上の子どもを3人目の出産に立ち会わせたい!準備や注意点とは
3人目の出産。上の子どもたちに立ち会ってほしいけれど子どもたちはどんな気持ち?パパや病院は受け入れてくれるの?やることや不安はたくさんあります。でも出産は一生にそう何度もあるわけではありません。貴重な経験が子どもたちに有意義なものとなるように、パパや周りと相談して後悔のないようにしたいですね。
上の子どもを立ち会わせることのメリット
なかなかできない貴重な体験ができる
ママは命がけで赤ちゃんを産むのです。それをパパや子どもたちにもわかってほしいと思うのも正直な気持ちではないでしょうか。
出産を一生に何度経験するかは人それぞれですが、そう簡単に何度もあるものではありません。一人ひとり、子どもごとの出産にさまざまなドラマがあります。
立ち会うことでこれからの赤ちゃんとの生活にパパや子どもたちの関わり方が変わってくるかもしれませんし、思い出話として家族に残ることでしょう。
いのちの大切さがわかる
そのおなかから小さな赤ちゃんがでてくるということはとても神秘的なことです。聞いているのと実際に見るのとでは違うもの。
出産に立ち会うことで上の子どもたちは、赤ちゃんがでてきて産声をあげるという、いのちが生まれる瞬間を目の当たりにすることができます。
その場にいることでママが一生懸命がんばって苦しんで産むことや、お医者さんや看護師さん、助産師さん、たくさんの方が関わっていることを肌で感じます。
生まれた瞬間、そこにいる誰もがほっとして、喜んでいることでいのちの大切さを感じてくれるかもしれません。
お兄ちゃん、お姉ちゃんという自覚が芽生える
上の子どもたちは望む、望まずにかかわらず、赤ちゃんが生まれた瞬間にママをひとり占めできなくなります。ママも初めは赤ちゃんと上の子どもたちとの生活で大変なことも多いことでしょう。上の子どもたちの心の変化にまで十分に気がつかないことがあるかもしれません。
それでもママが自分のことも頑張って産んだとわかることは大切なことです。ママやパパは自分のことも大切なのだと思えることで安心し、お兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚が芽生え、赤ちゃんに優しくできることに通じるのではないでしょうか。
上の子どもを立ち会わせることのデメリット
トラウマになる可能性がある
陣痛はいつやってくるか、何時間かかるかもわからないので、夜中や明け方に無理やり起こして連れていくことになるかもしれません。いのちの大切さを知る以上にデメリットも数々浮かんでくるものです。
ママを何時間も苦しめた犯人だと思って、しばらく赤ちゃんをかわいく思えないとか、血を見た瞬間吐いてしまう子どもの話も耳にします。
こうした可能性はゼロではありません。自分の子どもの年齢、性別や性格も十分考慮して、立ち会いをさせるかどうか判断する必要はあるかもしれませんね。
子どもの年齢によって、理解できないかも
文部科学省の学習指導要領では、小学4年生(9~10歳)の女子に月経の教育をするそうです。9~10歳くらいになると、男の子と女の子の体つきも変化して色々わかってくるのかもしれませんね。
3人目の妊娠のとき、上の子どもたちはいくつくらいでしょうか。あまり小さすぎる場合は、出産自体、理解できないかもしれません。
あわただしく動き回る人々の中で苦しむママの姿。その場にいることが難しい場合もあるでしょう。立ち会うだけが、いのちの大切さを教える方法ではないかもしれません。
子どもの様子が気になり、お産が長引くかも
ママの苦しむ姿を見て、泣きだしてしまう子どももいるかもしれません。ママは上の子どもたちのことも気がかりですね。
お産に集中できないとそれだけ長引く可能性もあります。陣痛から分娩は、医者にもコントロールできない領域です。ママの気持ちが案外影響するのかもしれません。
陣痛が長引くと赤ちゃんにも負担がかかってしまうことも。絶対に立ち会わせると決めないで、外にでてお散歩をしてくるなど、臨機応変に対応できるとよいですね。
上の子どもの立ち会いに向けての準備
まずは病院に立ち会いできるかを確認
上の子どもが病室にお見舞いに来ることさえ、禁止している病院もあります。例えば冬の時期などインフルエンザ発症前の潜伏期間だったら大変なことです。集団生活を行っているのですから、それは仕方がありません。未就園児の場合、立ち会って理解できるかどうかそもそも微妙な年ですね。
例えば、上の子たちの出産に切迫早産など、何の問題もなかった方であれば、自宅での出産や助産院での出産などを選ぶのも手かもしません。