赤ちゃんの軟飯について知ろう!時期や量の目安と作り方のポイント
赤ちゃんの離乳食については色々なことを知っていても「軟飯がどういうものなのか分からない」「軟飯という言葉を聞いたことがない」というママも多いのではないでしょうか。ここでは、いつごろから赤ちゃんが軟飯を食べられるのか、簡単に作る方法などをご紹介します。
赤ちゃんの軟飯の量の目安や時期を知ろう
軟飯ってなに?おかゆとの違い
軟飯は名前のとおり、おかゆよりも普通のご飯に近いものをいいます。普通のご飯に比べると水分が多いため見た目はご飯のようですが、食べるとベッタリとした口当たりですよ。
「おかゆは食べごたえがなくなってきたけれど、普通のご飯だと上手に噛めない」という離乳食が終わりに近づいてきた赤ちゃんには、軟飯がおすすめです。軟飯のほうが食べごたえがあるため、よく噛んで食べるようになってくれるという期待ができます。
離乳食期の量やかたさの目安
赤ちゃんが5倍がゆをしっかり噛んで食べられるようになってから、少しずつ軟飯へと硬さを調節していくとよいですよ。赤ちゃんによって食べられる量は違いますが、9~10カ月ごろの赤ちゃんは80gくらい、完了期の1歳ころの子どもには90gくらいを目安にして作ってくださいね。
赤ちゃんの顎の発達には個人差があるので、軟飯をしっかり噛んでつぶせているかどうかをチェックすることが大切です。つぶせていない場合は、もう少しお水を足してやわらかくしましょう。
赤ちゃんの成長と様子を見ながらトライ
月齢が同じ赤ちゃんでも、顎の発達や食べることに対する興味の持ち方などは違いますよね。軟飯をつぶせるように成長していても「食感がイヤ」「おかゆのほうが好き」などの理由から、食べてくれないこともあります。
軟飯が食べづらそうだったり、食べなかったりしたときは、一度おかゆに戻して様子を見ましょう。
赤ちゃんの軟飯の作り方とポイント
炊飯器に野菜も入れてママは簡単調理
(お米2合を使用する場合)
1.お米を洗ってざるにあげます
2.炊飯器にお米を入れ、3合のラインまで水を入れます
3.30分くらい水に浸けておき、おかゆモードで炊きましょう
赤ちゃんの栄養を考えると、軟飯だけでなく様々な野菜も一緒に食べてほしいですよね。さつまいもやニンジンなどの野菜をアルミホイルに包んで炊飯器に入れ一緒に炊くと、野菜を茹でる手間が省けるので楽に調理ができてよいですよ。
鍋を使って作るときは火力と時間に注意
(お米2合で作った場合)
1.お米を洗って、ざるにあげておきます
2.お鍋にお米と水4カップを入れて、30分くらい浸けましょう
3.お鍋に火をかけて最初は強火で炊くとよいですよ
4.煮立ったあとは弱火にして、20~30分くらい炊きます
5.火を止めてしばらく蒸したら出来上がりです
炊いているときはフタをしますが、途中で吹きこぼれる可能性もあります。吹きこぼれないようにフタをずらすなど、工夫してくださいね。お鍋で炊くときは、火力を見ておかないと焦げることもあるので注意しましょう。
忙しいママはご飯とお水をレンジでチン
1.炊飯器で普通のご飯を炊きましょう
2.炊飯器で炊いたご飯50gと、水60mlを、耐熱容器に入れます
3.電子レンジで作るときはラップをかけるため、水の量は少なめでも大丈夫です
4.ラップは端に少しだけ隙間をあけるようにかけ、2~3分加熱します
5.ラップをしたまま2~3分くらい蒸らし、粗熱がとれてほぐせば出来上がりですよ
短時間でできるため、時間がないときは便利ですよね。