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子どもは喧嘩をしつつ成長していく!謝ることを上手に覚えていくには

子どもは喧嘩をしつつ成長していく!謝ることを上手に覚えていくには

すぐにケンカをする子どもに手を焼いているというママは少なくないでしょう。しかし子どもの成長において、喧嘩はとても重要な経験となります。喧嘩をしたら相手に謝って、自分の力でトラブルを解決できる力をつけて欲しいものですね。幼児期の喧嘩の重要性について考えてみましょう。

幼児期の喧嘩の重要性を知っておこう

喧嘩は子どもの自我の発達に役立つ栄養剤

子どもが喧嘩をしている場面に居合わせたとき、どのように対応をしていますか?「喧嘩しちゃダメでしょ!」と仲裁することが多ければ、その行動は見直した方がよいかもしれませんよ。

幼児期における子ども同士の喧嘩といえば、「おもちゃの取り合い」「順番の取り合い」「遊び方の違い」など、自分の主張が通らないときに起こることがほとんどです。きっかけは何であれ、喧嘩をとおして相手の気持ちを知ったり、痛みに気づいたりすることができるでしょう。

幼児期の喧嘩は、相手を知ること、そして「自我の発達」に役立つ栄養剤です。ママは喧嘩に遭遇しても、できるだけ子どもの力で解決するように見守りましょう。相手と折り合いをつけながら生きていく術を学ぶ機会を活かしたいですね。

成長とともに喧嘩の種類が変わっていく

幼児期の喧嘩は、成長に応じて内容が少しずつ変化していきます。

〈0~1歳〉
「世界は自分中心」という意識があるため、要求が通らないと癇癪を起すことも多いですが、喧嘩になるよりは、泣いて終了することが多い時期です。

〈2~3歳〉
自我が芽生え、自分の思いどおりにならないと感情をぶつける傾向にあります。また、「自分のもの」と「それ以外のもの」の区別がつき始めますが、人のものを取ることに対する罪悪感や自制心が未発達なため、無理やり奪おうとして喧嘩に発展します。

〈4~6歳〉
社会のルールが少しずつ理解できるようになる時期です。我慢できるときとできないときがあるでしょう。また、言葉の発達が進むことによって、言い争いの喧嘩が増えていきます。

喧嘩をした後に大人がどう介入するかが大切

大人と幼児ではあまり喧嘩になることはないですよね。それは大人が子どもに譲歩しながら接するからです。しかし子ども同士ではそうはいきません。お互いが自分の主張を押し通すため、どうしても喧嘩に発展することが多くなります。

しかし喧嘩という経験を経て、子どもは徐々に成長を遂げていきます。そうなると、ママは子どもの喧嘩にどこまで介入するべきなのか、悩ましいところですよね。

全然納得いってないのに「謝りなさい!」と強要することは避けましょう。まずは子どもの気持ちをよく聞いた上で、相手の気持ちを一緒に考えてください。なぜ喧嘩になったのか、喧嘩しないためにはどうしたらよいのかを話してみましょう。そしてもし子どもが「ごめんね」と言えたら、しっかりと褒めてくださいね。

お友だちと喧嘩をしたときの上手な対処法

まずは子どもの気持ちに耳を傾けよう

子どもの喧嘩を目撃したときに、喧嘩の理由も聞かずに「謝りなさい!」と言ってしまった経験はありませんか?子どもにも、子どもなりの理由があって喧嘩になっているのです。まずは子どもの気持ちに耳を傾けて、喧嘩の理由を聞き出してみましょう。

まだボキャブラリーの少ない子どもは、相手に要求をうまく伝えることや、交渉することはできませんよね。嫌な気持ち、悲しい気持ちをストレートに相手に伝えた結果、喧嘩になることが多いでしょう。

ママは、不満の原因や解決方法を子どもが理解できるように、ゆっくりと話を整理してみてください。子どもも徐々に落ち着きを取り戻し、謝った方がよいのかもしれないと自分で気づくことができるでしょう。

小さな子ども同士の喧嘩の場合は親が先に

小さな子どもにとって、自分から進んで「ごめんなさい」と言うことは、簡単なことではありません。自分の子どもに非があると分かったら、ママが率先して相手の子どもと親に「ごめんなさい」と謝って見せることも大切です。

ママが謝っている姿を見て、子どもは「自分はいけないことをしたんだ」「悪いことをしたらこうやって謝るんだ」と学ぶことができるでしょう。特に初対面の親子には、しっかりと謝る姿勢を見せることが大切です。

仲のよいお友だちであれば、相手のママに「うちの子がいつもごめんね」と伝えつつ、子ども同士ができるだけ自分たちで解決できるように見守りましょう。子どもが自分の意思で謝ることができるようになるには、失敗の繰り返しが必要なのです。

子どもと一緒に謝りに行くべき場合とは

幼稚園や保育園など、集団生活が始まると、子ども同士の喧嘩は日常茶飯事になります。多少の喧嘩なら、メールや次に会ったときにでも謝ればよいですが、相手にケガをさせてしまった場合や、持ち物を壊してしまった場合などは、直接謝りに行くというのが礼儀です。

突然訪問するというのも失礼なので、事前にアポイントを取っておくと安心です。また、謝罪で訪れるときは「手ぶら」というわけにはいきませんね。1,000~3,000円程度の日持ちする菓子折りを用意しておきましょう。

相手にケガをさせたり、物を壊したりするというのは、自分の子どもがされるのも嫌ですが、加害側になるのも嫌ですね。しかしどんな子どもにもありうることなので、そうなった場合は誠意をもって対応しましょう。

「謝る」ことをもう一度見直してみよう

パパやママはきちんと謝っている?

親としては「子どもには悪いことをしたとき素直に謝れるようになってほしい」と願いますよね。しかしそもそもパパやママはきちんと謝ることができているでしょうか。

パパとママが些細なケンカをしたときに、「さっきはごめんね」と謝る姿を子どもが見ていれば、謝ることは普通のことだと認識するでしょう。また、子どもに対しても、パパやママに落ち度があったときは、素直に「ごめんね、ママがいけなかったね」と謝ることも大切です。

子どもは自分が謝られることで、どんな気持ちになるのか知ることができますね。子どもに対して「謝ってほしい」「謝りなさい」と考える前に、パパとママが普段の生活でお手本となる行動をとることが大切です。
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