赤ちゃんの足が伸びるのはなぜ?理由や注意点を知って対処しよう
生まれて間もない赤ちゃんは、体を丸めたり伸ばしたりして過ごしますよね。しかし、ほかの赤ちゃんと比べて足が伸びていることが多いと、脱臼や病気などの疑いはないのかと心配になるでしょう。今回は、赤ちゃんの足が伸びる理由や注意点、おむつの替え方のコツなどをご紹介しますので、参考にしてくださいね。
目次
- どのような場合に伸びをするのか理解しよう
- 伸びをする原始反射は赤ちゃんの大切な動作
- おむつ替えの際に足が伸びることはよくある
- 寝ているときに手足が伸びることも
- 足が伸びたときのおむつ替えのテクニック
- 足が伸びてしまうのは緊張しているから
- ほかのものに関心を示すように工夫する
- 優しく話しかけてリラックスした雰囲気に
- 足が伸びているときに注意すること
- 足を伸ばした状態の抱っこは避けよう
- 厚着のし過ぎは足が伸びる原因に
- 定期的に足の様子をチェックしよう
- 自然な足の形を保つためにできること
- 「コアラ抱っこ」でM字型の足を意識しよう
- 赤ちゃんの向き癖に気をつけよう
- 心配な場合は医師に相談を
- まとめ
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どのような場合に伸びをするのか理解しよう
伸びをする原始反射は赤ちゃんの大切な動作
赤ちゃんが足を伸ばす動作をする反射には、「非対称性緊張性頸反射」や「緊張性迷路反射」などがあります。非対称性緊張性頸反射は、仰向けで寝ている赤ちゃんの顔の向きを変えると、顔が向いている方の手足を伸ばします。また、緊張性迷路反射は、赤ちゃんを仰向けにすると手足が伸びるという反射です。
これらの原始反射には「物を見て触る動作の基盤となる」「バランス感覚を養う」などの役割があります。つまり、赤ちゃんにとって伸びをする原始反射は大切な動作なのです。
おむつ替えの際に足が伸びることはよくある
しかし、足が伸びた状態だとおむつ替えがしにくく、テープタイプのおむつでは足を曲げたときに隙間ができて、おしっこやウンチが漏れてしまうこともあります。そのため、ある程度の月齢になると、おむつ替えがしにくいテープタイプからパンツタイプのおむつに変えたというママもいるようですよ。
また、膝をさすると曲げるようになるという先輩ママの声もあります。足が伸びていておむつ替えがしにくいときは、赤ちゃんが膝を曲げる方法を探してみてくださいね。
寝ているときに手足が伸びることも
赤ちゃんの成長はとても速く、1カ月で身長が約5cm伸びるといわれています。ですから、手足を伸ばして寝ることで、体が成長に対応しようとしていると考えられていますよ。
しかし、寝ているときに足を伸ばすことで赤ちゃんが起きてしまうことがありますよね。大きな音や、強い光などを感じたときに赤ちゃんが手足を伸ばす動作をするのは、原始反射の一つである「モロー反射」です。赤ちゃんは、モロー反射が起きた拍子にびっくりして目覚めてしまうことがありますよ。
足が伸びたときのおむつ替えのテクニック
足が伸びてしまうのは緊張しているから
では、なぜ赤ちゃんはおむつ替えのときに足が伸びてしまうのでしょうか?
赤ちゃんは、次に起きることをまだ予測できないため、少しの刺激でも驚いてしまいます。ですので、赤ちゃんは、おむつを外したときにお尻周りが急にひんやりとなることに驚いて、不快だと感じる場合があります。
さらに、この経験を積み重ねると、赤ちゃんはおむつ替えに不快感や不安を抱くようになります。そのため、ママがおむつ替えをしようとするだけで緊張して、足をピーンと伸ばしていることもありますよ。
ほかのものに関心を示すように工夫する
たとえば、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃや音の出るものを手に持ってみてもよいでしょう。関心がおむつ替えから逸れればよいので、身近にあるリモコンやタオルなどでもよいですよ。しかし、口に入るような小さなものは誤飲が心配ですので、口に入れても大丈夫なものにしましょう。
また、外の景色が見えたりモビールがあったりすると、そちらに視線が集中するのでおむつ替えがスムーズになるかもしれません。赤ちゃんによって、興味の示し方には個人差があるので効果的なものを見つけましょう。
優しく話しかけてリラックスした雰囲気に
そして、足の力が抜けたら、足の裏から膝方向に向かって押し上げると自然に膝が曲がります。赤ちゃんの膝を無理やり曲げようとすると、脱臼する心配があります。ですから、膝を曲げるときは、赤ちゃんの力が抜けたのを確認してから優しく行いましょう。
足が伸びているとおむつ替えがしにくいですね。しかし、力任せに替えようとすることは避けましょう。関心を逸らしたり緊張を和らげたりして、赤ちゃんがリラックできる雰囲気作りを心掛けたいですね。