秋は赤ちゃんも抜け毛の季節?原因と対策を知って頭皮を守ろう
秋になると、赤ちゃんの髪の毛が急にたくさん抜けたと思ったことはありませんか。秋は抜け毛の季節というけれど、赤ちゃんも抜け毛が増えると心配ですよね。ここでは、赤ちゃんの抜け毛が増える原因や、秋の抜け毛を予防するためにできることなどをご紹介します。
そもそも赤ちゃんの髪の毛は抜けやすい
赤ちゃんは生後6カ月までに毛が生え変わる
生まれたときから生えている髪の毛は、ママのお腹のなかにいたときから、頭を守るために生えている胎毛と呼ばれているものです。少しずつ抜けていく場合もありますが、赤ちゃんによってはその時期、一度にたくさん抜ける場合もあるでしょう。
一度にたくさん抜けて、髪の毛が薄くなっている赤ちゃんはたくさんいます。胎毛が抜けたあとしばらくすると、新しい髪の毛が生えてくるということを知っておくと安心です。
ねんねの時期には後頭部の毛が薄くなる
生後2~3カ月頃からの赤ちゃんによく見られ、すわれるようになる生後6カ月頃を過ぎると、寝ている時間が短くなるので、だんだん目立たなくなってきます。
友人ママも、1人目のときに赤ちゃんの後頭部が1歳近くになるまで薄かったので心配していました。2人目のときは、上の子がいたずらしないように、抱っこしながら家事をすることが増えたせいか、後頭部が薄くなることはなかったそうです。
薄くなるのが心配なママは、寝かせている時間を短くしてみるとよいかもしれませんね。
皮脂の影響による脂漏性湿疹が原因のときも
皮脂の分泌が活発すぎる赤ちゃんは、毛穴が詰まって炎症を起こして肌荒れするため、髪の毛が抜けやすくなります。生後3~4カ月頃になると、自然に治りますので心配ないですが、お風呂で皮脂をきれいに洗い流すようにして頭皮の清潔を保ちましょう。
また、乾燥しているように見えても、部分的に皮脂が多くて脂漏性湿疹になることもありますし、乾燥を抑えようとして皮脂の分泌が増えることもありますので注意が必要です。
赤ちゃんの抜け毛が増える季節とその原因
1年のうちで1番抜け毛が多い季節は秋
抜け毛の本数は、1日に平均50~100本といわれていて、抜け毛が多い秋になると、2倍の100~200本程度は抜けるといわれています。赤ちゃんの場合は、全体的に髪の毛の本数が少ない子もいるので、もう少し少ないかもしれませんが、新陳代謝も活発で、生え変わりが早いので、たくさん抜けることもあるでしょう。
また、お風呂で頭を洗ったあとに、たくさん抜けて心配になることがありますよね。これは、その前から抜けて、絡まっていた髪の毛も混じっていて多く感じるだけですので、安心してください。
夏の紫外線で頭皮が傷ついて抜けやすくなる
夏の強い紫外線を浴び続けると、皮膚に炎症を起こしたり、皮膚の細胞を壊したりします。頭皮も大きなダメージを受け、新陳代謝のバランスが悪くなり、髪の毛が抜けやすくなります。さらに、紫外線は髪の毛に対してもダメージになるため、より髪の毛が抜けやすくなるでしょう。
また、紫外線で頭皮が傷ついていることに加えて、夏の暑さで汗の量が増え、皮膚がふやけてダメージを受けやすい状態になっていて、タオルやハンカチで汗を拭くことでも、肌が傷つきやすいです。
赤ちゃんの肌は弱いので、短時間の紫外線でも頭皮に対するダメージが大きくなりますので、気をつける必要があります。
秋の抜け毛の一因は夏の汗と頭皮の蒸れ
夏になると暑さで汗の量が増え、毛穴に汚れが詰まりやすくなったり、汗自体が毛穴を塞ぎやすくなったりします。毛穴の詰まりは、髪の毛の成長を邪魔する可能性があり、髪の毛が弱って抜け毛につながることもあるでしょう。
ほかにも、汗をかくことで頭皮が蒸れやすくなり、雑菌の繁殖も促されます。雑菌が繁殖することでも、髪の成長の妨げになりますし、頭皮の新陳代謝が乱れますので、夏のあいだにうまく生え変われなかった髪の毛が、秋になって抜けてしまうかもしれません。
秋の抜け毛が多いのは、夏に受けた頭皮のダメージが大きく影響していると考えてよいでしょう。
しっかり対策して秋の抜け毛増加を防ごう
お出かけのときには忘れずに帽子をかぶろう
紫外線は短時間の積み重ねでも、頭皮にダメージが蓄積されて抜け毛の原因になります。「5分ぐらい外を歩くだけだから大丈夫だろう」「今日は曇っているから、ちょっとぐらい帽子はかぶらせなくてもいいかな」などと思われるかもしれません。でも、少しの時間だけでも外に出るときには、こまめに帽子をかぶらせてあげることをおすすめします。
帽子以外にも、ベビーカーのサンシェードをしっかり広げたり、抱っこ紐のフードカバーをかけたりして、紫外線から守るようにするとよいでしょう。