小学校入学祝いは何を贈ればよい?平均金額や渡すタイミングを知ろう
入学祝いにはメッセージカードを添えよう
お祝いの気持ちを文字で伝える
メッセージカードには、入学を祝う言葉とともにこれまでの育児の苦労を労う言葉を書くのが一般的です。そして最後に、子どもの成長を祈念する言葉で結ぶとよいでしょう。
一番ていねいなメッセージカードの渡し方は、小学校に入学する子どものママやパパと子どもの両方に贈るやり方です。入学する子ども宛にメッセージを書くときには、その子どもの性格や日ごろがんばっていることなどを思い浮かべて、子どもの気持ちに寄り添った文章にしましょう。
子どもが読めるひらがなを使おう
保育園や幼稚園を卒園したばかりの子どもは、漢字はほとんど読めません。ひらがなを使ってメッセージカードを書けば、贈る側のお祝いの気持ちが子どもにも伝わります。好きなキャラクターのカードを使っても喜ばれます。
また、「成長して」などの難しい言葉ではなく「大きくなって」などと子どもにも理解できるようなわかりやすい言葉を選びましょう。さらに、長文では子どもにはなかなか伝わりません。伝えたいポイントを短い言葉で表現するように心がけてくださいね。
入学祝いの記念に残る電報も素敵
小学校の入学祝いには、ぬいぐるみなどのプレゼントが付いたギフト電報が喜ばれています。大好きなキャラクターの電報であればもらった子どもは大喜びし、ぬいぐるみを大切にしてくれるはずです。
「ハート電報」はメッセージに合わせて18種類の書体から選ぶことができるので、お祝いの気持ちがよりはっきりと伝わります。和風電報からフラワー電報まで、種類が豊富です。
特に、小学校入学祝いにはミッフィーやテディベアなどの「キャラクター電報」や、箱を開けるとチョコレートでお祝いのメッセージが届く「デコチョコ電報」が人気があります。
友だちの子どもには入学祝いを贈るべき?
贈るかどうかはよく考えてからにしよう
入学祝いを受け取ったママやパパにしてみれば、それほど親しくない友だちからお祝いが贈られてきたら戸惑いを感じるかもしれません。お返しの心配をしたり負担に感じたりすることだってあります。
特別に仲のよい友だちであれば喜ばれるでしょうが、それほど親密でない友だちであれば入学祝いを贈るケースは少ないようです。どうしてもお祝いをしたいときには、お返しはいらないことをはっきりと伝えれば相手は気を遣わずに済むかもしれません。
友だちの子どもへの入学祝いの金額は、3~5千円が相場のようです。
贈るなら相手の立場を考えた品物を選ぼう
子どもに人気のキャラクターがデザインされた文房具セットを贈ると、学校指定以外のものになってしまうことがあります。もし子どもが好きなキャラクターの付いた贈り物を選ぶときには、靴下やハンカチであれば喜ばれるかもしれません。
普段から親しい間柄の友だちであれば、贈る相手の友だちにさり気なく欲しい品物を聞くのが一番です。大切なことは、お祝いしたいという気持ちを大事にしつつ、相手の立場を考えて喜んでもらえそうな品物を贈ることです。
お返しの気遣いをさせない配慮も大切
また、同じ年頃の子どもがいる友だち同士では、お互いに入学祝いだけのやり取りにして、お返しはしないという約束をしているケースもみられます。
とはいえ、贈られた側にすればお返しをすべきかどうか悩んでしまいますよね。ですから、入学祝いを贈る側は、相手にお返しの気遣いをさせない配慮が大切です。
特に、小学校入学祝いが高額だと、受け取った側のママやパパが気を遣ってしまいます。相手が負担を感じるような金額は避ける方がよいでしょう。
お祝いを渡すときには、受け取る相手に気を遣わせないようにすることが大切なマナーです。
小学校入学祝いを渡すときの注意点
地域や親戚内の風習も確認しよう
親戚や友人を多く招いてお祝いをするような地域では、何かと出費が膨らむことからお祝いの金額が低く抑えられていることが多いようです。また、地域によっては入学祝いは親戚同士だけに限られ、友だち同士は贈らないというところもあります。
さらに、親戚内で入学祝いは甥や姪だけにして、それ以上の遠い親戚の子どもが入学するときにはお祝いを贈らないと決めているところもあるようです。親戚同士で同じようなお祝いになるように、共通理解を図っておくことも大切です。