子どもと一緒にクラシックコンサート!マナーを知って親子で楽しもう
子どもとクラシックコンサートに行きたいけれど、「何歳から連れて行ってよいの?」「服装や気をつける点は?」と心配や疑問が浮かびますよね。今回はママが気になりがちな、コンサートの子連れ可否の確認の仕方について、子連れの際のマナーや服装、子連れOKや子ども向けのおすすめコンサート情報をご紹介します。
クラシックコンサートに子連れは大丈夫?
未就学児が行けないコンサートは多い
一般的なクラシックコンサートでは、コンサートのチラシやチケット購入時の注意書き、またはHPなどに「未就学児はご遠慮ください」と記載されていることが多いです。
未就学児とは、小学校に入学する前の児童のことです。6歳ごろまでの幼児は、数時間座席に座り続けることや静かに過ごすことは難しく、身動きをして物音を立ててしまうこともあります。こうした点が周囲の観客への迷惑に繋がることもあり、未就学児NGとされているケースが多くなっています。
子連れ可で音楽に興味があれば問題ない
すべてのクラシックコンサートが子連れNGというわけではなく、なかには未就学時の子連れもOKなコンサートもありますよ。
親子でクラシックコンサートを楽しみたいと思ったなら、まずは「子連れ可」のコンサートを選び、実際に子どもが音楽に興味があるか、コンサートを楽しめているか、演奏中に飽きずに座席に座っていられるか、などを確認してみるのがおすすめです。
「子連れ可」となっているクラシックコンサートでも、4~6歳などと年齢の幅が限られていることもあるので、詳しくチェックしておきましょうね。
託児所があるコンサートに行く
そんなときには「託児所」があるコンサートを選ぶのもよいですよ。最近では、子育て世代のママやパパにも音楽を楽しんでもらおうと、会場内に託児所を設置しているコンサートも増えてきています。
チケット購入時など事前の申し込みが必要になりますが、コンサート中に子どもを預かってもらえるので、幼い子どもも退屈することなく過ごせます。ママもパパも気兼ねなくクラシック音楽を堪能できますね。
託児所つきのコンサートは、記念日などのお出かけにもおすすめです。
子連れで行くコンサートで気をつけたいこと
子どもの服装はきれいめの普段着でOK
クラシックコンサートというと、なんとなくお洒落をして出かけるイメージがありますよね。自分たちの服装はすぐに決まるけれど、「子どもにはどんな格好をさせて行けばよいのだろう?」と考えてしまうママもいるでしょう。
子どもの服装についてですが、これといった決まりはありません。でも、やはり少しきれいめの服装が好ましいですね。
具体的には
・ジーンズではないボトムス
・スウェット素材は避ける
・大きなロゴがついた服、派手な色合いや模様の服は避ける
という感じで、いつもよりも若干おとなしい色合いの服装を心掛ければOKです。
子どもが騒ぐ場合は会場から退出する
子どもがコンサート中に飽きてしまったら、手を握って落ち着かせるなど対処をしましょう。ママやパパと手を繋ぐことで落ち着いていられることもありますよ。
どうしても飽きてしまって静かに座っていられなかったり、頻繁に声を発してしまったりする場合には、席を離れロビーに向かうなどしてみましょう。数分間ロビーで過ごして、落ち着いたら座席に戻ることも可能です。
子どもが1時間以上の時間、座って静かに過ごすのは難しいものです。飽きて騒いでしまうのはどの子どもでも起こり得ます。子ども自身と周囲への配慮として、無理をさせずに会場から早めに退出するつもりでいましょう。
子どもに寛容なコンサートを選ぶのもよい
子どもに寛容なコンサートでは、子ども向けにプログラムされた内容であったり、子ども連れでも気兼ねしないような会場であったり、ファミリー向けのコンサートとして様々な工夫がされていることがほとんどです。
子どもたちに馴染みのある童謡やアニメ主題歌を演奏するコンサートもありますし、子どもが飽きないように短めの公演時間にしているケースもあります。
また、授乳スペースが用意されている、休憩時間が通常よりも長めに設定されているというケースも多いので、小さな子ども連れの場合にはこうしたコンサートを選ぶと安心です。
子ども向けのクラシックコンサート3選
動物たちが演奏するオーケストラコンサート
子どもが楽しめるクラシックコンサートというと、子ども向けの楽曲を演奏するという内容が多いのですが、「目でも楽しめる」コンサートもありますよ。
「ズーラシアンブラス」は親子のためのオーケストラで、各楽器の演奏者が「動物」に扮しています。
指揮者のオカピと、ライオン、サル、バク、トラ、ホッキョクグマの金管五重奏がメインメンバーです。彼らを中心に様々な動物たちが集まり、童謡をテーマとしたオリジナルアレンジの楽曲を披露してくれます。その姿はまるで森の音楽会のような雰囲気で、子どもも夢中になってクラシックを楽しむことができるでしょう。