冬の楽しみを学べる1月の絵本!年齢別に選べるおすすめ本リスト
ごはんが食べられなくなってしまう冬は冬眠をして過ごすため、クマの3兄弟は冬がどんなものであるのかを知りません。そんなクマの3兄弟が冬眠の途中で目を覚まし外に出てみると、アイスクリームやプリン、ココアの温泉など、お菓子がいっぱいの楽しくおいしい雪の世界が広がっていました。
実はこれはクマの3兄弟が見た夢の中の世界なのですが、お腹が空きすぎてお菓子を食べる夢を見てしまう、というなんともかわいらしいお話です。
お話の最後はお腹がいっぱいになって再び眠りにつくという展開になっているため、寝かしつけ用の絵本としてもおすすめですよ。
『ふゆってどんなところなの?』 | 学研出版サイト
冬、ずっと眠って春を待つクマの3兄弟。でも冬ってどんなところなの? 途中で起き出した兄弟たちが初めて見る冬は、とっても楽しくておいしいところでした! 工藤ノリコが描く、夢いっぱいの冬景色が楽しい絵本。
【4〜6歳】冬の行事を教えてくれる絵本
「十二支のはじまり」で干支を覚えよう
こちらの絵本は干支の12種類の動物があの順番に決まった理由や、猫がいない理由を知ることができる内容になっています。十二支のことだけでなく、猫がねずみを追いかけるようになった理由や猫がよく顔を洗うようになった理由なども知ることができ、大人でも「なるほど!」と思わず感心してしまう一冊です。
また、絵本作家である荒井良二さんのかわいらしくほのぼのしたイラストが絵本の内容に合っていて、読み終わると温かい気持ちになることができますよ。
十二支のはじまり | 小学館
毎年、年末になると話題になる十二支。どんな動物がいて、なんであの順番になったのか? そんな疑問をもつ子どもたちに、十二支をわかりやすく伝えるゆかいな絵本。荒井良二氏のいたずら心いっぱいの絵が魅力的。
お節の意味を知る「おばあちゃんのおせち」
孫娘のきりちゃんは、初めておばあちゃんのおせち作りをお手伝いします。12月28日はおばあちゃんと商店街へおせちの材料を買いに行き、29日は家族で大掃除をします。夜はおせち作りの続きをし、30日になるといよいよ佳境に入ります。そして31日の大晦日にやっとおばあちゃんのおせちが完成します。
巻末には料理研究家の堀江ひろ子さんによるおせちの由来の解説も付いていて、おせちの一つ一つの食材に込められた意味を知ることもできますよ。
おばあちゃんのおせち - 佼成出版社
きりちゃんは、初めて、おばあちゃんのおせち作りを手伝うことになりました。 商店街で買い出しをしたあと、料理の手順を教わり、おせちのいわれを聞いて……。家族で迎える昔ながらのお正月の楽しさ、あたたかさを、温もりある版画で伝えます。 巻末には、料理研究家・堀江ひろ子さんによる、おせち料理の由来の解説付き。
ちょっと怖い冬の話「あたしゆきおんな」
北風が山を吹き抜け雪が舞い上がると、その影の中からゆきおんながうまれます。ゆきおんなは嬉しくなって歌い踊ると、山も谷も凍ってしまい、動物たちは慌てて逃げていき、人間も寒さで凍えてしまいます。そして春が訪れるとゆきおんなは姿を消してしまいます。
「このことは だれにも しゃべっちゃ いけないよ」という口約束から始まり、飯野和好さんの味のある絵と、まるでゆきおんながそこにいるかのような富安陽子さんの文によって、読み進めていくうちにどんどんお話の世界へと入り込んでしまいますよ。
あたし ゆきおんな (絵本・こどものひろば) :富安 陽子/飯野 和好 - 童心社
北風が山をふきぬけ…白い影がふわりとたなびくと、ほうら、ゆきおんなが生まれるんだよ。冷たいひとみは青く輝き、唇は雪にさくさざんかみたいに赤い。ゆらゆらと音もなく、闇の中を一人で行くんだよ。ある夜…。
まとめ
1月は雪やお正月などにちなんだテーマの絵本がたくさんあります。特にお正月をテーマにした絵本はおもちやおせち、十二支など、昔ながらのさまざまな日本文化に触れることができます。
冬は寒く冷たいイメージがありますが、楽しい絵本や心温まる絵本がたくさんあります。1月の絵本の読み聞かせを通して、ぜひ冬の楽しさを親子で学んでみてくださいね。