ママが気になる今後のお金事情!育児にかかる費用の内容とは
赤ちゃんが生まれれば、当然のことながらお金がかかります。しかし、初めて子どもを持つママには、いったいどのくらいの費用が必要になるのか見当がつかないことでしょう。この記事では、新生児期、乳児期、幼児期のそれぞれでかかる育児費用について詳しくご説明します。
目次
- 新生児の時期に必要となるお金とは
- 意外に高額な分娩入院費
- 赤ちゃんに必要なおむつやミルク代
- ベビーベッドなどの赤ちゃん用の家具代
- 乳児の時期にかかるお金の内訳は
- おむつ代や離乳食にかかるお金
- 体温調節のための光熱費
- 保育園入園の方は保育料の発生
- 幼稚園入園頃から必要になるお金とは
- 3年保育の幼稚園がスタートする方は保育料
- 習い事などの教育にかかるお金
- 消耗品や文房具などの日用生活品
- 成長に合わせた衣類の購入や雑費が必要に
- 体が大きくなるので衣類や靴の購入が必要
- 子ども向きのおもちゃや日用品
- 3歳からレジャー料金が発生することも
- 将来に向けて少しずつ節約や貯金を心がける
- お金をかけずに遊べる場所で遊ぼう
- 児童手当などをできるだけ貯める
- 無理しすぎないようコツコツと貯めていく
- まとめ
新生児の時期に必要となるお金とは
意外に高額な分娩入院費
設備が整った施設で、複数の人が関わるため、費用も意外に高額なものとなっています。分娩が病気ではないため、保険の適用外であることも要因の一つでしょう。
それでは平均的な分娩入院費はどのくらいなのでしょうか。地域や分娩施設、入院中の部屋などにより差がありますが、一番高い東京都と一番安い鳥取県の平均分娩費用は次のとおりです。
・東京都 609,189円
・鳥取県 394,087円
なんと20万円以上の開きがあります。全国の平均費用は499,615円ですので、かなりの出費といえますね。
赤ちゃんに必要なおむつやミルク代
必要な費用の内訳では、おむつ代やミルク代、ベビーベッドなどの生活用品費が大半を占めています。特に赤ちゃんの生活で発生する費用という点では、おむつ代とミルク代が双璧といえるでしょう。
おむつ代は、紙おむつにするのか、布おむつにするのかで費用も変わってきます。紙おむつの場合は、1カ月5,000~7,000円かかりますが、布おむつであれば、初期投資のみでおよそ10,000円以内となります。
ミルク代は、粉ミルクが1カ月7,000~10,000円、母乳なら無料ということになりますね。
ベビーベッドなどの赤ちゃん用の家具代
「ずいぶんかかるのね」とお考えのママなら、レンタルを検討するのがよいでしょう。レンタルであれば、10万円以内の予算で収まります。
レンタルの優れた点は、費用の面だけではありません。家具の配送から組み立て、引き取りまで業者に依頼できるため手間がかからないという利点があります。家具を自分で組み立てて、不要になったら粗大ごみとして業者に引き取ってもらうことを考えれば、レンタルのほうが使い勝手がよいと感じられるのではないでしょうか。
乳児の時期にかかるお金の内訳は
おむつ代や離乳食にかかるお金
紙おむつはサイズが大きくなると、1枚当たりの単価も高くなります。しかし赤ちゃんが成長するにつれて排泄回数も少なくなりますので、1カ月5,000~7,000円の費用に変わりはありません。
離乳食については、手作りすれば節約になりますが、育児に家事と忙しいママは市販のものを使うとよいでしょう。生後半年くらいで離乳食を始める頃は、まだミルク代のほうが高く離乳食自体の費用は1カ月1,000円程度です。9カ月を過ぎる頃になると離乳食も本格的になり、1カ月10,000円程度かかるようになります。
体温調節のための光熱費
そのうえ、思わぬ出費となるのが電気代やガス代です。まだ体温調節の機能が十分でない赤ちゃんは、大人に比べて気温や環境に敏感なのです。そのため、暑い夏でも大人ならクーラーを使用せずに我慢できても、赤ちゃんのためには使用する必要が出てきますね。
まだひとりで服の脱着ができない赤ちゃんを守るためには、体温調節のための光熱費がかかってくるということです。室内でも熱中症になるケースが増えていますので、赤ちゃんの体調には十分気をつけてあげたいものですね。
保育園入園の方は保育料の発生
この場合、保育料の発生が頭の痛い悩みとなってきます。ママがフルタイムで働くと延長保育料も発生し、子どもを長時間保育園に預けることになるため、時短制度を利用して働くケースが多いのではないでしょうか。
時短制度を利用すると、ママの収入は赤ちゃんを産む前よりも下がってしまうことでしょう。認可保育園の保育料は平均20,000円ほどですが、より高い認可外保育園だとほとんど手元にお金が残らないケースもあるようです。
幼稚園入園頃から必要になるお金とは
3年保育の幼稚園がスタートする方は保育料
たとえば兵庫県伊丹市のケースでは、保育料は第1子の場合で0~18,300円、第2子は半額、第3子以降は0円となっています。また私立幼稚園の場合には、所得によって最大308,000円までの補助金が支給される制度があります。
なお平成27年4月より、地域の実情に応じ、保護者の所得(市町村民税所得割額)で保育料を決める仕組みに代わりました。そのほかにも、自治体によっては助成制度や減免制度があるなど、各自治体により違いがありますので最新の情報を確認してくださいね。