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一人っ子の休みの日の過ごし方。一人のメリットは意外とたくさんある

一人っ子の休みの日の過ごし方。一人のメリットは意外とたくさんある

一緒に遊ぶ相手が家にいない一人っ子は、どんなふうに休みの日を過ごしているのでしょうか?兄弟がいなくても一人で楽しく遊べるのか、同年代の子どもたちと触れ合う時間が少ないのはよくないのではないか。そんな疑問に答えながら、一人っ子だからこそのメリットを紹介していきます。

一人っ子は休みの日にどう過ごしている?

一人でできる遊びをしている

一人っ子は一人で遊ぶことがどうしても多くなります。生まれたときから家族の中に子どもは自分一人なので、遊び相手がいなくても苦にならない子もいるようです。

例えば、ぬいぐるみなどを相手にしたごっこ遊びで、一人で何役も演じる姿をよく見かけます。パパやママは「寂しくないのかな?」と思うかもしれませんが、本人が楽しんでいれば大丈夫。

真剣な顔で何かを見つめているときは、頭の中の疑問に向き合っているのかもしれませんし、夢中でのめり込んでいるときは、いろいろなアイディアを試し、ストーリーを広げているのでしょう。

小さいときはパパやママに「遊んで!」とせがむことが多いものです。しかし、成長とともに自然と一人の世界を楽しめるようになっていきます。

パパやママなど大人が相手をしている

平日、保育園や幼稚園などで友だちと遊んでいるように、休日も友だちと都合を合わせて一緒に過ごせるとよいのですが、頻繁にはできませんよね。一人っ子は、家にいても出かけても大人と過ごす時間が多く、おしゃべりや遊び相手は必然的にパパやママなど周囲の大人になります。

大人が子どもの遊びにずっと付き合うのは大変です。でも、遊び以外にも一緒に楽しい時間を過ごす方法はあります。例えば休日だからこそ、子どもにとことん向き合って、料理や掃除などの家事をゲームをするようにやってみるのもその一つです。

後片付けや用意は少し大変かもしれませんが、楽しみながら少しずつできることも増やしていけるよいアイデアです。大人と同じことをしたいという子どもの欲求も満たせますね。

共働きの場合預かってもらっていることも

一人っ子に限ったことではありませんが、パパママともに働いている場合、休日でも仕事の都合で子どもをどこかに預けなければいけないことがあります。保育園などで休日保育を行なっていれば、そういったサービスを利用することもできます。

祖父母と同居していたり、近辺に住んでいたりする場合は、子どもを預かってもらい留守中のお世話や遊び相手をお願いすることもあるでしょう。子どもにとって、おじいちゃん、おばあちゃんは存分に甘えられる存在で、お互い一緒に過ごせることを喜んでいることも多いものです。

休日に限らず、子どもの具合が悪いのに仕事を休めないときなども頼りがちですが、負担をかけず快く預かってもらえるように、ルールを決めておくとサポートもお願いしやすいでしょう。

一人っ子の休みの日にはこんなメリットも

誰にも邪魔されない有意義な時間を過ごせる

一人っ子は、おもちゃやおやつを取り合って喧嘩したり泣いたりといった、子ども同士の争いや衝突を家で体験することがありません。

自分の大事なものを、汚されたり壊されたりすることからくるストレスも少ないですよね。欲しいものを手に取るために本気でぶつかり合う必要がないのは、兄弟がいないゆえの特権ということができます。

また、乱暴に自分のペースを崩されたり邪魔されたりすることも少ないので、自分のペースで楽しく過ごす時間も確保しやすいものです。

ゆったりとした自由な時間は、自分なりの考え方を発展させ、独創性を育てる下地になります。芸術的でクリエイティブな能力を身につけやすいというのは、一人っ子の大きなメリットの一つです。

一人で遊ぶことから想像力が豊かになる

一人で夢中になって遊ぶ機会が多い一人っ子には、空想好きな子どもが多くいます。年齢が上がってくると、絵本を読んでファンタジーの世界に入り込んだり、空想上の友だちを作ったりします。ごっこ遊びでは一人で複数を演じるなど、イメージする力が強く育ち一人遊びも高度なものになっていきます。

想像力や思考力が豊かということは、自分ではない相手との会話を思い浮かべたり、相手の立場になって気持ちや動きを想像できるということでもあります。他者に対する思いやりの心や、協調性を自ら育てているのです。

頭の中に自由に浮かんでくるアイデアに没頭して遊んでいるときは、あまり干渉せずにそっと見守りましょう。休日のリラックスした雰囲気の中、一人遊びを思いっきり楽しんで欲しいですね。

行きたい場所に連れて行ってもらえる

兄弟がいない分、一人っ子は親の温かい眼差しを自分だけに注いでもらえます。やりたいことや行きたい所を、誰かに気がねしたり争ったりせずに言えますし、その望みを叶えてもらえる頻度も兄弟がいる子どもに比べるとずっと多いでしょう。

親も一人だけに手をかければいいので、体力的にも精神的にも楽です。子どもに割くお金や時間を、ほかの兄弟とのバランスを考えてやりくりする必要がなく、子どもが望むことに余裕を持って使うことができます。

例えば、休日に遊園地に行きたいと言われたとき、兄弟がいれば人数分の入園料や食費など、一度の外出でそれなりの出費がかさんでしまいます。どうしようか迷ってしまうところを、一人であれば「いいよ」と返事をしやすいですよね。

人と関わる経験をするにはどう働きかける?

パパママ以外と遊ぶ時間を作ろう

一人っ子は、ふだん喧嘩してぶつかり合う場面に出会うことが少ない分、他人との距離の取り方が苦手になりがちです。幼稚園などに入ってから、集団生活の中でおこる友だちとのトラブルや物の取り合いなど、誰かと競争する場面に馴染めないこともあります。

協調性や競争心を養えるよう、パパやママとだけでなく、多くの子どもと遊ぶチャンスをぜひ作りましょう。延長保育といったサービスを利用することもできますし、児童館や子育て支援センターなどへ連れて行けば、ほかの子どもたちと触れ合う時間を増やすことができます。

一緒に遊ぶ中で、優しくされたり面倒をみたりする時間が増えれば、自然と自立心も育ってゆき、社会の中でのバランスの取り方を学ぶことにつながるでしょう。
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