赤ちゃんの冬支度はどうする?冬を快適に過ごすための気配りポイント
赤ちゃんと過ごすはじめての冬を迎えるにあたり、「赤ちゃんが寒い時期でも快適に過ごせるようにするには、どのような冬支度をすればよいのだろうか」と悩んでしまうこともありますよね。赤ちゃんに必要な冬支度にはどのようなものがあるのか、また注意すべきポイントについてご紹介していきます。
赤ちゃんと室内で快適に過ごせる冬支度とは
室内環境を整えるため適切な暖房器具を用意
赤ちゃんにとって快適な冬の室温は20〜23℃が理想的。赤ちゃんのいる家庭でも安心して使える以下のような暖房器具を活用し、冬場の室内環境を整えてあげましょう。
・エアコン
スイッチ一つで室内を快適に暖めてくれるので、赤ちゃんがいる家庭でも欠かせない暖房器具です。高い位置にあるのでやけどの心配もありません。
・オイルヒーター
表面が熱くなりすぎないのでやけどしにくい、空気が汚れない、転倒時停止機能があるなど、赤ちゃんのいる家庭でも使いやすいですよね。
冬は保温性と吸水性の高い服を用意する
しかし赤ちゃんはとても汗っかきですので、肌着やベビーウェアを選ぶ際には吸水性の高いものにする必要があります。もこもことした分厚い化繊の服の方が暖かいように思われるかもしれませんが、吸湿性が悪いと汗をかいたときに肌に汗を残したままになってしまい、身体が冷えてしまう可能性があるのです。
たとえ冬でも吸湿性にすぐれた綿100%の素材のものがベスト。一口に綿素材といってもさまざまな織り方や編み方のものがありますので、冬場には保温性の高いフライスやニットキルトなどにしてあげるとよいですよ。
冬の布団は重ね掛けできる薄手のものを選ぶ
赤ちゃんは本来、授乳中や寝入りばなに汗をかきやすく、寝ている間も体温を調節するために手足を中心に汗をかきやすいもの。寒い季節であっても分厚い布団で身体を覆ってしまうと熱がこもってしまいますので、薄手の赤ちゃん用の布団を重ね掛けして調整してあげるとよいでしょう。
何度も布団を蹴ってしまう赤ちゃんには、腹巻き付きのパジャマやスリーパーなどを着せてあげるとよいですよ。
赤ちゃんとの外出のために必要な冬支度とは
冬の外出にはカバーオールなどの上着を用意
フード付きのもの、手足を覆えるものなどデザインも豊富です。前開きのものだと脱ぎ着がしやすく、おむつ替えのときに助かりますよ。
冬場に長時間外にいる場合には、カバーオールより分厚いジャンプスーツもおすすめです。ダウン素材のものや裏地が起毛になっているものもあり、とても暖かいので重宝します。外の気温や赤ちゃんの汗のかき具合を見ながら、カバーオールと使い分けてみてくださいね。
抱っこでのお出かけにはケープが重宝する
ちょっとした寒さでもすぐに風邪をひいてしまう赤ちゃんとのお出かけには、防寒対策が欠かせません。さまざまな防寒グッズがありますが、色々な使い方ができるマルチケープを一つ持っておくと便利ですよ。
抱っこ紐にストラップで装着すれば抱っこやおんぶをするときに赤ちゃんを冷気から守ることができますし、ママの手が冷えないように入れられるポケットも魅力的です。ベビーカーに取り付けて使うこともできますので、用途に応じて使い分けてくださいね。
ベビーカーのお出かけにフットマフが便利
そんな悩みを解決してくれる便利な防寒グッズが「フットマフ」です。赤ちゃんとのお出かけはもっぱらベビーカーだという方にはとくにおすすめですよ。
赤ちゃんを部屋着のまますっぽりとフットマフに入れてしまえば外出ができますし、暖房のきいた室内に入るときにはチャックを開けたり足を出したりすればかんたんに温度調整できるので便利です。洗濯機で洗えるもの、撥水加工が施されているものもありますので、お手持ちのベビーカーに対応したものを選んでみてくださいね。
赤ちゃんと冬を迎える際に気を付けたいこと
冬に暖房器具を使う場合は加湿器も用意を
風邪のウイルスや雑菌は、気温が低く空気が乾燥した状態だと飛散拡大して繁殖してしまいます。ウイルスを空気中に蔓延させないため、またデリケートな赤ちゃんの肌を乾燥から守るためにも、暖房器具を使用するときには加湿器を使って湿度を調整してあげるようにしましょう。
加湿器を選ぶ際には、内部で雑菌が繁殖しにくいスチーム式やハイブリッド式のもの、やけどや転倒の恐れがないもの、赤ちゃんの眠りを妨げないように音が静かなものにするとよいですよ。