40代の主婦の賢い貯金方法とは?やりくり上手になる秘訣と心得
独身時代は自分のために時間とお金を使っていたという人も、ママになると家族のために家計簿とにらめっこする毎日ではないでしょうか。生活費や子どもの教育資金のほかにも、40代になると保険の見直しや老後資金についても考える必要が出てきます。家族の将来のために、やりくり上手な40代主婦を目指しましょう。
40代主婦が貯金を増やしたい理由とは?
子どもの将来や教育資金のため
進路にもよりますが、一般的に子どもの学資金で一番大きな出費になるのは、大学入学のタイミングです。受験費用・入学金・授業料・設備費など合わせて200万円くらいは必要になるでしょう。次年度以降も授業料として毎年100万円程度かかります。
つまり、18歳になるころまでに、500万円程度の貯金をしておく必要があるのです。子どもがひとり暮らしするのであれば、さらに多くの費用が必要になります。子どもの将来のために、少しでも多く貯めておきたいですね。
老後の生活で困らないようにしたいから
金融庁が「老後資金として2,000万円必要」と試算したことがメディアで報じられ、心穏やかでないママも多いことでしょう。「住宅費用や教育資金などで手一杯なのに、さらに老後資金まで貯めるなんて無理!」と思うかもしれませんが、老後貯金をしていないと、苦しい老後生活になる可能性は高いのです。
子どもの学資金と並行して、夫婦の老後資金もコツコツ貯めていきましょう。子育てが一段落してから、本格的に老後の貯蓄を始めるのもありですよ。定年退職まではまだ数十年ありますから、長い目で見て計画的に貯蓄をしたいですね。
急な出費や「もしも」のときに安心できる
多くの場合、パパとママは生命保険や医療保険に加入していることと思います。しかし、ケガや病気の具合や保険の内容によっては、保障内容でカバーできないことも考えられます。
また、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が壊れる、車の買い替えが必要になるなど、大きな出費が急に訪れることもあるでしょう。保険や定期預金などは解約することによって損をすることもあります。使い道を自由に決められる貯金を別に作っておくと、「もしも」のときに安心できますね。
貯金ができないと思ったら始めてほしいこと
加入している保険の見直しを考えよう
特に掛け金の少ない医療保険などは、若いときにいったん加入してしまうと、そのまま何となく掛け続けてしまいがちです。「よくよく見てみると今となっては不必要だった」ということはよくあるので、40代を迎える前に一度家族全員の保険内容を見直してみましょう。
内容が重複していたり、不必要に特約がつき過ぎていたりすることで、保険料が高くなっていることも考えられます。貯金が難しいと思ったら、「ムダ」な部分を削ることから始めましょう。
パートを始めて世帯収入を増やす
いきなり正社員になるというのはハードルが高いので、まずはパートからスタートして、子育てが一段落したあたりから、徐々に働く時間を増やしていくのがよいのかもしれませんね。
仕事のブランクが気になるママもいると思いますが、主婦業は意外にもどんな仕事にも活かすことのできる、最高の職業でもあるのです。毎日の家事育児の中で自分が得意とする分野をアピールすれば、主婦を必要としている企業はたくさんありますよ。
光熱費や通信費のお得なプランを検討する
当たり前だと思っていた光熱費が安くなるというのは、主婦にとってかなり嬉しいですよね。乗り換えには慎重というママも、一度検討してみる価値はありますよ。
また、携帯電話やインターネットの通信費用も、お得なプランがたくさんありますね。大手キャリアから「格安携帯」に乗り換えることで、携帯電話費用が半額近くまで安くなる場合もあります。毎月必ず必要になる費用を見直すことは、貯金成功への近道になるでしょう。
40代でも遅くない!コツコツ貯金をしよう
家計簿をつけてお金の流れを知る
貯金を成功させるために、まず最初に家計の状況を理解することから始めましょう。家計簿をつけるといっても、毎日事細かに記載する必要はありません。支出の費目ごとに、ざっくりと月の合計金額だけ記載すれば大丈夫です。
家計簿をつけることで、家庭のお金の流れを知ることができます。家計を「見える化」させることで、どこにお金を使い過ぎているのかよく分かるでしょう。家計の把握ができたら、あとは削れる部分を洗い出して、節約生活をスタートすればよいのです。