赤ちゃんを坊主にする?あせもや病気から頭皮を守るためにしたいこと
「赤ちゃんを坊主にするとよい髪の毛が生える」と聞いたことはないでしょうか。実はこれ、日本だけでなく海外でもときどき信じられていることです。本当に坊主にするとよい髪になるのか、坊主にすることで危険はないのか調べてみました。赤ちゃんの髪の毛を健康に保つポイントも合わせてみてみましょう。
赤ちゃんを坊主にするならいつから?
坊主にするとよい髪の毛が生えるという迷信
そこでよくいわれるのが「坊主にすると良い髪の毛がはえる」というものです。柔らかくて頼りない赤ちゃんの髪の毛を刈ったり剃ったりすることで、確かにあとから生えてくる髪の毛の断面が大きく見えるため、太くたくさん生えてきたように感じることがあります。
しかし、これはそう感じるだけで、実際に髪の毛が増えたり健康になったりするわけではありません。逆に、バリカンやかみそりを頭皮に当てることで傷つけてしまうこともあるので、赤ちゃんを坊主にするのは控えましょう。
赤ちゃんの頭は汗でいつもムレムレ状態
頭には髪の毛がありますので、汗をかいたままにしておくと蒸れた状態が続き、嫌な臭いやあせもの原因になります。汗をかいたら、蒸しタオルや濡らしたガーゼでこまめにふいてください。
汗をかかないように、部屋の温度を下げたり頭を冷やしたりすることは赤ちゃんの体温調整を妨げることになりますのでやりすぎは禁物です。汗をかくことは悪いことではありませんので、適度に汗をかく生活を心がけ、皮膚を清潔に保つようにしましょう。
伸びてきたら1歳前後でカットしてあげよう
女の子の場合はゴムで結んであげるなど、長さをキープしたまますっきりさせることもできますが、男の子や結ぶことを嫌がる女の子には、この機会に初めてのヘアカットをしてみてもよいでしょう。美容院でのヘアカットもできますが、じっとしているのが難しい赤ちゃんならおうちでセルフカットに挑戦してもいいですね。
一度も切ったことのない赤ちゃんの髪の毛先で作ることができる「胎毛筆」をオーダーしたいならこの時期がベストです。
バリカンを使ってかわいい坊主のやり方
子ども用バリカンを選ぶときの注意点
子ども用のバリカンを選ぶときは、安全性が高くママでも使いやすいことがポイントになります。コードがあるものは動き回る赤ちゃんには邪魔になり、赤ちゃんが引っ張るととても危険です。コードレスのバリカンには乾電池式もありますが、充電式の方がパワーがあります。
アタッチメントがあると丸坊主でも長さの調節ができ、ソフトモヒカンなどおしゃれなヘアスタイルも簡単にできます。バリカンの刃を直接赤ちゃんの肌にあてることも避けられるので必須です。
ほかにも、水洗いできること、ママの手にもフィットするコンパクトさも大事ですね。
耳のまわりやえりあしの仕上げが不安
赤ちゃんの髪の毛を切るときには、赤ちゃん専用の先が丸くなった散髪ばさみを用意すると安心です。時間をかけると赤ちゃんが飽きてしまうので、スピーディーに迷いなくカットすることがポイントです。
まず、耳まわりは耳の前後に分けて、すっきりさせるために耳の後ろは丸く生え際のラインにそろえ、もみあげは三角に整えてカットします。えりあしは下を向いてもらうとカットしやすくなります。
バリカンである程度そろえておけば、長く残った髪を部分的にカットする程度でよいでしょう。
坊主に飽きたらソフトモヒカン
まず、サイドと後頭部の髪を5mmの長さのアタッチメントをつけたバリカンで、頭頂部に向かって長くなるように力を調整しながら刈ってゆきます。次に、短めのアタッチメントに取り換え、えりあしを刈り上げます。
頭頂部の髪は長さを変えずに整えるだけでOKです。仕上げに気になる部分を子ども用の散髪ばさみでカットしましょう。
小さい赤ちゃんの頭であれば、はさみだけでソフトモヒカンを作ることもできますよ。