5歳児と盛り上がるトランプの遊び方は?おすすめの遊びと嬉しい効果
トランプは昔からあるシンプルな玩具でありながら、たくさんの遊び方があって奥深いですよね。簡単なルールを理解して他者とも協調性をもって遊べる5歳児にとってトランプ遊びは楽しくてメリット一杯です。今回は5歳児におすすめのトランプの遊び方とその効果についてお伝えします。
おままごとのように楽しめる「たこやき」
カードをたこやきに見立ててひっくり返す
人数:2~3人
カードを10枚ずつ配り、残りは中央で山にします。カードは裏向きのまま自分の前に5列×2段に並べましょう。これを“たこやき器”とします。最終的に、左上から右上へA~5、左下から右下へ6~10と並ぶようにするゲームです。
まず山札から1枚引きます。引いたカードがAの場合、たこやき器の左上に置き、そこにあるカードを取りましょう。そのカードが10の場合は右下と、決まった場所に置きます。
出たカードがA〜10であれば同じように繰り返し、ジョーカーは好きな数字の代わりに使えます。すでに表を向いているカードや絵札は捨て札なので、それが出たら次の人の番です。
最初に10枚のカードを表にした人が勝ちとなります。
勝敗は運任せなので一連の手続きを楽しもう
遊ぶのに頭を使うゲームは、普通に対戦するとママが勝ってしまい、子どもは不機嫌になってしまいますよね。実力差を感じると子どもは楽しめなくなってしまいます。
そういったゲームの場合、ママが手加減して遊ぶことになりますよね。
しかしたこやきは、配られたカードで決まる運任せのゲームですので、極端にどちらかが勝ってしまうなんてこともありませんよね。ですからお互い、対等な立場でゲームをすることができるのです。
ママは気をつかわず、子どもは不満になることなく楽しんで遊ぶことができますよ。カードをめくって移動してと、一連の手続きを楽しみましょう。
たこやき屋さんになりきることが楽しむコツ
子どもはごっこ遊びが好きですよね。たこやきは、「たこやき屋さんごっこ」というごっこあそびでもあるのです。
10枚のカードは10個のたこやきと考えましょう。
カードをめくりながら、
「へい、いらっしゃい!いくつにしますか?」
「マヨネーズはかけますか?」
「(カードをめくりながら)ポコッポコッ」
「まだ焼けないなぁ」
「あ、焼きすぎた!」
など、たこやき屋さんになりきって楽しんでくださいね。
子どもは爆笑したり、自分流にたこやき屋さんを演じたりして、盛り上がることでしょう。保育園でも、たこやきを取り入れているところがあるそうです。
右脳を鍛える「神経衰弱」の遊び方と効果
はじめは枚数を減らして遊んでみよう
ランダムに裏返して置いたカードの中から2枚のカードをめくり、同じ数字が出たらそのカードをもらうことができます。同じ数字が出る限りめくり続けることができ、違う数字が出てしまったら自分の番は終わりです。
神経衰弱をしていると、スタートしたときは、カードがたくさんあってなかなか覚えられませんが、ゲームが進んで枚数が少なくなってくると、カードの位置を覚えるのが簡単になっていきますよね。
カードが少ないほど難易度が低くなるので、子どもと遊ぶときは、始めから枚数を減らして遊ぶとよいですよ。
1~6枚までのカードのみを使う、絵札を除いたものを使う、赤だけ(黒だけ)を使うなど、子どもが楽しんでできるくらいに減らして始めてみましょう。
記憶することを意識するための上手な声かけ
子どもはめくったカードの数が違ったときに、それを記憶せずにすぐに裏返してしまいがちです。子どもがカードをめくったら「ここに1があって、ここに6があるね。今度1が出たらここ、6が出たらここをめくればいいんだよ」と教えてあげましょう。
また、子どもはめくりやすい場所のカードを何度もめくってしまうことがあります。そんなときは「ちょっと待って。これはさっきめくったから、何があるか分かるよね」と教えてあげましょう。
難しいようでしたら、「これは3だったよね」などといって、子どもが思い出せるようにしてあげるとよいですよ。
楽しく遊びながら集中力や記憶力が身につく
大人でもカードを覚えるために集中しますよね。子どもは大人よりもっと集中して覚えなければなりません。
人の記憶は、覚えてもすぐに忘れてしまう短期記憶、中期記憶、名前など忘れることのない長期記憶という段階に分かれています。神経衰弱は短期記憶を使ったゲームです。
神経衰弱は見た映像をそのまま頭に記憶させる方法で覚えるとうまくいきます。見た数字と場所を写真のように記憶していくのです。これには感性や感覚を司る右脳を使います。
記憶力を高める訓練方法はいろいろありますが、トランプで遊ぶと自然に鍛えることができるので、楽しみながら習得することができますよ。