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上の子になるお兄ちゃんお姉ちゃん!心のケアや接し方と育児のコツ

上の子になるお兄ちゃんお姉ちゃん!心のケアや接し方と育児のコツ

子どもが2人になると「これから仲よく成長してほしいな」とママは願いますよね。しかし、理想とは違ってお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)が赤ちゃん返りしてしまい、ママの負担が増えて悩むこともあるでしょう。ここでは、弟(または妹)ができた上の子の気持ちや、どのように子どもと過ごすとよいのかをご紹介します。

上の子の気持ちを理解して受け止める

上の子はたくさんの我慢をしている

赤ちゃんのお世話はおむつ交換や、授乳、抱っこなどを頻繁にこなさなくてはならないため、ママは大忙しですよね。1人目のときは赤ちゃんだけのお世話だけに集中することができますが、2人目の場合は上の子がいるため、上の子の育児をしながら赤ちゃんを育てるのでママは手がいっぱいになるでしょう。

ママは2人の子どもを平等に見ていると思っていても、お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)はさまざまなことを我慢している可能性があります。今まではママの時間すべてを自分のために使ってくれていたのに、赤ちゃんのお世話で忙しそうにしているママを見て寂しい思いをしている子も多いかもしれませんね。

2人育児は大変ですが、お兄ちゃん(お姉ちゃん)の心のケアも大切ですよ。

赤ちゃん返りは「寂しい」のサイン

赤ちゃん返りという言葉は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。赤ちゃん返りは1、2歳の小さな子どもだけがなるのではなく、5、6歳の子どもでもなることがあります。

お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)は、赤ちゃんが生まれるまではパパやママ、祖父母など、周りの人からの愛情を独り占めできていましたよね。しかし、赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんばかりに愛情が注がれているような気持ちになり「赤ちゃんのようになれば、みんなから愛されるんだ」と甘えたり、わがままになったりすることがありますよ。

上の子がわがままになるとママの負担がさらに増えるため、「どうすればよいの」と悩む方も多いですよね。イライラして叱るとひどくなるので、優しく受け止めましょう。

「お兄ちゃんお姉ちゃんだから」は禁句

2人育児は本当に忙しく、心身ともに余裕がなくなるときもあるでしょう。ママの心にゆとりがなくなると「お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)なんだから我慢しなさい」「お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)だから、ひとりでできるよね?」などと、口癖のように言っている方も多いかもしれませんね。

「お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)だから」という言葉は、子どもにとってストレスになっている可能性があります。子どもはなりたくてお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)になっているわけではないので、忙しいときでもこの言葉は使わないように気をつけましょう。

赤ちゃんと年齢差があってもなくても、なるべく子どもたちには同等に接していけるとよいですね。

お兄ちゃんお姉ちゃんをケアするポイント

些細なことでも上の子を優先

先ほどはお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)になった子どもの気持ちをご紹介しましたが、赤ちゃんがいるとどうしても手がかかるほうにママは時間が取られてしまいますよね。日々生活していくなかで、どのように上の子をケアしていけばよいのでしょうか。

ママは本能的に2人の子どもがいると、小さくて弱い赤ちゃんのほうを優先してしまうものです。しかし、赤ちゃんばかりを優先してはお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)は寂しい気持ちになりますよね。

2人育児を上手に進めるためには、小さなことでもお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)を優先してみましょう。子どもは「私が1番ママに愛されている」と心が満たされると、やきもちを焼いてママを困らせることも少なくなりますよ。

ママと2人だけの時間を作ろう

赤ちゃんが生まれるまでは、上の子はママと2人きりの時間を満喫していましたよね。しかし、生まれてからはママを独り占めできる時間がほとんどなくなるため、「ママを取る赤ちゃんなんて嫌い」と、ストレスを抱えている子どもも多いです。

「ママはあなたのことが大好きなんだよ」「赤ちゃんよりもあなたが1番好きだよ」とお兄ちゃん(またはお姉ちゃん)に伝えられるように、赤ちゃんをパパに任せて2人きりになる時間を作りましょう。赤ちゃんがいない環境を作ることで、お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)という位置から解放され、思いっきりママに甘えることができますよ。

定期的に2人きりになる時間が作れると、上の子の心も落ち着くかもしれませんね。

スキンシップで愛情を伝えよう

親子でスキンシップを取ることは、言葉以上の愛情表現でもあります。スキンシップをたくさん取っている子どもは「ママに愛されている」と自信を持つことができるため、情緒が安定するといわれていますよ。

ギュッと抱きしめたり、子どもの頭をなでたりなど、スキンシップは忙しいときでもすぐにできますよね。時間に追われているとスキンシップを忘れてしまうこともあるので、朝と夜の寝かしつけのときは子どもを抱きしめるなど、習慣づけてみるのもよいでしょう。

スキンシップを取るときは、「大好きだよ」「ママの子どもに生まれてきてくれてありがとう」など、言葉でも愛情を伝えることが大切です。子どもの情緒が安定すると、赤ちゃん返りもおさまることが多いですよ。

上の子と下の子の関係を良好にするには?

上の子と一緒に下の子をお世話する

「きょうだいで仲よく育ってほしい」とパパやママが思っていても、親の思いどおりにならないことが多いですよね。きょうだい関係をよくするためにできることはあるのでしょうか?

赤ちゃんのお世話をするときは、お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)にも協力してもらいましょう。たとえば、「赤ちゃんのおむつをとってきてくれるかな」と頼んでおむつを取ってきてもらったり、ミルクをあげてもらったりなど、子どもでもできるお世話はたくさんありますよね。

赤ちゃんのお世話をしていくうちに、少しずつ赤ちゃんに対して興味を持ち始める子が多いです。お世話に協力してもらったときは「ありがとう。助かったよ」と褒めることで、積極的にお手伝いしてくれるようになりますよ。
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