断乳と卒乳はどっちがよいの?違いや母乳をスムーズにやめる方法
断乳と卒乳をスムーズに行うために
断乳をスムーズに進めるには事前準備がカギ
授乳量が減ったことでぐずったときは、一緒に遊んだり散歩したりして気分を紛らわせましょう。また、授乳しながら寝かしつけをしている場合は、それ以外の寝かしつけを習慣づけておくとよいですよ。
断乳当日に「おっぱいバイバイ」と話しながら最後の授乳を済ませたら、以後は欲しがっても与えないのがポイントです。その代わり、たくさん遊ぶ、抱きしめるなど、子どもが安心する方法を取ってくださいね。
卒乳は子どもが自然にやめられるように促す
どちらにせよ卒乳を考えるころには、子どもは言葉を理解できることがほとんどです。卒乳に導くのであれば、事前に「もうすぐおっぱいとサヨナラしようね」と話しかけて理解を促しましょう。卒乳の絵本を読んだり、カレンダーに印をつけて「この日にバイバイしようね」と目標を立てたりして、イメージを膨らませるのもよいですね。
卒乳後に母乳を欲しがったらお散歩などをして紛らわせるようにしますが、3日経っても泣いて欲しがる場合は、まだ卒乳には早い時期だったと考えられます。授乳を再開して、その子のペースに合わせた時期を待ちましょう。
ママは断乳や卒乳後の母乳ケアを忘れずに
おすすめしたいセルフケアが、「おにぎり搾り」です。おっぱいに母乳を残さないよう、乳房全体を手の平で外側から内側に向けて搾りましょう。乳頭を刺激しないので、新しい母乳分泌を促さずに搾乳できます。また、セージ茶やペパーミントティーには、母乳の分泌を抑える効果があります。体の内側からケアすることができますね。
不快な症状が続くようであれば、プロの手を借りてケアをしましょう。産婦人科などで開いている「母乳外来」は、母乳のトラブルを解決に導いてくれますよ。
断乳をするにあたっての注意点
始めたら諦めずにやりきる!
子どもから卒乳したときは大丈夫ですが、子どもがまだ母乳が欲しい時期にやめる場合は、ママから母乳がもらえないと子どもは不安になって泣き出しますよね。昼夜関係なく「おっぱいが欲しい」と大泣きするため、ママは子どもがかわいそうに思えて母乳を与えてしまう方も多いです。
ですが、一度母乳を与えるとまた一からのやり直しです。母乳をやめたい方は、始めたら子どもが泣いても諦めずにやりきりましょう。
ハグなど、スキンシップを大切に
母乳がなくても子どもの心が安定するように、ハグなどのスキンシップを取ることが大切です。スキンシップを取るとオキシトシンという幸せホルモンが分泌されるため、子どもの心が満たされます。
ぐずりやすい寝る前の時間帯はなるべく子どもとゆったり過ごし、スキンシップを取って楽しく過ごしましょう。ママとスキンシップを取れば、母乳がなくても安心して眠りにつけるかもしれませんよ。ママも子どもとのスキンシップで心が癒やされて、疲れやストレスを解消できるでしょう。
パパにも協力してもらおう
子どもはママを見ると、母乳がもらえるかもと期待するかもしれませんよね。断乳で子どもがぐずって大変なときは、パパに寝かしつけをお願いする方法もありますよ。
ママがいないと大泣きする子どもも多いですが、断乳や卒乳と同じように慣れてくるとパパの寝かしつけでもしっかり寝てくれるようになります。断乳のストレスでママがイライラしていては子どもも不安になるので、パパと一緒に乗り越えてくださいね。
まとめ
断乳と卒乳のどちらにするかは、ママの判断で大丈夫です。それぞれのメリットとデメリット、またママと赤ちゃんの客観的な状況を踏まえて、自信をもって判断してくださいね。
スムーズに実践するためにはどちらも事前準備や促しが大切です。またおっぱいのトラブルを防ぐためにはセルフケアもポイントです。ママと子どもにストレスの少ない「おっぱいバイバイ」を目指しましょう。