行き過ぎた節約はケチの原因に。切り詰めすぎずにお金と付き合おう
子どもの教育費を貯めるために節約を始めたのに、節約し過ぎて生活がしにくくなっている方はいませんか?節約とケチは紙一重なので、上手に節約するのは意外と難しいのかもしれませんね。ここでは、節約とケチの違いや上手に節約する方法などをご紹介します。
節約とケチの境界線はどこにある?
節約とは日々の生活の中で無駄を省くこと
たとえば、固定費の中ですぐに節約ができるものといえば通信費ですよね。大手キャリアと格安スマホでは毎月かかる通信費に大きな差が出るため、格安スマホにすると通信費をかなり節約することができますよ。
また、食費や日用品も見直すと無駄な出費に気づくことがあります。食費は休日に安いスーパーでまとめ買い、日用品はドラッグストアで買うなど、工夫をすれば節約効果が期待できるでしょう。このように無駄を省いて出費を減らすことで、家計にゆとりが持てるかもしれませんね。
必要な出費まで削ってしまうことはケチに
しかし必要な出費を削ってしまうと、生活に支障をきたす場合があります。栄養バランスを考えずに安い食材ばかりを使って料理をすると家族の健康を保てませんし、食事をする楽しみも失いますよね。また、服や美容代、趣味やレジャー費まで削ってしまうと、リフレッシュもできなくなります。
必要な出費を大きく削ってしまうのは、節約ではなくケチといえるでしょう。ケチになると色々な部分を削って、家族や自分のことまで追い詰めてしまう可能性があるので注意が必要ですよ。
出費を惜しみ過ぎると交友関係にも影響が
たとえば、友だちの結婚式のご祝儀や出産祝いなど、お祝いごとのご祝儀を削ると、受け取った相手は嫌な気持ちになるかもしれませんよね。これからも仲良くしていきたい大切な仲間に対しては、お金を使うところは使って交友関係を良好に保ちましょう。
また、上司や同僚など、お世話になっている方への贈り物も節約せずにお金を使いたいところですよね。贈った相手が何も思わなくても、それを見た周りの方から「上司にその贈り物はダメでしょう」と思われることもあるので、大切な人にはお金を使わなくてはならないときもありますよ。
行き過ぎた節約はケチな人になってしまう
食事の内容は栄養よりも金額重視
食材を買うときに、栄養バランスよりも金額重視で安い食材しか買わない方もいるでしょう。確かに安い食材を購入すると食費をかなり削ることができますが、もやしやじゃがいも、人参など、同じ野菜ばかり使うため、色々な栄養分を摂取することが難しくなりますよね。
料理のレパートリーを工夫しても、毎日同じ食材ばかりでは飽きてくるでしょう。また、栄養バランスに偏りがあると、抵抗力が弱くなり風邪を引きやすくなる、体力がつかず疲れやすい、精神面が不安定になりやすいなど、体や心に影響をおよぼすこともあるようです。
子どもの楽しみや将来を失う可能性も
子どもは遊びをとおして色々なことを学び成長していくので、小さなころにたくさんの体験をしておくことでチェレンジ精神が持てたり、感性を豊かになったりするのです。しかし、子どもが「やってみたい」「行ってみたい」と言ったことに「お金がないからダメ」としつけをしていると、「何も挑戦できないんだ」と何事にも消極的になってしまいます。
子どもの将来の可能性を広げるためにも、節約のし過ぎには注意したいですね。
我慢が積もってストレスの原因に
ダイエットと同じように、節約も無理に進めるとストレスが溜まってイライラしますよね。節約のストレスによってパパや子どもに当たってしまうと、家族仲も悪くなってしまいます。
家族みんなが笑顔でいるためには、ストレスにならない程度に上手に節約することが大切です。たまにはストレス発散にお金を使って楽しみましょう。
ケチにならずにお金と上手に付き合おう
人との付き合いを結ぶ交際費は削らない
友だちや上司、同僚、家族など、人との付き合いを結ぶ交際費は、なるべく削らないようにしましょう。もちろん頻繁に飲み会などに行くと交際費が高額になって家計を苦しめるので、毎月◯円と予算を決めておくとよいですね。
人との付き合いを節約し過ぎると、「いつの間にか周りに誰も寄り付かなくなった」と悲しい結果が訪れることもあります。大切な人との縁はお金を使っても大事にしましょう。