ヒップシートは海外製と日本製どっち?赤ちゃんに合ったものを選ぼう
赤ちゃんの抱っこに欠かせないアイテムといえば抱っこ紐ですよね。さらに最近は、「ヒップシート」と呼ばれる新しい抱っこアイテムを利用するママが増えていますよ。今回は、ヒップシートの基礎知識や失敗しない選び方などをご紹介します。海外製と日本製の特徴も知って、赤ちゃんに合ったものを選びましょう。
抱っこ紐より楽?ヒップシートの基礎知識
手軽に抱っこができるヒップシートとは
ヒップシートはウエストポーチのようなイメージです。腰ベルトについた台座に赤ちゃんが座った状態で、ママが抱っこします。長時間の抱っこによる疲れや、抱っこしたときの肩や腰の痛みなど、ママに掛かる抱っこの負担が軽くなります。
ヒップシートは、一人でお座りができるようになる生後7カ月ごろから使い始めるママが多いそうです。抱っこ紐よりも装着しやすいものが多いので、抱っこを要求する子どもにもすぐに対応できますよ。
メリットとデメリットを知っておこう
【メリット】
・台座に座るので安定感があり、抱っこの負担が軽減される
・子どもの乗せ降ろしが簡単
・装着がしやすい
・密着しないので窮屈感がなく、涼しい
・パパにも使いやすいウエストポーチのようなデザイン
【デメリット】
・子どもを支えるので、片手がふさがる
・台座が大きいのでコンパクトさに欠ける
・腰ベルトが太いので装着したままだと座りにくいなど、ママの動きを妨げることもある
便利といわれるヒップシートもママによって意見が分かれます。ほかの育児アイテムとも組み合わせながら上手に使いましょう。
レンタルで試してから購入を考えてもOK
そのようなときは、レンタルサービスを利用しましょう。ヒップシートをレンタルして使用感を確かめてから、購入を考えてもよいですね。
たとえば、ベビーキャリアのパイオニア「ラッキーインダストリーズ」では、ラッキー製品を購入する前にレンタルして試すことができます。10日間のレンタルサービス期間中、1度に3点までレンタル可能です。ヒップシートのほか、スリングや抱っこ紐もレンタルできますよ。
失敗しないヒップシートの選び方
いつから使い始めるかでタイプを決めよう
・ウエストポーチ型
腰ベルトについている台座に子どもが座ります。子どもを手で支えることになりますが、一番シンプルで乗せ降ろしが簡単です。歩き始めの子どもがいるママに重宝します。
・ショルダーバッグ型
ウエストポーチ型は支えが無いので不安というママに選ばれています。
・抱っこ紐型
抱っこ紐+ヒップシートの形です。乗せ降ろしが少ないねんね期の赤ちゃんとのお出かけに便利です。
使い始める時期を基準にしてヒップシートを選ぶと失敗が少ないでしょう。ママや子どもに合ったものを選べるとよいですね。
よく使う季節に合わせた素材を選ぶ
ヒップシートを使って抱っこをしてもママと子どもの体は密着します。ですので、夏の暑い季節はお互いに蒸れてしまいますね。子どもがたくさんかいた汗をそのままにしておくと、皮膚トラブルにもなりかねません。
そのことから、夏などの汗をかきやすい時期はメッシュ素材のヒップシートが快適ですよ。通気性がよいので蒸れる心配が少ないですね。
反対に、冬などの寒い季節にメッシュは適しません。もし、メッシュ素材を使う場合は子どものアウターやケープなどで工夫して、温かくしているママが多いそうですよ。
海外製と日本製ヒップシートの違いを知る
メーカーによっても違いがありますが、海外製は日本製に比べて色やデザインが豊富です。ヨーロッパの安全テストをクリアしていたり、国際股関節異形成協会(IHDI)から「赤ちゃんの正しい成長発達を助けるベビーキャリア」として認定されていたりするものもありますよ。
日本製は多くが日本人の骨格に合わせて作られているそうです。ヒップシート使用時の子どもの足の開きが自然で、無理のない姿勢で過ごせるような設計です。なかには、国内の厳しい安全基準審査をクリアして「SGマーク」を取得しているものもあります。