絵の具を使った2歳児との遊び方!親子でいろいろな遊びを楽しもう
子どもが2歳頃になり、形や絵を描いて遊べるようになってくると、「絵の具遊びもよさそう!」と思う瞬間があると思います。ただ2歳の子どもの絵の具の遊び方や準備について、しっかり知っておきたいというママも多いですよね。今回は2歳の子どもと絵の具遊びを楽しむ方法と事前準備についてご紹介します。
2歳児と絵の具で遊ぶ準備や注意点と効果
絵の具遊びは子どもの脳の発達に効果的
絵の具遊びは子どもの「色彩感覚」や「想像力」を育てることができます。例えば、さまざまな色の絵の具を見て塗る、こうした行動は子どもたちの色彩感覚を育てます。
「◯色と◯色を混ぜたら、どんな色?」という疑問は想像力を育てますし、実際に混ぜてみることで色彩感覚も養われます。なにを描こうか考えながら、紙に絵の具をのせていく行動も色彩感覚と想像力を同時に駆使するので、脳にたくさんの刺激を与えているんですよ。
また、普段のお絵かきとは違う筆の感覚も、子どもの脳を刺激します。
子どもと絵の具で遊ぶ前に準備すること
まず、床には大き目のレジャーシートを敷き、絵の具や水がこぼれてもサッと拭き取れるようにします。そして、使い古しのタオルを数枚、拭き取り用の布として出しておきましょう。
机には、レジャーシートやビニールをマスキングテープで固定して、その上に吸水用として新聞紙を広げます。新聞紙の上に画用紙をおけば、画用紙から絵の具がはみ出しても大丈夫です。
子どもには汚れてもOKな服を着せましょう。もしくは絵の具遊び用としてスモッグやエプロンなどを用意してもよいですよ。
万が一のことを考えて安全な絵の具を選ぼう
絵の具遊びの前に「お口に入れないよ」と説明していても、興味本位で手についていた絵の具を舐めてしまったり、絵の具をゆすいだ水を舐めてしまったりする心配も残っていますね。
絵の具には少量ではありますが、顔料の定着剤や防腐剤などが含まれています。2~3歳の小さな子どもと絵の具遊びをする場合には、万が一のことを考えて「口に入っても安全な絵の具を選んで使用する」というのも一つの方法です。
幼児が使用しても安全な絵の具では、天然のハーブや野菜を使って作られた無添加の粉絵の具「やさいいろ」や、同じく粉絵の具で野菜や果物から作られた「エコキッズ 絵の具」も人気がありますよ。
絵の具がはじめてでも気軽に楽しめる遊び方
まず自由に絵の具を混ぜたり触ったりしよう
はじめての絵の具遊びでは、まず自由に絵の具を混ぜたり触ったりを楽しませてあげましょう。絵の具の溶き具合によって、ドロッとしたりサラッとしたりと感触も違いますよね。そうした違いを楽しむだけでもOKです。
見て、触って、混ぜてを同時に楽しめるのが絵の具遊びの醍醐味!と捉えて、子どもの選んだ色を出してあげるだけでもよいですし、色の3原色の「赤・青・黄」を出して混ぜて遊ばせてあげるだけでも知育になりますよ。
野菜をスタンプにすると好き嫌いの克服にも
パレット以外に大き目の平皿などに少し固めに溶いた絵の具を出し、トイレットペーパーの芯やスポンジ、葉っぱなどに絵の具を含ませてスタンプをする遊びもおすすめですよ。ポンポンと軽い力で押し付けるだけで、さまざまな形の絵の具スタンプを楽しむことができます。
色々な物を使ってスタンプ遊びをすると、形の違いや太さの違いも楽しめます。ピーマンやオクラ、お芋やレンコンなどの野菜をスタンプにするのもおすすめです。野菜スタンプは好き嫌いの克服にもなる、という先輩ママの声もありました。
紙に絵の具を垂らして半分に折っても楽しい
この方法は「合わせ絵」といわれる遊び方です。方法を順にご紹介しましょう。
1.半分に折った紙を用意して広げた状態にする
2.中心の折り目から片面に、好きな色の絵の具を垂らす(2色以上がおすすめ)
3.紙を半分に折り、軽く擦る
これだけです。複数の色の絵の具を使って、それぞれの色が重なるように無造作に垂らすのがポイントです。
紙をそっと開くと絵の具が広がっていて、おもしろい形になっていたり、きれいな混ざり方をしていたりします。「これはチョウチョに見えるね」「お野菜みたいだね」と、できあがった形がなにに似ているか連想するのも楽しいですよ。