赤ちゃんの手洗いはいつから?習慣づけるコツと石鹸の選び方や注意点
嫌がる赤ちゃんの手を洗わせるのは、なかなか難しいですよね。しかし、風邪やインフルエンザの季節の前に、なんとか手洗いの習慣をつけてあげたいものです。では、赤ちゃんの手洗いの習慣は、いつごろから始めるとよいのでしょうか?手を洗わせる時期やタイミング、楽しく習慣にするコツなどを紹介していきます。
赤ちゃんの手洗い時期の目安とタイミング
手洗いの重要性を知ろう
菌やウィルスの侵入を防ぐためには、侵入経路を断つのが一番の早道です。では、菌やウィルスはどこから入ってくるのでしょう?
くしゃみや咳でも感染しますが、最も多いのは「手」からだそうです。「やはりそうか」という思いはありますが、なんだか実感はありませんね。
認めたくはないですが、手には、いつの間にかたくさんの菌やウィルスが付着しています。その手で鼻や口を触ると、簡単に感染します。
菌やウィルスの侵入を防ぐためには、その最も大きな侵入経路を断つ必要があります。手を洗う重要性がよく分かりますね。
赤ちゃんの手洗いの習慣づけはいつから?
赤ちゃんの手洗いの習慣づけは、11カ月目ごろから1歳前後に始める人が多いようですよ。理由としては「ママからもらった免疫が、そろそろなくなってくるから」「行動範囲が広がってきて、いろんな菌をもらってきてそうだから」などがあるようです。
確かに、このころがタイミングとしてはよさそうですね。保育園に入園したりすると、集団の中で過ごす時間も増えてきます。
しかし、洗面所で、重くなった赤ちゃんを抱きかかえて手洗いさせるのは重労働です。子ども用の踏み台をうまく活用するとよいですね。
赤ちゃんの手を洗うタイミングは?
あまり神経質になる必要もありませんが、理想的には「帰宅後」「食事前」「トイレ後」の3回です。手に菌がついていて、体の中に入りそうになるタイミングです。
おすすめは「帰宅と同時に手を洗う」です。「お外から連れてきたばい菌さんたちを、やっつけましょうね」「手をきれいにして遊んであげないと、おもちゃさんたちも『汚いから遊ばない』っていうかもしれないよ」などと声をかけて、当たり前のことにしてしまいましょう。
時間帯がうまくつながれば、そのまま食事の時間になるかもしれません。食事前の手洗いも兼ねることができますね。
赤ちゃんの手洗いを習慣づけるコツとは?
小さい頃から意識することが大事!
手洗いの大切さを意識づけるのは、0歳児から可能だそうです。「まだ分からないだろう」というのは大人の解釈で、小さいころからいわれ続けていることは、0歳児でも理解していることがあるのだそうです。
「声をかけながら育児をする」という姿勢は、大切だといわれます。聞きなれたパパやママの声を聞くだけで、赤ちゃんはリラックスできます。
だから「うまく言葉を理解できないだろう」と思われる時期でも、声をかけながら手洗いの大切さを話し続けると、手洗いへの意識づけができていくのだそうです。
冬はぬるま湯で洗うようにしてあげよう
外から帰ったら、ぬるま湯を準備してあげましょう。エアコンや暖房機器より先に、暖をとることができます。
ぬるま湯に手を浸したり、温かいシャワーをあててみたりしましょう。熱すぎたり、冷たすぎたりするのは厳禁ですよ。
赤ちゃんが「温かくて気持ちいい」と感じているときに、手洗いまで一緒に済ませましょう。「手洗い=気持ちいい」という感覚が育てば、きっと手洗いが好きになってくれますよ。
手足が冷たくなる冬の時期は、手洗いを習慣化するにはいい季節です。そのうちに「寒いから、早く手洗いしたい」と思うようになるかもしれませんね。
ママとパパも赤ちゃんと一緒に洗おう
だから、一緒に手洗いすると、いつの間にかそれが当たり前になって、習慣になっているということがあります。パパやママも、健康的な生活を送ることができますね。
まずは、大人が先に手洗いしてみせましょう。赤ちゃんは、大人がすることを真似したがります。興味を持ってくれたらしめたものです。
すかさず、手の洗い方を教えてあげましょう。手洗い歌などを一緒に歌いながら洗うと、楽しく手洗いできて、隅々まできれいになりますよ。
そして、できていることをたくさんほめてあげましょう。ますます張り切って手を洗ってくれるようになりますよ。