魔の2歳児にイライラしっぱなし!イヤイヤ期の特徴とその対策とは
子育てママであれば、2歳前後から始まるイヤイヤ期に苦労した人は多いのではないでしょうか。我が子の反抗的な様子や癇癪などに、ママのイライラは募るばかりで困ってしまいますよね。そこで、今回は魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期の特徴や対策についてご紹介します。
魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期とは
魔の2歳児にイライラするママたちは多い
たとえば、自分の思いどおりにならないときにイヤイヤが始まるようです。夕食のおかずが嫌だと言って泣き叫んだり、思うようにおもちゃで遊べないからと癇癪をおこしたりします。
また、なんでも自分でやりたくてイヤイヤが始まることもあります。まだうまく靴が履けないのに、自分ひとりで履こうとして結局はうまくできなくてふてくされることもあるでしょう。赤ちゃん以上に手のかかる魔の2歳児に振り回されるママたちは大変ですよね。
なぜイヤイヤ期がやってくるのか
なぜイヤイヤ期がやってくるかというと、心が大きく成長するからだといわれます。このころになると自我が芽生え、なんでも自分の力でやりたがるようになるでしょう。自己主張が増えることは、成長の証でもあるのです。
一方、欲求をコントロールする機能がまだ十分に育っていないので、感情を抑えることがうまくできません。自分の気持ちを言葉で上手に伝えることができないことも、大きく関係しているようです。様々な感情を「イヤ!」という言葉で表現しているのかもしれません。
イヤイヤ期が終わるのは3歳から4歳ごろ
一般的には、3歳から4歳ごろになると少しずつ収まっていくといわれています。我が子がいつイヤイヤ期の終了を迎えたのか、よくわからなかったというママもいるくらいなんですよ。また、5歳になってもイヤイヤ期が終わらなかったケースも少なくはありません。
イヤイヤ期は、ある日を境にはっきりと終わるわけではありません。自分の力だけでできるようになることが少しずつ増えていき、感情をコントロールする力も少しずつ身についていきます。やがて日常生活の中で周りと折り合うことを覚えていけば、イヤイヤ期は卒業です。
魔の2歳児とコミュニケーションをとるコツ
子どもの気持ちを聞いて受け止める
子どものイヤイヤが始まったとき、頭ごなしに叱るだけでは逆効果の結果になります。自分の気持ちがママやパパに伝わらなくて、ますます激しくなるばかりです。
このようなときには、本当は何をしたかったのかを優しく聞き、子どもの気持ちに寄り添ってみてください。その上で、物に当たったりせずに言葉で説明することの大切さに気づくように促しましょう。
自分の気持ちを受け止めてくれたことがわかると、子どもは安心します。そして、少しずつ要求の仕方を身につけていって、イヤイヤ期を卒業していくようです。
子どもの性格に合わせて代弁をする
たとえば遊びの中で思いどおりにいかなかったとき、ある子は物に八つ当たりして近くのおもちゃを投げてしまうかもしれません。別の子は、ママに助けを求めるために駄々をこねることもあるでしょう。
多くの2歳児は、自分が嫌なことや困っていることを言葉でうまく説明できません。だから、その子なりの方法を使って伝えようとしているのです。
このようなときには、子どもの性格を理解した上で気持ちを代弁するとよいでしょう。子どもの気持ちをママが代弁することで、子どもは困ったときに言葉でどのように伝えればよいのかを学んでいくのです。
叱るときは短く!気持ちを大切にして
もし子どもが周りに迷惑になるような言動をしたときには、きちんと叱ることもママやパパの大切な役目です。迷惑になる言動を叱らなければ、子どもは良いことと悪いことの区別を学ばずに成長してしまいます。
子どもを叱るときのポイントは、短い言葉で伝えることです。その場で「なぜいけないのか」を端的に叱りましょう。
このとき、怒鳴ってはいけません。子どもの気持ちを大切にしながら、わかりやすい言葉で伝えましょう。すぐにわからせようとするのではなく、長い目で見守ることも必要です。
ママのイライラを軽減するコツ三つ
時間のゆとりは心のゆとりにつなげやすい
イヤイヤ期は、自我が芽生え始めて周りとのコミュニケーションのとり方を学んでいる大切な時期です。子どもの健やかな成長のためにも、子どもとの時間を大切にしましょう。
ママのイライラを解決するコツは、時間にゆとりを持つことです。すべての行動がこれまでの倍以上の時間を想定していれば、ママがイライラする回数は減っていくことでしょう。するとママの心にもゆとりが生まれ、子どもも穏やかな気持ちで生活できるようになるかもしれません。