがたくさん話しかけることや、絵本の読み聞かせなどをしているうちに、二語文も話すようになって、どんどん上手になってくるでしょう。