歌は赤ちゃんの教育にも効果がある?驚きのメリットや喜ぶ歌の選び方
歌には、赤ちゃんに様々なよい効果があることを知っていますか?赤ちゃんのころから歌にふれることで、赤ちゃんの脳や心がすくすくと成長するといわれています。ここでは、歌にはどのような教育効果があるのかや、赤ちゃんが歌に興味を持つ工夫などをご紹介します。
歌が赤ちゃんにもたらす教育的な効果
言葉を取得するための手助けになる
童謡は正しい日本語を使っており、赤ちゃんでも分かりやすい「きらきら光る」「ある日森の中くまさんに出会った」など、簡単な単語を並べた歌が多いです。赤ちゃんの聴覚は生まれる前から発達しているため、歌から様々な言葉を学ぶことができますよ。
たくさんの歌にふれることで、言葉の成長が早くなるケースが多いです。歌のリズムに合わせたほうが言葉は覚えやすいので、色々な曲にふれるようにしましょう。
IQが高くなる傾向がある
とあるカナダでの研究でも、定期的に音楽のレッスンを受けている子どもと受けていない子では、受けている子どものほうがIQが高いという結果が出ました。たとえば、想像力や記憶力、空間的知能(空間と視界的世界との色々な関連性を理解すること)、数学(音楽教育を受けた子どもは数学でも学力を発揮したようです)など、色々な力を身につけられることが分かっていますよ。
赤ちゃんのころから3歳ごろまでは特に吸収力が高い時期なので、音楽教育を考えている方は早めに取り組みましょう。
体を動かすことで脳が活性化する
先ほどもご紹介したように、音楽に合わせて体を動かすことで脳が活性化されます。ねんねの赤ちゃんでも音楽を日常的に聴いていると、少しずつ音楽に興味を持って手足をバタバタしたり、体を動かしたりするようになりますよ。
音楽を聴きながらママが赤ちゃんの手を握って手遊び歌を楽しむのも効果的です。心地よい音楽を聴いて赤ちゃんの手指を触る、リズムに合わせて手をトントンするなど、リトミックで楽しみながら赤ちゃんの体を刺激することで、手足の発達を促すこともできるでしょう。
歌は赤ちゃんやママの心も健康にする
心が安定して免疫力も上がる
音楽には、人のストレスを軽減する効果があるといわれています。人はストレスを受けると脳からステロイドホルモン(興奮を促したり、血糖値が上昇したりする)がたくさん分泌されるのですが、音楽を聴くとその分泌が抑えられ、気分を落ち着かせることができますよ。
また、音楽には免疫力を上げる効果があることも科学的に証明されています。音楽を聴いて人の気分がよくなると、生理的な変化が体内で起きるため免疫力も高まるのですね。
感情のコントロールがうまくなる
先ほどご紹介したように、音楽にはストレスを発散する効果があるため、日ごろから音楽にたくさんふれていると感情のコントロールが自然とうまくなります。幼稚園や保育園などに通い始めると集団生活が始まるので、自分の思いどおりにはならないことが多くストレスが溜まりますよね。
感情をうまくコントロールできる子どもは、集団生活でストレスが溜まっても上手に解消できるため、ほかの子どもとコミュニケーションを円滑に取って社会性を身につけていくでしょう。
親子のコミュニケーションツールになる
音楽を聴くだけでなく、色々な音楽を聴きながら赤ちゃんとスキンシップを取って楽しみましょう。スキンシップも親子の信頼関係を築くためには大切なことなので、赤ちゃんを抱っこして音に合わせてリズムを取る、手遊び歌でスキンシップを楽しむ、曲を聴きながら赤ちゃんの頬やお腹などを優しく触るなど、工夫をすればたくさんの楽しみ方ができますよね。
ママだけでなく、パパも一緒に音楽を楽しみ赤ちゃんとふれあいましょう。
赤ちゃんが喜ぶ歌はどんなもの?
童謡などシンプルで単純なもの
たとえば、チューリップの歌だと「咲いた咲いたチューリップの花が」「赤・白・黄色どの花見てもきれいだな」など、分かりやすい言葉が並んでいますよね。童謡は簡単な言葉で単調なリズムを繰り返すため、赤ちゃんの耳に入っていきやすいですよ。
何度も曲を聴いていると、赤ちゃんの記憶にも残りその曲が好きになります。最初は反応がなくても、笑ったり体を動かしたりと可愛い反応が見られるようになるでしょう。