自然の中で暮らす夢を実現しよう!自然に触れるメリットと楽しみ方
「自然の中で子育てをしてみたい」と一度は考えたことはありませんか。空気もきれいでのんびり過ごせそうというイメージがありますよね。ただ、実際はどういう生活になるのか不安に感じることも多いでしょう。ここでは、子どもが自然の中で育つメリットや自然を体験できる方法などをご紹介します。
自然の中で暮らすことの子どもへのメリット
草木や虫との触れ合いで命の大切さを学べる
自然の中では、草木や虫と触れ合えるチャンスがたくさんあって、それが命の大切さを学べるきっかけになるのではないでしょうか。
たとえば、親鳥からエサをもらっている雛鳥を見て、子どもは「鳥さん何しているの?」と思うかもしれません。そんなときに「子どもが元気に大きくなれるように、ママがご飯をあげているんだよ」と命を大事に育てていることを教えられますよね。
ほかにもカブトムシが一生懸命羽化する様子や萎れた草木などを見て、新しい命が生まれる尊さや、いつかは終わりがあるということも自然と学べるでしょう。
五感が刺激され好奇心や感受性が磨かれる
自然の中には、木や草の色、風や川の流れる音、土の香り、動物たちの鳴き声など、五感を刺激することがいっぱいで歩くだけで楽しめるものです。「あの葉っぱはおもしろい形をしている」「鳥の鳴き声はどこから聞こえてくるのだろう」「川の水に触ってみたい」など、好奇心や感受性も磨かれますよ。
家の中でおもちゃやゲームばかりして遊んでいるという子も、自然の中にこんなにおもしろいことがあるのだということに気づけば「もっと外へ出て遊びたい」と感じてくれるでしょう。
筋力やバランス感覚など身体能力が高まる
また、道の端にある大きな岩に足をかけたり、低い木の枝にぶらさがったりと、自然の中には子どもにとって楽しいことがいっぱいです。わざわざアスレチックや公園にお出かけしなくても、子どもが自分から遊びを見つけて身体能力を高められるメリットがあります。
最近は、体力がなくほっそりした子どもが多いといわれています。たくさん遊んでいるように見えても、あまり体を使った遊びができていないのかもしれませんね。
長期休暇や週末に自然の中で過ごしてみよう
家族で気軽にできる「農業体験」
土に触れて野菜や果物を収穫、田植え、植え付けなどを体験することで、農業の大変さや楽しさを実感できるとともに、食や自然の大切さを学ぶことができます。
野菜を収穫してその場で食べるという1時間程度の体験もありますが、移住を考えているなら、農家に民泊しながら農業と自然の中での暮らしを体験できる農家民泊がおすすめです。
農家で暮らす人たちの話が聞けて地元の人たちとの交流も楽しめます。都会の家ではほとんど見られない、五右衛門風呂やかまど、いろりなどを体験できるのも楽しみの一つです。
0歳から自然に触れ合う「森のようちえん」
活動団体は、認可幼稚園や認可保育園、自主保育、共同保育、育児サークル、子育てサロン、子育てひろば、認可外保育施設、NPO法人、自然学校、自然体験活動団体などです。
森の中を散策する、川遊びをする、野菜の種まき、山菜の収穫、田植えや稲刈りなど、ほかにも団体によって様々な活動を行っています。予約なしで参加できるところもありますし、妊娠中のママが参加できるものもあるようですので、気軽に参加してみてくださいね。
森のようちえんとは | NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟
近年わが国での子どもをとりまく環境は一段と厳しさを増しています。なかでも幼児の自然体験をはじめとする体験活動の欠如が指摘されています。そのような中、乳児・幼少期の子どもたちへ自然体験の機会を提供しようと活動する団体や個人が増え、「森のようちえん」という呼び名の活動が広まってきています。
「グリーン・ツーリズム」で自然に親しもう
具体的には、農家に民泊して以下のようなことを体験しながら過ごします。
・野菜の収穫
・地産地消の食事
・地域の文化探訪
・自然散策
・田植え、稲刈り、植え付け
・収穫した野菜での調理
様々な体験を通して、新しい発見があったり、田舎暮らしの魅力を知ったりできるのは楽しいものですよ。
民泊なので受け入れは1日1組のところもあります。子どもが騒いだり泣いたりするのが気になってお泊りでのお出かけができないと悩んでいたママも、農家に民泊するグリーン・ツーリズムなら気兼ねはいりませんね。採れたての野菜を使って離乳食作りをしてみるのもよいですよ。