人気のインテリアコーディネーター資格とは?試験内容と勉強方法
インテリアを考えるのが好きで、もっと本格的に勉強してみたい、将来の仕事に生かしてみたいと思っているママもいるかもしれません。そんなママには、インテリアコーディネーターの資格がおすすめですよ。今回はインテリアコーディネーターの仕事内容とその資格や試験、最適な勉強方法についてお話しします。
インテリアコーディネーターの仕事とは
室内全体のインテリアをコーディネートする
昭和30~40年ごろの経済成長により住宅が大量に供給され、それによって国内のインテリア産業も大きな発展を遂げました。欧米式の生活スタイルが日本に定着していき、日本人のインテリアへの意識が変わっていったのです。
この流れの中で、インテリアに関する専門的な知識と技術を持った専門家が求められるようになり、昭和50年代にインテリアコーディネーターという職業が誕生しました。
相手のイメージを理解し最適な空間を作る
そのためには、依頼主の好みや家族構成、生活スタイル、予算などをきちんと把握する必要があります。そして集めた情報から、色々なアイデアを提案し、具体的にどうしたらよいのかなどインテリアのイメージをまとめて提案するのです。
このように、ただインテリアの組み合わせを考えるだけでなく、相手のニーズを正確に把握し、希望のイメージを理解して具体的に提案しなければならないので、住居や販売に関する幅広い知識やさまざまな能力が求められる職業ともいえるのです。
想像力とコミュニケーション能力が要の仕事
依頼主の要望を聞き出すのはもちろんのこと、設計士や工事監督、建築職人などの人たちとコミュニケーションを綿密に取りながら、いかに依頼主の希望に沿ったインテリアを作り上げていくかが重要になっていくので、コミュニケーション能力も欠かせません。
このように、インテリアコーディネーターは依頼主と工事に実際に関わる人たちとの間をとりもつ大切な役割を果たすのです。人とコミュニケーションを取るのが得意、人の話をじっくりと聞くのが好きというママには向いているかもしれませんね。
インテリアデザイナー資格や試験について
資格を持っていなくても仕事は可能である
大学や短大、専門学校などを卒業してからインテリアメーカーなどに就職をし、インテリアデザイナーとして仕事をしている人もいることでしょう。学校での専門が空間デザインや建築系だと有利かもしれません。
しかしインテリアデザイナーの仕事は、資格や学歴は必須ではないので誰でも仕事を始めることは可能です。まったくの未経験だと少し大変かもしれませんが、インテリア雑貨や家具、カーテンなどの販売経験があるとプラスになりますよ。
一次試験は範囲が広いので効率的に対策を
この試験は、一次試験と二次試験の2部に分かれており、一次試験合格者のみが二次試験を受験することが可能です。
一次試験では主に、インテリアのエレメントである家具の構造や装飾の種類、人間工学や色彩、販売実務やプレゼンテーションについてなどインテリアに欠かせない幅広い知識を問われます。ほかにもインテリアの歴史や建物の構造や設備、環境についてなどの基本も学んでいる必要があり、範囲が広く効率的に対策をとることが必要です。
二次試験は試験時間の配分の仕方が重要!
今までインテリアの図面など描いたことがないというママも多いと思います。二次試験までにしっかりと効率よく短時間に図面を描く練習をし、試験当日はさらっと描くことができるようにしたいですね。
試験場に持ち込む色鉛筆や三角定規、分度器、コンパスなどは早いうちに購入し、試験前にできるだけ家で使い慣れておくことをおすすめします。
育児中に資格を取るための最適な勉強方法
育児中の忙しいママは通信講座が効率がよい
育児中の忙しいママには、通信講座が効率よいのでおすすめです。朝、子どもが起きる前に早起きして勉強したり、夜子どもを寝かしつけた後にテキストを開いたりして、家事と育児の空き時間を利用して効率よくすすめることができます。
定期的に課題をこなし添削をしてもらうと、自分の弱点などを客観的に見てもらうこともできますよ。課題があれば、それに合わせたペースで勉強を進めることができるので、独学で試験対策をするのに自信がないというママにもぴったりです。
参考書を買って独学でするよりも、モチベーションを維持しながら効率よく学ぶことができますよ。