1歳児のスプーンの持ち方を知ろう!選び方やママの注意点も紹介
1歳児は離乳食完了期にあたり、3回食のリズムができしっかりした量を食べられるようになるころです。食への興味も増して、自分でスプーンを使って食べたがる子どもが増えます。そこで今回は、1歳児のスプーンの持ち方や選び方、持たせるときの注意点などを紹介します。スプーンデビューの参考にしてみてくださいね。
スプーンを始めるタイミングと持ち方とは
子どもが興味をもったときに始めてみよう
スプーンを始めるときは、それまでにしっかり自分で手づかみ食べができているかどうかが大切なポイントになります。手づかみ食べをしっかりしている子どもは、自分で「食べたい」という意欲がある証拠なのです。
また手づかみ食べをすることで、自分の一口の量や食べる速さなどがわかるようになります。さらに、スプーンを使うための手先の練習にもなるため、スプーンへの移行がスムーズになりやすいですよ。
最初はスプーンを上から握る持ち方から
スプーンをわしづかみにして肘や腕全体を動かして食べるので、ぎこちなくみえるかもしれません。しかし、最初のうちは持ち方の注意をせず、温かく見守ってみてください。まずは、子どもに自分で食べられる楽しさを実感してもらいましょう。
上手持ちに慣れてきたら、次は手首を裏返して下から握る「下手持ち」に移行し、最終的には大人と同じ「鉛筆持ち」を練習します。徐々に段階を踏むことがポイントですよ。
発達には個人差があることを忘れないで
しかし、できないからといって無理に持たせたり、叱ったりするのはよくありません。親が神経質になりすぎると、スプーンを使うのが嫌になり食べること自体も楽しくなくなってしまいます。
子どもの成長は持って生まれた遺伝子や性格、育つ環境などによっても違ってくるものです。発達は子ども一人ひとり異なるもので、個人差があるということを忘れないようにしましょうね。
1歳児向けのスプーンの選び方と注意点
安全な素材で持ちやすい形状のものを選ぶ
たとえば、シリコン製は子ども用スプーンに多く使用されていて、柔らかく口当たりがよいのでおすすめです。また、表面が滑らかで口に入れやすいプラスチック製もよいでしょう。安全性が高い木製は、ナチュラル思考のママに人気の商品ですよ。
さらに上手に使うためには、持ちやすさも重要です。子どもが持つスプーンとしては、持ち手が太く短めの物を選んでみてください。持ち手には滑り止めや緩やかなカーブが付いていると力が弱く手の小さな子どもでも持ちやすくなります。
ママもストレスをためないようにしよう
そのため、汚れても後片付けが楽になる工夫をしてみましょう。たとえば、床に新聞紙やビニールシートを敷いてみてください。新聞紙なら、食べこぼしてもそのまま包んで捨てれば後片付け終了です。
また子どもには、腕まであるエプロンを着せてお着替えの手間を省くのもよいですね。シリコン製のエプロンなら、サッと水洗いするだけできれいになるので便利ですよ。
子どものペースで焦らないことが大事
食事は本来楽しいものです。楽しんでスプーンを使うことが、上達への近道でもあります。そのため、親子で楽しみながら練習することを心がけてみてください。
また、スプーンで食べやすいように調理方法を工夫してみるのもよいですよ。大きさや硬さなど、スプーンですくって食べやすいかどうか確認してみましょう。スプーンですくいやすいように、片栗粉などでとろみをつけるのもよいですね。
1歳の子どもに使ってほしいスプーン3選
プラスチック製で軽いリッチェルスプーン
プラスチック製で軽く、子どもの口に優しいソフトな感触となっています。スプーンにはほどよい角度が付いていて、食べ物を口に運びやすいですよ。持ち手は短かめで滑りにくいように加工がされているため、小さな子どもの手でもしっかり握ることができます。
スプーンなどの口に触れるリッチェルのベビー用プラスチック製品は、人体への影響が懸念されているビスフェノールAを含むポリカーボネートを使用していません。国内・海外生産品ともに、食品衛生法の基準に適合しているものですので安心ですね。