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おんぶ癖がついたらどうしよう?おんぶのメリットや前向きな考え方

おんぶ癖がついたらどうしよう?おんぶのメリットや前向きな考え方

両手を自由に使えるおんぶは、家事をしながら子どもを寝かしつけることができることができて便利です。しかし、おんぶを続けると「おんぶ癖」がついたり、子どもの体によくない影響が出たりしないか心配なママもいるのではないでしょうか。今回はおんぶのメリットや、おんぶに関する情報を紹介します。

子どものおんぶ癖についてのママの悩み

おんぶでの寝かしつけが癖になってしまった

子どものおんぶで多い悩みの一つが、「おんぶでないと寝てくれない」ということです。

友人ママは、子どもが1歳を過ぎてもおんぶでしか寝てくれないことで悩んでいました。昼寝のときもおんぶでないと寝てくれないため、常に肩が凝って腰が痛い状態だったそうです。

あまりにも負担が大きかったため、おんぶでウトウトしたときに布団におろして添い寝する方法に切り替えたところ、少しずつ添い寝で寝られるようになったと話していました。

子どもが寝かしつけを必要としなくなる時期には個人差がありますが、6歳ごろまで寝かしつけが必要な子どももいるようです。おんぶでの寝かしつけは体にかかる負担が大きいので、負担のない方法に切り替えていけるとよいですね。

癖になるのでおんぶをやめるよう助言された

おんぶをしていると、「癖になるからやめた方がよい」と言われることがあります。

「癖がつく」というのは、おんぶが必要ないときでも子どもが抱っこやおんぶを要求する状態のことを指します。しかし、子どもにとって「おんぶが必要ではないとき」とはいつなのでしょうか?

大人から見ると「必要ない」と見える場合でも、子どもにとっては「必要」なのかもしれません。おんぶばかりで歩こうとしないのでは困りますが、スキンシップの一つとしておんぶを求めるのは悪いことではありません。

「癖がつくから」というのは「おんぶでのスキンシップが増えるとママが大変になる」という意味です。おんぶ自体は悪いことではないので、ママが困っていないのであれば気にしなくてもよいでしょう。

おんぶが子どもの成長に影響しないか心配

おんぶされているときの子どもは、両脚を大きく広げた状態になります。関節を痛めたり血管を圧迫したりすることで成長に影響しないか心配というママも多いのではないでしょうか。

おんぶしている時間が極端に長いのはよくありませんが、おんぶをする回数が多いからといって成長に問題が起こることはほとんどないといわれています。ただし、おんぶの仕方によっては問題が起こることがあるようです。

例えば、子どもの脚を大きく広げすぎていたり、脚がまっすぐ伸びた状態でおんぶしたりすると股関節脱臼を起こすことがあります。

おんぶをするときは子どもの姿勢に注意しましょう。おんぶ紐を正しく使えば子どもの体に負担をかけずにおんぶすることができますよ。

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意外と知られていないおんぶのメリット

ママに寄り添うことで安心感が得られる

おんぶしたときに子どもの体がママの体から離れていると、子どもが転落する可能性があるほか、ママの体にかかる負担も大きくなるでしょう。

そのため、おんぶをするときはママの背中に子どもの体が密着するようにしなくてはなりません。子どもは体の前面すべてを使ってママに寄り添うことができるため、強い安心感を得ることができますよ。

また、おんぶで安心感を得られるのは子どもだけではありません。背中をとおして子どもの呼吸や温もりを感じられるため、ママも安心した穏やかな気持ちになることができます。

さらに、体をくっつけると「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌が活発になるのも大きなメリットです。おんぶは親子の絆を深める効果が高いといえますね。

子どもの視界を広げ脳を刺激する

子どもを高い位置でおんぶすると、子どもがママの肩越しに前を見ることができるようになります。ママの顔や胸で視界のほとんどが埋まる対面抱っこにはないメリットですね。

視線の位置が高くなると視界も広がり、目から入る情報の量が増えます。脳が刺激され、知的好奇心を育てることができるのではないでしょうか。

例えば、おんぶをしながら料理をすると子どもは様々な食材を見たり、料理を疑似体験したりできます。食べ物や料理への関心が高まり、離乳食に積極的に取り組めるようになるかもしれません。

子どもとスキンシップをとりながら家事や仕事ができるだけではなく知育効果を期待できるのは、おんぶ育児ならではといえるのではないでしょうか。

ママと子どものコミュニケーションが増す

子どもとママの視線の高さと方向が一致していると、情報を共有できるためコミュニケーションを取りやすくなります。まだ話すことができない赤ちゃんへの声かけもしやすいと感じるのではないでしょうか。

例えば、洗濯物を干すときに「これはパパの靴下だよ。洗濯ばさみを使って干そうね」と話しかけることができます。子どもと一緒に家事をしているような感覚を楽しめるかもしれませんね。

また、ママの視線が子どもと同じになるため、子どもが指さしているものや興味を持っているものがわかりやすく、コミュニケーションにストレスを感じにくくなります。

おんぶをするようになってから子どもとのコミュニケーションが増え、育児が楽しくなったと感じるママもいるようです。

おんぶが癖になると思わず前向きに考えよう

おんぶは子どもとのスキンシップが密な証拠

おんぶをしていると「子どもを甘やかしている」「親離れできない子どもになる」と言われることがあります。

これは、戦後の日本にアメリカ文化が流入するとともに欧米流の「触れない育児」が流行し、おんぶや抱っこが「よくないもの」として避けられた時代があったからです。

しかし近年は、スキンシップが不足すると心身の発達に問題が起こるといわれており、スキンシップとして抱っこやおんぶをたくさんする育児法が見直されています。

「そんなにおんぶしていると癖になるよ」などと言われると不安になるかもしれませんが、育児法や価値観の違いと割り切りましょう。むしろ「スキンシップが密な証拠」と前向きに考えれば、不安を感じることもなくなるのではないでしょうか。
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