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ママとパパがケンカになる原因とは?子どもに与える影響とその対処法

ママとパパがケンカになる原因とは?子どもに与える影響とその対処法

育児に対する価値観の違いからパパとケンカすることが増えていませんか?子どもの前でケンカをしてしまうと、子どもにも影響を与えることがあります。今回はケンカの主な原因や子どもに与える影響、対処法をご紹介します。パパといつまでも仲よく育児ができるよう活かしていきましょう。

育児中のママとパパのケンカが増える理由

パパが育児に参加してくれずママはイライラ

ママの生活は子どもが生まれると同時にがらりと変わります。自分の時間は二の次で、育児や家事に追われる生活が始まりますよね。

それなのに、パパは出産前と同じように飲み会で帰りが遅かったり、趣味の時間を楽しんだりと育児に参加してくれないことにイライラするママが多いです。なかには、「育児はママがするもの」と考えているパパもいるようです。

育児に参加してくれないと、育児の大変さを理解するのは難しいでしょう。子どもがお昼寝の時間にママも一息ついていると、「また休んでるの?」とパパにいわれ、ケンカに発展するケースもあるようです。

このように、家事や育児の役割分担がうまくいかず、価値観の違いからケンカになってしまいます。

子どもの教育方針が違うことで対立

子どもの将来のことを考えるのはママもパパも同じです。ですがときに、教育方針の違いで対立してしまった経験のあるママもいるようです。

「子どものためにどうしたらよいか」と根源に考えていることは同じでも、それを実現するための方法はたくさんありますよね。ママは「絵本を読んだり、ものを作ったりなど色々な経験をしてほしい」と思っていても、パパは「IT化が進むから、ゲームやパソコンの使用時間に制限をかけたくない」など、さまざまな意見があります。

子育てはママもパパも初心者で毎日が手探りのなか行っていると思います。ママの意見もパパの意見もどちらが正しい、間違っているということがないため、衝突してしまうのでしょうね。

パパの家事育児にママが文句をつける

ママの言動が原因でケンカになってしまうことがあります。家事や育児にパパが参加することが当たり前だと思っていると、相手に対する思いやりが薄れてしまい、つい間違いに文句をいってしまいがちです。

パパにとっては「せっかくやったのに」とやる気がなくなる原因になることも。場合によっては、いい合いがエスカレートして収拾がつかなくなることもあります。

ママも初めての家事や育児でわからないことばかりのときにお姑さんに細かく指摘されると嫌な気持ちになりますよね。自分の努力を認めてもらえないと腹が立つと思います。

家事や子育てはママとパパが協力して行うものですが、たまにパパが手伝ってくれたときはその頑張りを認めるようにしましょう。

ママとパパのケンカが子どもに与える影響

成長ホルモンの分泌が悪くなる

子どもの前でケンカになってしまうこともありますよね。ママとパパのケンカは子どもにも影響を与えてしまいます。

例えば、不安やストレスが溜まると、睡眠の質が落ちてしまうといわれています。子どもはママとパパのケンカを見ることによって不安な気持ちが強くなっていきます。そのため、十分な睡眠を取ることができず、成長ホルモンの分泌が悪くなってしまうのです。

成長ホルモンは成長期の子どもの身長を伸ばしたり、情緒を安定させたりします。さらに、疲労回復や免疫力を向上させる効果が期待されています。

ママとパパのケンカによって、心身の健康に害を与える危険性もあります。子どもの健やかな成長のために、子どもが安心できるようにしましょう。

子どもがうつ状態に陥ることもある

ケンカでいい争いになったり怒鳴り声をあげたりすると、子どもは緊張感や恐怖を感じます。それをうまく発散できないと、子どもはうつ状態になることもあります。

ママやパパの怖い表情、つらそうな顔、叫び声、怒鳴り声など、子どもはそれを目の前で見るとトラウマになってしまいます。トラウマが強くなると、ひきこもりやコミュニケーション障害、パニック症状など、問題行動や精神疾患が発症する恐れもあります。

また、ケンカの理由を理解できていない子どもは自分のせいでママとパパがケンカをしているのではないかと感じ、「自分さえいなければ」と自己否定的になってしまうことも。

自分は大切にされていると、自己肯定感を持って過ごせるように、夫婦ケンカは子どもの前では避けましょう。

将来的に恋愛や結婚ができなくなることも

子どもの恋愛や結婚に対する価値観に影響を与えることもあります。

ケンカしているところを頻繁に見た子どもは結婚に対して希望をもつことができず、結婚生活に明るいイメージを持つことが難しくなってしまいます。たとえ結婚しても幼少期の家庭の様子が頭の中に残っているので、ケンカの多い不安定な結婚生活になってしまう可能性があります。

それ以前に、異性に興味が持てず、恋愛ができなくなることもあります。親としては、素敵なパートナーを見つけて幸せな家庭を築いてもらいたいですよね。

子どもの前でケンカを避けることはもちろんですが、恋愛や結婚生活に希望が持てるようにすることも大切です。幼少期には「家族の幸せ」を子どもに伝えていけるとよいですね。

ママとパパがケンカをしたときの対処法

まずはお互いに頭を冷やすことが大切

子どもへの影響を考えると、もしケンカをしてしまったらどうしたらよいの?と心配になりますよね。きちんと対処すれば子どもの不安も和らぎ、パパとの夫婦生活も豊かなものになるでしょう。

ケンカをしたり、ヒートアップしたりしそうになったとき、まずはお互いに頭を冷やす時間を作りましょう。ママとパパのケンカの多くは些細な意見の食い違いです。この一言をいわなければ、こんな大きなケンカになることはなかったと、後になって後悔することも少なくありません。

1時間や半日など、時間を置くと自分にも悪いところはなかったか、いい過ぎていないかなど客観的に自分の言動を見つめ直すことができます。時間を空けたあとは、お互いに話し合う時間も設けましょうね。
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