感性を育てる幼児期の歌!人気の歌の絵本や歌の教室も紹介します。
子どものうちからやらせたいことの上位に、語学・運動そして音楽があります。音楽の三要素、リズム・メロディ・ハーモニー。これらは前記の語学や運動にも密接にかかわっています。どのように子どもの感性を育てていくのか、そしてどのように身に着けていくのがいいのか、考えていきましょう。
歌でリズム感、音感、言葉を育てましょう
幼児期に身につく正しいリズムは一生の宝物
例えば歩きながら歌えるようなメトロノーム=100くらいの4拍子の曲などがおすすめです。歩きながらもリズム感を養うことができます。足が自然とリズムをとってくれます。それに乗せて歌を歌ってみましょう。
人のリズム感は生まれ持った才能というわけではなく、練習で養うことができます。一度ついたリズム感は衰えにくく、生活の中で一生、役に立つことでしょう。
よい歌を聴いたり歌うことで音感を育てる
絶対音感とは、ある音を聞いたときその音の絶対的な高さを認識できる能力であり、ピアノの鍵盤を見ずに音を当てられる!というのはこの絶対音感があるということになります。また相対音感とは、音と音がどの程度離れているかを認識できる能力です。
絶対音感は音楽の訓練、経験を通して身につけていくものです。幼少期(4~5歳)にしか養うことが難しく、大人になってから訓練しても習得できないといわれています。子どものころによい歌を聴いたり、音程のしっかりした歌を歌うことで、音感が育っていきます。
言葉を豊かにする力のある幼児期の歌
わらべ歌や童謡にはたくさんの素敵な言葉が組み込まれています。そしてシンプルな音楽、リズムに乗せられた歌詞は、子どもにとってとても覚えやすいものです。さらにその歌詞は言葉の持つ美しさ、面白さなども詰まっていて、さらには韻を踏んでいるものなどもあり、言葉に興味のある子どもにとって好奇心の的のようなものです。
歌の上手下手は関係ありません。ただ子どもと一緒に歌ってときには踊って楽しんでみましょう。
幼児が歌ったり聴いたりするとき役立つ小物
カスタネットを叩きながら聴いて歌う
作り方
1 牛乳パックを開き、4面を1面ずつに切り分ける。
2 裏の白い面を表にして、半分に折り、折り目を付ける。
3 白い面に好きな絵を描く。
4 内側の表面の両方に、閉じたときにちょうど重なる場所を見つけペットボトルの蓋(ふた)をセロテープでしっかり貼る。
5 完成
このカスタネットをたんたん叩きながら、みんなで演奏会をしてみても楽しいかもしれませんね。
太鼓でリズムに乗ってみよう
しかし、楽器はピアノだけではありません。オーケストラを見てもわかるように、世界には様々な楽器があります。その中でも太鼓は民族文化には欠かせないものとなっています。太鼓はなくとも、太鼓の代わりになるものはたくさんあります。
例えばお菓子の缶や箱など、簡単に音楽に触れることのできる楽器が身の回りにあふれています。まず何かを習わせてみよう!の前に、お菓子の缶などから始めてみませんか?
おもちゃのピアノを歌と一緒に楽しむ
楽器メーカーから出しているピアノのおもちゃは、本物のピアノと同じ構造でできているものが多いです。強弱をつけることもできますし、音程が狂うことなくしっかりしています。本物の音に触れたいと考えている人には、音源を使う楽器よりもおもちゃのピアノのほうがおすすめです。
おもちゃ感覚でリビングにおいておけますし、気軽にママのピアノに合わせて子どもと一緒に歌うこともできますし、子どもが何気なく弾くこともできます。
人気の歌絵本とCDがあればママも歌の先生
CDつきの歌絵本で学ぶ正しいリズムと音程
絵で?曲で?音源で?どれを選びますか?音程が440ヘルツから442ヘルツ程度のものを選ぶと、ピアノやオーケストラの音程とあまり違いなく聞くことができます。絶対音感を養うことのできる4~5歳のころに、この歌絵本が気に入って何度も何度も聞く!なんてことがあると思います。この時期だからこそしっかりとした音程のものを選びたいものですね。
また前にもお話ししましたが、リズムにおいては少し早めの4分音符=100くらいのテンポのものを選ぶといいのではないでしょうか。ちょうど歩く速さくらいです。このくらいの速さは子どもの聞きやすいテンポですし、飽きずに楽しく聞くことができます。
スローなものや途中で揺れのあるテンポのものは子どもにはちょっと難しいかもしれません。童謡やわらべ歌はちょうどいい速さのものが多いです。パパ、ママも童心にかえって一緒に歌ってみましょう。