赤ちゃんへの白湯の飲ませ方とは?上手な与え方や注意点について
「母乳やミルクで水分補給をしているから白湯は不要」という話を耳にしたことはありませんか?しかし白湯を与えてはいけないというわけではなく、白湯を与えるメリットというものもあるのですよ。この記事では、白湯を赤ちゃんに飲ませるときの方法や注意点についてまとめてみました。
白湯を始める時期とメリットやタイミング
白湯を飲ませるのは2カ月頃から
しかし、不安になってネットなどで調べるママもいるでしょう。そうすると、白湯は基本的に飲ませなくてもよいという情報が目に入ってきて、「それなら飲ませてはいけない」と思ってしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんに水分が足りている場合は、離乳食が始まるまで白湯は必要ないといわれています。しかし、早くても生後2カ月、できれば3カ月以降にほんの少しだけ飲ませるのならよいとされています。
ほんの少しというのは、ティースプーン1杯程度を試しに口に含ませる程度です。
白湯は水分補給や便秘解消や離乳食の練習に
しかし、赤ちゃんが嫌がっているのに無理やり飲ませる必要もないものです。本来、母乳やミルクをきちんと飲めている赤ちゃんは、水分は十分だからです。
もし、水分補給のために白湯を飲ませるなら、お風呂上がりのタイミングが授乳時間と合わないときや便秘ぎみ、尿が少ないときなどになるでしょう。白湯を飲ませる量が多すぎると、本来必要な母乳やミルクの摂取量が減ってしまい、成長に影響を及ぼしてしまいますよ。
たくさん汗をかいたら白湯を飲ませよう
汗で頭や背中がビショビショになっているのを見ると、着替えさせるのと同時に脱水症状になっていないか気になりますね。このとき、ちょうど授乳時間なら問題なく母乳やミルクを飲ませますが、その時間とずれているときが困るものです。
白湯の量は、授乳量に影響がない程度にしなければなりません。生後6カ月以降なら体重1kgあたり1日100ml以下にします。それより小さい赤ちゃんは、50ml以下にしましょう。
飲ませてみよう!白湯の作り方と飲ませ方
しっかり沸騰させた軟水がおすすめ
赤ちゃんの未発達な胃腸には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが負担となり、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、ペットボトルを購入する場合は、日本の水か赤ちゃん専用の水を選ぶようにしましょう。
白湯は、ただ水を沸騰させてお湯にすればよいというものではありません。やかんや鍋で沸騰させますが、沸騰してもすぐに火を止めず、ふたをはずして10~15分は沸騰させ続けましょう。
これは、カルキを抜くのと同時に発がん性物質のトリハロメタンを取り除くためです。
やかんやレンジやウォーターサーバーで作る
赤ちゃんにはそんなに量はいらないのに、毎回やかんで沸騰させるのは面倒と思うママもいるでしょう。その場合は、電子レンジで作るというママもいるようです。マグカップや湯飲みに入れた水を電子レンジで1分30秒ほど温めます。
しかし、どちらかというと電子レンジの使用は、一度やかんなどで沸騰させた白湯を温め直すときに使うママが多いようですね。
そのほかに、簡単にお湯になるウォーターサーバーも人気があります。ウォーターサーバーにも各社特徴があり、調乳温度設定があるもの、チャイルドロックつき、静音のものなどさまざまです。それぞれの家庭に合ったものを選びましょう。
哺乳瓶やスプーンを使って飲ませよう
「いつも哺乳瓶なのに、スプーンでうまく飲めるの?」と思われるかもしれませんが、口元にスプーンをチョンと当ててあげると思いのほか上手に飲みますよ。また、量が少ないうちは、哺乳瓶より、無駄なく飲ませることができます。量の調節も簡単ですよ。
月齢が経って、少し多くの量を飲むようになったらスプーンでは時間が掛かりすぎますので、哺乳瓶がよいでしょう。ただし、赤ちゃんによっては哺乳瓶を見てミルクだと喜んで飲んだら違ったということで、哺乳瓶に対して警戒することもありますので気をつけましょう。