子どもが歩く時期はいつから?上手な練習方法や注意点について
子どもの成長はとても早くて驚きますよね。この間まで、おっぱいを飲んで寝てばかりの赤ちゃんと思っていたら、寝返りしたり、ハイハイしたりと、どんどん活発に動けるようになります。そうなると、次に気になるのはいつから歩くのか、ですよね。歩く時期や、練習のしかた、注意することなどをまとめてみました。
子どもはいつから歩きはじめるの?
子どもが歩き出す平均的な時期の目安
平均では1歳前後といわれていますが、あくまでも目安として考えてくださいね。「歩く」という行為には、体重や様々な筋肉の発達、平衡感覚など総合的な成長が関わってきます。
早い子では8カ月頃から、遅い子では1歳6カ月ごろから歩きはじめるといわれています。これだけ個人差の大きなものですので、「同じ月齢の子が歩きはじめているのに」などと不安になることはないようです。
歩きはじめるのが遅いときの理由
まず、赤ちゃん自身に歩きたいという欲求が少ないことです。赤ちゃんが歩くことに興味をもっていると、何としてでも自分でその場所に行きたいとか、歩くことで見える視野が広がり、景色が変わることを楽しめるのですが、ハイハイや抱っこが大好きで、まだ歩きたくないのかもしれないですね。
また、性格も影響することがあります。生まれつき慎重な性格の子は、「歩く」という初めてのことに慎重になり、なかなかやってみようという気が起きないので歩かないという場合もあるようです。
子どもによって個人差がある
歩くことも同様に、子どもによって歩くことへの興味も、歩くための体の成長も様々です。早くから歩き出す子もいれば、つたい歩きをせずにいきなり歩けるようになる子、ハイハイをしないまま突然歩きだす子など本当にいろんな例があります。
我が子可愛さで神経質になりがちですが、うちの子のペースはどうかな?と観察するくらいの気持ちでゆったり見守れるとよいですね。歩き出せばもう可愛いハイハイも見られなくなると考えると、歩くのも楽しく待つことができるかもしれませんね。
子どもが上手に歩くための練習方法
ペンギン歩きを親子で楽しんでみよう
おすすめは「ペンギン歩き」です。やり方は、親の足の甲の上に、同じ方向を向いた子どもを立たせるのですが、子どもの両脇の下をもって体を支えてあげるのがポイントです。その状態で「いち、に、いち、に」とリズムをつけながら歩きます。ペンギン歩きは、大好きなママ、パパと一緒に楽しめ、スキンシップもできるので、子どもがとても喜びますよ。
ペンギン歩きは楽しいので、子どもは何度も繰り返しやりたがります。パパ、ママは前かがみの姿勢が続くので少しつらいかもしれませんが、夫婦で交代するか、普段あまり子どもと遊べないパパ担当にしてもよいかもしれませんね。
子どもの両手を持って支えてみよう
このような場合は、子どもの両手を持って支えてあげると、バランスが取れて1.2.3とどんどん進みやすいですよ。ついリズムで1.2.3.4と勢いで進みがちですが、焦らず、急がず、子どもの歩くペースに合わせてあげましょうね。こうして、子どもが歩く感覚を覚えるのです。
歩く練習をするときは裸足で
また、まだ上手に歩けない子どもにとっては、靴下や靴はとても違和感があり、嫌がります。滑ることや、歩きにくくて危険なこともあるので、歩く練習には不向きです。
素足で歩くことは足の裏を刺激するので、脳や筋肉の発達に効果的ですし、土踏まずの形成にも大切です。足でしっかり体重を支え、子ども自身が歩く感覚をつかみやすいので、歩く練習には素足がよいでしょう。
子どもが歩きはじめたら注意すること
行動範囲が広くなることを覚えておこう
まず、子どもは歩き出すと、視線も高くなるため、今まで手が届かなかった高い所にも興味を持ちます。子どもが立ったときの目の高さと、手が届く範囲を考えて、子どもが触ると危険なものは置かないようにしましょう。
また、トイレや浴室、洗濯室、台所など、何にでも好奇心いっぱいの子どもは近づきます。親が気付かない間に事故に繋がるといけないので、ドアを閉めるなど、子どもが入れないように工夫が大切ですね。