生後1週間の赤ちゃんの特徴って?健康チェックとお世話のポイント
生まれてすぐの赤ちゃんは、ママのお腹の中とはまったく違う環境の中で育っていきます。初めての子育てであれば、ママは戸惑うことばかりですよね。そんな生後1週間の赤ちゃんの発達の様子や健康状態をご紹介します。生後1週間の赤ちゃんのお世話ポイントも見ていきましょう。
生後1週間の赤ちゃんの特徴を知ろう
赤ちゃんの生活リズムはまだ定まらない
生後4週間までの赤ちゃんを「新生児」と呼びます。新生児期の中でも特に生後1週間までは生命の危険性が高い期間のようです。
この時期の赤ちゃんは一般的には2~3時間おきに目を覚まし、ミルクや母乳を飲んではまた眠ることを繰り返します。ただし、睡眠時間は赤ちゃんによってバラバラで、1日の生活リズムはまだ定まっていません。
生まれてすぐの赤ちゃんは、ママのお腹の中にいたときと同じように昼夜の区別なく眠ったり、起きたりしています。その後、家族の生活リズムに少しずつ適応しながら成長していきます。
おしっことうんちの回数が多い
また、赤ちゃんの肌は敏感で、おしっこやうんちをした後にそのままにしておくと、かぶれたり赤くなったりすることがあります。皮膚トラブルを起こさないために、お尻は常にきれいにしましょう。
お尻が皮膚トラブルを起こしたときは、おしっこやうんちが出るたびに、ぬるめのお湯で汚れを落としてくださいね。その際はお尻をこすらず、優しく軽く叩くように拭き取るとよいですよ。
目の機能が発達して少し見えるように
生後1週間くらいになると、20~30cmくらいの距離であれば焦点を合わせられるようになります。これは、抱っこをしたときのママと赤ちゃんとの距離と同じです。また成長するにつれて、徐々に周りの動きに反応するようになり、ママの顔をじっと見つめるようにもなるでしょう。
赤ちゃんにとって、生まれた直後から急速に視力が発達する大切な時期です。授乳の際はもちろん、日常生活の中でも赤ちゃんの目をしっかり見て微笑み、優しく触れ合ってくださいね。
赤ちゃんの健康状態を把握しよう
生後1週間は体重が減っていても大丈夫
赤ちゃんの体重が減ってしまうと、ママは心配になるかもしれません。しかし、体重減少は生理的なものなので、あまり心配をする必要はありませんよ。生後7日ごろには生まれたときの体重に戻っていくことが多いです。
ただし、生まれたときの体重より10%以上減少しているときは、体調に問題が起きている可能性があるので病院で診てもらった方がよいでしょう。
生後1週間のうんちの頻度と状態
母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんのうんちは、水っぽいのが大きな特徴です。ですから、うんちがゆるいからといって心配する必要はありません。また、赤ちゃんは1日に5~7回程度うんちをします。10回以上うんちをする赤ちゃんもいますよ。赤ちゃんのうんちは黄色や茶色、緑色をしており、ほんのりと酸っぱい臭いがします。
生まれてすぐの赤ちゃんは、真っ黒なうんちをするときもあります。これは、ママのお腹の中で羊水を飲んだことによるものなので、問題ないでしょう。
生後1週間までの健診でチェックすること
出生直後は、身長・体重・頭囲などを測り、心臓や呼吸の音、反射など、全身の様子もチェックをします。さらに生後5日前後にかかとから採血をして、先天性の代謝異常の検査も行います。また、病院によっては退院後1週間目に健診を行っているところもあります。この健診では、赤ちゃんの体調だけでなくママの体の様子についても聞いてくれますよ。
健診の内容は、赤ちゃんについては体重や身長、へその緒や関節などの確認です。ママについては、尿や血液の検査、子宮の収縮状況や乳腺炎の有無、乳房の状態などを検査するのが一般的です。