赤ちゃんの足が伸びるのはなぜ?理由や注意点を知って対処しよう
足が伸びているときに注意すること
足を伸ばした状態の抱っこは避けよう
まず、赤ちゃんの股関節は、生後3カ月くらいまではとくに不安定です。赤ちゃんが足を伸ばした状態で抱っこをすると脱臼する可能性があります。ですから、赤ちゃんが足を伸ばした状態での横抱きは避けるようにしましょう。もし、抱っこするときは赤ちゃんの股に手を入れるとよいですよ。
また、足が伸びているときにおくるみを使って赤ちゃんの姿勢を固定してしまうのもよくありません。足が伸びているときは、赤ちゃんが自由に足を動かせる姿勢でいられるようにしましょう。
厚着のし過ぎは足が伸びる原因に
冬は寒いので、赤ちゃんが厚着をすることも多いですよね。赤ちゃんは、厚着をすると関節をうまく動かすことができなくなります。その結果、関節が開きにくくなり、足を伸ばしてしまう原因になるのです。冬生まれが脱臼しやすいといわれているのは、厚着をする機会が多いからだそうです。
赤ちゃんの足が伸びる予防をするためには、冬でも厚着になり過ぎないように注意し、なるべく動きやすい服装を選ぶようにすることです。サイズの小さな服や、オムツカバーをきつめに留めることは、股関節の動きを制限してしまうので気をつけましょう。
定期的に足の様子をチェックしよう
・股関節が動かしにくい
・股関節が開かない
・おむつ替え時にどちらかの足に違和感を感じる
・太もものシワの数に極端な左右差がある
・足の長さに左右差がある
・膝を立てたとき、高さに左右差がある
・足を動かすと股関節から音がする
これらのチェックをしてみて、該当する項目があれば赤ちゃんが脱臼している可能性があります。日ごろから意識してチェックすることで、早期発見と治療につなげることができます。気になることがあれば、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
自然な足の形を保つためにできること
「コアラ抱っこ」でM字型の足を意識しよう
赤ちゃんはママのお腹の中で足を曲げた状態で過ごします。生まれてからしばらくの間は、お腹の中の姿勢でいることが赤ちゃんにとって自然なことなのです。ママは、寝ている赤ちゃんの足が自然にM字型に開いていることを確認しましょう。
また、抱っこをするときは「コアラ抱っこ」で、足の形がM字型に開いて自由に動かせることを意識しましょう。赤ちゃんが仰向けに寝転んで足をM字型に開いている姿勢のまま、縦抱きをするようなイメージですよ。
赤ちゃんの向き癖に気をつけよう
赤ちゃんが寝ているときに、いつも同じ方向にばかり顔が向いていると、股関節を脱臼することにつながる可能性があります。顔が向いている方向と反対の足が立て膝になることなどが目安です。
赤ちゃんの向き癖を治すためには、赤ちゃんの顔が向いている反対側から名前を読んだり、話し掛けたりしてみましょう。また、フラットに畳んだバスタオルなどを用意し、赤ちゃんの顔が向いている側の頭から体の下に入れてみてもよいでしょう。少し体が持ち上がるイメージです。
中には、嫌がる赤ちゃんもいますので、それぞれに合った方法で行いましょう。
心配な場合は医師に相談を
赤ちゃんのお世話を毎日していても、ママにはまだまだ分からないこともありますよね。また、育児経験があったとしても、赤ちゃんの様子は一人ずつ違います。赤ちゃんの足がM字型になっていることを意識して、おむつ替えや着替えのときなどに定期的に確認することを心掛けましょう。
赤ちゃんの股関節脱臼は早期発見が大切です。ママの自己判断や、心配な気持ちのまま過ごすことの方がデメリットは大きいです。赤ちゃんの様子を見て、足が伸びていることが多いなと感じたり、M字型にならないことが多いような気がしたら、専門医に相談するとよいですよ。
まとめ
また、緊張からおむつ替えのときに足が伸びてしまう赤ちゃんは多いものです。ママにとってはおむつが替えにくく大変ですが、ほかのものに関心を逸らしたり、ママが優しく話し掛けたりすることでスムーズにおむつ替えができるようになるでしょう。
今回ご紹介した注意点や、おむつ替えのコツをぜひ活かしてくださいね。
ママたちのできるを増やすコミュニティteo’s(テオズ)無料会員を30名募集!
もし良かったら登録お願いいたします~!