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妊娠線の予防には保湿ケアが大切!理由と保湿アイテムの選び方

妊娠線の予防には保湿ケアが大切!理由と保湿アイテムの選び方

お腹の赤ちゃんがすくすく育つと、ママのお腹もどんどん大きくなります。すると気になるのが妊娠線の出現です。一度できた妊娠線は消えることがないため、しっかりと予防したいですね。この記事では、妊娠線予防に欠かせない保湿ケアの方法やアイテム選び、またそれ以外のさまざまな予防法をご紹介していきます。

妊娠線に保湿が効果的な理由とは

妊娠線ができる大きな原因は皮膚の乾燥

妊娠すると、お腹の赤ちゃんの成長にともない、ママのお腹も大きくなって皮膚が伸ばされます。肌の表面はその伸びに対応できますが、皮膚の奥側の真皮など伸縮性に乏しい皮下組織部分は、大きくなるお腹の伸びについていけず亀裂が生じることがあります。これが「妊娠線」です。

特に、妊娠中はホルモンバランスの変化によって、極端に肌の弾力が衰えている状態なので妊娠線ができやすいといえます。また、もとから乾燥肌である場合、普通肌や脂性肌の人に比べて皮下組織の柔軟性が低い傾向にあるため、妊娠線ができやすくなるともいわれています。

なお、妊娠線がもっともできやすい部位はお腹ですが、人によってはお尻や太もも、胸などお腹以外にもできることがあるでしょう。

肌を保湿すると皮膚の柔軟性が高まる

妊娠線は、妊娠したからといって、誰にでも必ずできるものというわけではなく「できる人」と「できない人」がいます。妊娠線ができなかったという先輩ママの声を聞くと「妊娠線予防のために肌の保湿ケアをしていた」という人が多いようです。

このことから、肌を保湿することで皮膚の柔軟性を高め、お腹が大きくなっても皮膚が十分に伸びる弾力性を保つことが、妊娠線予防のポイントになるといえます。

妊娠初期には目立ちにくかったお腹も、妊娠5カ月ごろから膨らみ始めます。大きくなるお腹に耐えられるように、皮膚の状態を整えておくには時間が掛かるため、お腹が大きくなり始める前から、しっかりと肌を保湿して弾力性を高めておきましょう。

妊娠線によるかゆみを抑えることができる

妊娠中は肌が乾燥しやすくなることから、かゆみを感じやすくなるママもいます。そもそも、お腹に赤ちゃんがいると、妊娠性の皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)や多形妊娠疹(たけいにんしんしん)などの肌トラブルが起き、かゆみが発生することも珍しくありません。

いずれにしても肌が乾燥することで、こうした皮膚の不調が起こりやすくなります。もしも、肌にかゆみを感じたら、いつも以上に丁寧な保湿ケアが必要でしょう。

また、かゆみを我慢できずに掻きむしってしまうと、皮膚に傷ができて色素沈着が起こることもあります。保湿をすればある程度のかゆみを抑えることができるかもしれませんが、どうしてもかゆみが止まらなければ、病院で診てもらってくださいね。

妊娠線に適した保湿アイテムの選び方

マッサージオイルは浸透性が高くおすすめ

クリームよりも油分が多いオイルは浸透性が高く、かさついている肌を柔らかく保ちます。この保湿力の高さが、妊娠線予防のマッサージにオイルが利用される理由です。また、オイルの方が伸びがよく塗り広げやすい点もメリットでしょう。

ワセリンやベビーオイルなど、薬局などで買えるアイテムを妊娠線予防として使っているママも多いですが、これらは、現在の肌が保っている水分を、これ以上蒸発しないように最低限働きかけるものでしかありません。

市販のクリームにも高保湿に優れたものもありますが、中には、アレルギーの原因となり得るリノール酸が含まれているものがあるので注意しましょう。購入時には成分内容をチェックして、パッチテストを行ってください。

香りや価格など妊娠後期まで続けられるもの

妊娠線予防のケアは、一時的に行えばよいというものではなく、お腹が大きくなり始める前から妊娠後期まで継続して行うことが大切です。そのため、無理なく使い続けられるものを選びたいですね。

香りやテクスチャー(塗り心地)、価格など、チェックするポイントはいくつかありますが、その中でも、意外と重要なのが「香り」です。妊娠中はホルモンバランスの関係で、匂いに敏感になるママも多く、リラックス効果も兼ねて香りがついているものを選んでも、体調の変化から途中で不快に感じるようになってしまうことも。

あらかじめ、無香料のものを選ぶようにしたり、サンプルやお試し価格のもので事前に香りを確認してから購入したりすると安心でしょう。

刺激成分が低く安全なものを選ぼう

妊娠中は肌がデリケートになりがちなので、妊娠線予防オイルは可能な限り刺激成分が配合されていない安全なものを選びましょう。

気をつけたい成分として、トレチノイン、ハイドロキノン、トルエン、パラベン、サリチル酸、アキュテインなどがあります。ほかにも、着色料や保存料などの合成成分、アルコール成分も避けてください。

これらの成分は、妊婦や赤ちゃんに直ちに悪影響をもたらすというわけではありません。しかし、妊娠中の敏感な肌には、できるだけ刺激となる成分が含まれていないものがおすすめです。

妊娠線予防専用のオイルやクリームであれば、妊娠線対策に役立つ成分が配合されつつ、妊婦や赤ちゃんへの安全性も考えて作られているので安心ですね。

保湿以外でも妊娠線は予防できる!

体内の水分量を上げて肌の乾燥を防ごう

妊娠すると、ママの体の水分は羊水や赤ちゃんの体を作るために優先的に使われるようになるので、妊娠前以上に肌が乾燥しやすい状態になります。「肌が乾燥するなら、オイルやクリームで肌を保護すれば問題ない」と考えるママもいるかもしれません。

たしかに、油分によって肌は潤いますが、オイルやクリームでカバーできるのは肌の表面だけです。潤いのある健やかな肌を保つためには、肌の内側の水分バランスもポイントとなります。

体内の水分不足を防ぐためには、肌を保湿する前に、意識して水分を摂るようにすることが大切です。 なお、妊娠中は1日2Lの水分を摂ることが理想的とされていますが、体が冷えないように、常温の飲み物で水分補給をするようにしましょう。
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