4歳の爪切りは大仕事?正しい爪の切り方と子どもが嫌がらない方法
爪切りを嫌がる子どもはたくさんいます。爪切りが怖いと思う子や拘束されるのが嫌な子など、子どもの爪を切るのに苦労しているママは多いようです。今回は、4歳くらいの子どもの爪切りについて、間違った切り方で起きるトラブルや、爪の正しい切り方、子どもが爪切りを嫌がらないようにする方法を紹介します。
爪の切り方を間違えると起きるトラブル
巻き爪のリスクがある
巻き爪は、歩き方が悪かったり、足に合わない靴を履いていたりするのが原因になっていることもありますが、実は間違った爪の切り方をしているために巻き爪になってしまう人もいるのです。
爪には、爪を外に広げようとする力と、爪を巻こうとする二つの力が働いています。本来の爪の形は、そのバランスがきちんと保たれている状態です。
しかし深爪をしてしまったり爪を切る形を間違えてしまったりすると、力のバランスが崩れて巻き爪を起こしてしまうことがあるのです。
指先の機能がうまく使えなくなる
手の爪を切りすぎてしまうと、指先に力が入らないため、思うように物をつかめなくなります。すると細かい作業をすることが難しくなってしまいます。
足の爪の場合はというと、歩くときに指先にかかる力を支えきれなくなって、上手に歩けなくなってしまいます。速く走るときには、足の指先まで意識して力を込めるのですが、それがうまくできなくなってしまいます。
爪の切り方で、不器用になったり運動音痴になったりと、本来の力が発揮できず、子どもにとってマイナスになってしまうのはもったいないですよね。
見た目が悪くなり健康な爪が生えてこない
爪が長いと爪と皮膚の間にゴミが溜まるので爪を短く切っておきますよね。しかし切りすぎて深爪を繰り返してもゴミが溜まりやすくなってしまいます。
爪と指の間を見ると、指と皮膚をつなぐ薄い半透明なハイポニキウムという膜があります。深爪を繰り返すとハイポニキウムを傷つけてしまい、爪のピンクの部分が減ってしまいます。
傷ついた場所から減っていくので、白とピンクの境界線がガタガタになってしまい、見た目が悪くなってしまうのです。
爪の正しい切り方を知って試してみよう
爪を切るときに使いたい道具
その音は爪にとってよいものではありません。お風呂あがりの爪が柔らかいときに切りましょう。
それでも怖がる子には、爪用の紙やすりもよいですよ。ささっとできてしまうので、じっとしていられない子どもにもおすすめです。
また、ネイルサロンや巻き爪の人が使用しているニッパータイプの爪切りもおすすめです。普通の爪切りで爪を切るときの音は、カーブした爪を伸ばして切っている音で、爪に負担がかかっています。
ニッパータイプの爪切りは、爪の端から小刻みに切るので、爪に負担をかけず、ママにもおすすめです。
端から少しずつ切り深爪にならないよう注意
また、爪の白い部分は1~2mm残すようにしましょう。白い部分を無くそうとすると、爪切りを爪と皮膚の間に押し当てて切ることになり、爪と皮膚をつなぐハイポニキウムを傷つけてしまいます。
正常な爪は、爪の先と指の先が同じ位置になっている状態です。もし自分の爪が指先より短い場合は、爪を深く切る癖があって、それが積み重なった結果の可能性があります。子どもの爪もそうなってしまわないよう、気をつけて切りましょう。
足の爪は「スクエアオフ」を意識する
足の爪を切るときには「スクエアオフ」という切りかたをします。これは、一番爪の強度が高い切り方です。
指の形にそってカーブにせず、まずはまっすぐ横に直線に切ります。角は切りませんが、このままだと引っかかって怪我をしてしまいますので、角を少しやすりで削ります。
上手な削り方は45度の角度で爪にあてて、ゴシゴシこするのではなく同じ方向にやすりを動かします。やすりは表と裏で粗さが違います。丁寧に仕上げるのであれば、先にやすりの粗い方で削り、細かい方で仕上げをしましょう。