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ママが気になる今後のお金事情!育児にかかる費用の内容とは

ママが気になる今後のお金事情!育児にかかる費用の内容とは

赤ちゃんが生まれれば、当然のことながらお金がかかります。しかし、初めて子どもを持つママには、いったいどのくらいの費用が必要になるのか見当がつかないことでしょう。この記事では、新生児期、乳児期、幼児期のそれぞれでかかる育児費用について詳しくご説明します。

新生児の時期に必要となるお金とは

意外に高額な分娩入院費

昭和30年代まではお産婆さんに赤ちゃんを取り上げてもらうのが一般的でしたが、現代では病院・診療所・助産所で赤ちゃんを産むのが通例となっています。

設備が整った施設で、複数の人が関わるため、費用も意外に高額なものとなっています。分娩が病気ではないため、保険の適用外であることも要因の一つでしょう。

それでは平均的な分娩入院費はどのくらいなのでしょうか。地域や分娩施設、入院中の部屋などにより差がありますが、一番高い東京都と一番安い鳥取県の平均分娩費用は次のとおりです。

・東京都 609,189円
・鳥取県 394,087円

なんと20万円以上の開きがあります。全国の平均費用は499,615円ですので、かなりの出費といえますね。

赤ちゃんに必要なおむつやミルク代

赤ちゃんが1歳になるまでにかかる平均的な費用は、約93万円というデータが出ています。1年間で約100万円が必要になると思っていなかったママが多いのではないでしょうか。

必要な費用の内訳では、おむつ代やミルク代、ベビーベッドなどの生活用品費が大半を占めています。特に赤ちゃんの生活で発生する費用という点では、おむつ代とミルク代が双璧といえるでしょう。

おむつ代は、紙おむつにするのか、布おむつにするのかで費用も変わってきます。紙おむつの場合は、1カ月5,000~7,000円かかりますが、布おむつであれば、初期投資のみでおよそ10,000円以内となります。

ミルク代は、粉ミルクが1カ月7,000~10,000円、母乳なら無料ということになりますね。

ベビーベッドなどの赤ちゃん用の家具代

それでは、ベビーベッドやベビーカー、ベビーチェアなどの赤ちゃん用の家具代はどのくらいかかるのでしょうか。赤ちゃん用の家具をすべて自前で揃えるとなると、15万円程度の費用がかかるというデータが出ています。

「ずいぶんかかるのね」とお考えのママなら、レンタルを検討するのがよいでしょう。レンタルであれば、10万円以内の予算で収まります。

レンタルの優れた点は、費用の面だけではありません。家具の配送から組み立て、引き取りまで業者に依頼できるため手間がかからないという利点があります。家具を自分で組み立てて、不要になったら粗大ごみとして業者に引き取ってもらうことを考えれば、レンタルのほうが使い勝手がよいと感じられるのではないでしょうか。

乳児の時期にかかるお金の内訳は

おむつ代や離乳食にかかるお金

新生児期と乳児期では、紙おむつのサイズが違います。生後10カ月を過ぎる頃にはLサイズが必要となり、2歳頃になるとビッグサイズを使用するようになります。

紙おむつはサイズが大きくなると、1枚当たりの単価も高くなります。しかし赤ちゃんが成長するにつれて排泄回数も少なくなりますので、1カ月5,000~7,000円の費用に変わりはありません。

離乳食については、手作りすれば節約になりますが、育児に家事と忙しいママは市販のものを使うとよいでしょう。生後半年くらいで離乳食を始める頃は、まだミルク代のほうが高く離乳食自体の費用は1カ月1,000円程度です。9カ月を過ぎる頃になると離乳食も本格的になり、1カ月10,000円程度かかるようになります。

体温調節のための光熱費

「赤ちゃんが生まれたからといって光熱費に影響はないでしょ」と、お考えのママもいることでしょう。しかし、水道料金は間違いなく増えます。肌着などの洗濯量の増加と、ベビーバスでの沐浴などが主な要因です。

そのうえ、思わぬ出費となるのが電気代やガス代です。まだ体温調節の機能が十分でない赤ちゃんは、大人に比べて気温や環境に敏感なのです。そのため、暑い夏でも大人ならクーラーを使用せずに我慢できても、赤ちゃんのためには使用する必要が出てきますね。

まだひとりで服の脱着ができない赤ちゃんを守るためには、体温調節のための光熱費がかかってくるということです。室内でも熱中症になるケースが増えていますので、赤ちゃんの体調には十分気をつけてあげたいものですね。

保育園入園の方は保育料の発生

仕事を持っているママも出産を契機に専業主婦になればよいのですが、せっかくのキャリア・収入を考えると早く復帰したいのが本音ではないでしょうか。実家のお母さんが赤ちゃんの世話をしてくれるケースは稀で、保育園に入園させなくてはならない場合が多いようです。

この場合、保育料の発生が頭の痛い悩みとなってきます。ママがフルタイムで働くと延長保育料も発生し、子どもを長時間保育園に預けることになるため、時短制度を利用して働くケースが多いのではないでしょうか。

時短制度を利用すると、ママの収入は赤ちゃんを産む前よりも下がってしまうことでしょう。認可保育園の保育料は平均20,000円ほどですが、より高い認可外保育園だとほとんど手元にお金が残らないケースもあるようです。

幼稚園入園頃から必要になるお金とは

3年保育の幼稚園がスタートする方は保育料

幼稚園でかかる費用は、公立で年間約22万円、私立で約50万円というデータが出ています。この中には、教育費や給食費、園外活動費が含まれていますが、保育料(授業料)は自治体によって異なってきます。

たとえば兵庫県伊丹市のケースでは、保育料は第1子の場合で0~18,300円、第2子は半額、第3子以降は0円となっています。また私立幼稚園の場合には、所得によって最大308,000円までの補助金が支給される制度があります。

なお平成27年4月より、地域の実情に応じ、保護者の所得(市町村民税所得割額)で保育料を決める仕組みに代わりました。そのほかにも、自治体によっては助成制度や減免制度があるなど、各自治体により違いがありますので最新の情報を確認してくださいね。
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