6歳の子に留守番をまかせていいの?先輩ママから聞く留守番の極意
子どもの留守番は何歳なら大丈夫という決まりはありませんが、一般的に8~10歳ぐらいから本格的な留守番デビューが多くなります。小さい頃は留守番なんてまかせられなかったけど、小学校に入る前に少しでも自立して欲しいですね。今回は6歳児に留守番をまかせるための知識や、先輩ママから聞く留守番の極意をご紹介いたします。
6歳の子どもの身体と心の状態は?
身体能力が上がってくる動き盛りな時期
身体を動かすこととして、一人でブランコをこぐことができたり、ジャングルジムを登ることもでき、一般的な公園にある遊具なら一人で遊ぶことができます。
ボールを投げることも二輪車に乗れるようになるのも6歳のころです。一人で動ける分、行動範囲が広がり、動きも活発になってきます。元気すぎる子どもに手を焼くママやパパも多いのではないでしょうか。
ただ、逆を考えると一人であちこち動いてしまうので、目を離さないよう注意が必要です。どこでどんな危険が待っているのかわかりません。
何にでも興味が沸く好奇心旺盛な時期
6歳にもなると、数を正確に数えることができたり、野菜や果物の種類がわかったりと、ものごとに対する記憶や比較する能力も発達しています。危険なものは何かということも理解しているものの、人間の本能なのか知的好奇心が働き、知らないものがあると勝手に触ったりするので、危険なものは遠ざけておくなど気をつけましょう。
なんでも吸収するこの時期だからこそ、少しでも多く色々な体験をさせてあげたいですね。都心住まいなら親しい家族同士で自然体験をさせるのはいかがでしょうか。
自立と依存の境目にいる6歳
成長的には自立が始まっていますが、心がまだ追いついていないという状況も考えられますね。そういうときは、無理して留守番をお願いするのは避けましょう。何が嫌なのか子どもの話を聞いてみてください。自分の思っていることを言葉に出すことができるので、それだけで解決する場合もありますよ。
ただ、一つだけ大事なことは、甘やかしてすぐに助けてしまわないようにすることです。子どもの成長を見守る意味でも少しずつ離れていくようにしていきましょう。
先輩ママから聞いた!留守番の極意
【極意その壱】あらゆる危険を回避する
【N・Yさんの体験談】
「子どもが6歳のころに初めて20分ぐらいのお留守番をさせてみました。食材が足りなくて急遽近くのスーパーの行くことになったのですが、子どもが「一人で待ってる」と言い出したのでお願いしました。
まだ心配だったので、「キッチンに行かないこと」「家から出ないこと」「人が来ても出ないこと」をルールにして、刃物や火元確認して危険を回避するようしました。
20分とはいえ何が起こるかわからないのでドキドキでした。」
【極意その弐】遊びとご褒美を用意する
「上の子が6歳(男の子)、下の子が4歳(女の子)のときに留守番をお願いしました。近くのコンビニに行くだけでしたので、15分と短い時間です。
上の子には部屋から出ないことと、妹が動き回らないようにしっかりみててとお願いして、2人が好きなテレビアニメを流しながらサッと出かけました。初めての留守番、大丈夫かな~と急ぎ足です。
帰ってくると、ずっとテレビを観ていたようで安心しました、ご褒美に買ってきたお菓子を渡し、たくさん褒めてあげました」
兄弟姉妹がいる場合は、上の子に下の子を守ってあげるという責任感を持たせるのが鍵のようですね。子どもを集中させるために遊びを用意するのも良いですね。
【極意その参】子どもの性格で判断する
「二人姉妹で上の子が10歳、下の子が6歳だった頃の話です。上の子が通っている小学校から熱が出たので迎えに来てくださいと連絡が。下の子は幼稚園から帰ってきていたので一緒に行こうとしましたが、「家で待ってる」と言うので留守番をお任せしました。
下の子は大人しい性格で言われたことを守る子でしたので、家から出ないことを約束に迎えに行きました。約1時間ぐらいはかかったかもしれません。
帰ってくると、何事もなく「お姉ちゃん大丈夫?」と姉を心配してくれました。何かあったらと不安もありましたが、普段からよく話をしていたので心のどこかで安心感はあったかもしれません」
留守番にも向き不向きもあるので子どもの性格に合わせることも大事ですね。